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標準出力をメインのフレームバッファから増設したフレームバッファ側に変更する方法
2007/5/23更新
対応バージョン: 3
以下の手順で作業する。
現在の標準出力(output-device)を確認する
システムの標準出力先はPROMのoutput-device変数で指定できるのでまず現在の設定を確認する。
ok printenv output-device output-device = screen
デフォルトの設定ではscreenというエイリアス名が設定されている。
以下のコマンドでscreenに対応するフレームバッファのデバイス名を確認する。
ok devalias screen screen /pci@1f,0/pci@5/TSI,gfxp@2
使用できるフレームバッファの一覧を表示し、出力結果から標準出力に設定するフレームバッファを選択する
ok show-displays a) /pci@1f,0/pci@5/TSI,gfxp@2 ← 現在の出力先 b) /pci@1f,0/pci@5/SUNW,m64B@1 q) NO SELECTION Enter Selection, q to quit:b ←ここで選択する。
選択したデバイスをコンソールデバイスとして設定する
ok setenv output-device <「Control」+「Y」>
設定内容を確認する
ok printenv output-device output-device = /pci@1f,0/pci@5/SUNW,m64B@1
システムをリセットして設定を反映させる
ok reset
設定を元に戻したい場合は以下のようにoutput-deviceの値を変更する
ok setenv output-device <screenまたはその他のデバイス名> ok reset