Aipo
2011/9/8更新
対応バージョン: 6.0.1.0
Aipo公式サイト
準備
アップデータ(aipo_update6010ja_linux.tar.gz)の他、パッチ(6010PatchRev1.zip)も入手しておく。
導入OS
Ubuntu 11.04
アップデート
事前バックアップ
まず既存データのバックアップを取得しておく。
% cd /usr/local/aipo/bin % sudo sh ./backup_handler.sh
→バックアップファイルは/usr/local/aipo/backup/YYYYMMDDhhmm配下に作成される。
次にアップデートに先立ちAipoを停止しておく。
% sudo sh /usr/local/aipo/bin/shutdown.sh
アップデート
導入OSがUbuntuの場合、アップデータの一部に修正が必要なファイルがあるので以下のとおり修正する。
% tar zxvf aipo_update6010ja_linux.tar.gz % cd aipo_update6010ja_linux % tar zxvf update6010.tar.gz % cd update6010/bin % vi utf8/aipo_update.sh
LANGをCに変更するため以下の行を追加
8 LANG=C
サーバの動作IPアドレスを特定するためのスクリプトが存在しないので以下の行をコメントアウト
9 # . /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
grepをデフォルト動作にするためフルパスで指定(grep -> /bin/grep)
12 addr=`ifconfig eth0 | /bin/grep "inet addr" | cut -f 2 -d :| cut -f 1 -d " "`
関数定義の書式を変更(複数箇所)
(変更前)
49 function restorefunc 71 function restoreDBfunc
(変更後)
49 restorefunc() 71 restoreDBfunc()
パッチ適用
% sudo sh aipo_update.sh /usr/local/aipo : ==Aipo6.0.1.0アップデート終了== user:aipo_postgres0 pass:******** directory:/usr/local/aipo port:5432 Aipo URL: http://:80/aipo/
ApacheからProxyAjpを使用してAipoに接続していた場合は以下のコメントを外して同ポートを使用可能にする(Aipo6からデフォルトで使用しない設定になった)
% sudo vi /usr/local/aipo/tomcat/conf/server.xml 89 <!-- Define an AJP 1.3 Connector on port 8009 --> 90 <!-- 91 <Connector port="8009" protocol="AJP/1.3" redirectPort="8443" /> 92 -->
Aipo起動
% sudo sh /usr/local/aipo/bin/startup.sh
パッチ適用(Aipo6.0.1不具合修正)
% unzip 6010PatchRev1.zip % cd 6010PatchRev1 % sudo sh batch.sh
Aipo再起動
% sudo sh /usr/local/aipo/bin/shutdown.sh % sudo sh /usr/local/aipo/bin/startup.sh
2011/5/29更新
対応バージョン: 6.0.0.0
リストアツールのrestore_handler.shを実行すると以下のエラーになる。
# cd /usr/local/aipo/bin # ./restore_handler.sh ./restore_handler.sh: 8: function: not found [0] キャンセル バックアップファイルを選んで番号を入力してください
これは同スクリプトの関数定義が誤っていることによるエラーなので、以下のように修正すればよい。
(変更前)
8 function listfunc
(変更後) 書式を変更
8 listfunc()
また、以下も誤っているので合わせて修正する。
(変更前)
25 let str=`echo $* | cut -f $select -d " " `
(変更後) letを削除
25 str=`echo $* | cut -f $select -d " " `
2011/5/28更新
対応バージョン: 6.0.0.0
Aipoと同一ホストでWebサーバ(Apache)が動作している場合にリバースプロキシ経由で外部からAipoに接続するにはmod_proxyを使用する。
Webサーバ/Aipoそれぞれの状態を以下のとおりとする。
Webサーバ
待ち受けポート
80
プロキシ対象パス
/aipo
Aipo
待ち受けポート
81
上記の場合、httpd.confに以下の設定を行う。
ProxyRequests Off ProxyPreserveHost On ProxyPass /aipo http://127.0.0.1:81/aipo ProxyPassReverse /aipo http://127.0.0.1:81/aipo
ApacheがHTTPS接続の場合はProxy先をAJPの8009番ポートにすることでHTTPSのままAipoサーバに接続できる。
ProxyRequests Off ProxyPreserveHost On ProxyPass /aipo ajp://127.0.0.1:8009/aipo ProxyPassReverse /aipo ajp://127.0.0.1:8009/aipo
関連資料・記事
2011/5/28更新
対応バージョン: 6.0.0.0
公式サイト
導入OS
Ubuntu 11.04
インストール
AipoのDBエンジンであるPostgreSQLを実行するのに必要なReadline, Ncurses, zlib をインストール
% sudo apt-get install libreadline5-dev libncurses5-dev zlib1g-dev
配布ファイル展開
% tar zxvf aipo6000ja_linux.tar.gz % tar zxvf aipo6000.tar.gz
インストール
% sudo cp -r aipo /usr/local % cd /usr/local/aipo/bin % sudo vi utf8/installer.sh PostgreSQLアカウントパスワード生成用乱数追加(数値は任意) 113 RANDOM=23342135 下記のrpm関連行をコメントアウト 249 rpm -qa --qf "%{GROUP},%{NAME}\n" > ${script_path}/bin/rpmlist 250 251 tmp_str=`cat ${script_path}/bin/rpmlist | grep readline-devel` 252 253 if [ "$tmp_str" != "" ]; then 254 echo "checking readline... ok" 255 else 256 echo "checking readline... error" 257 echo "readline-develが見つかりませんでした。" 258 echo "readline-develをインストールしてください。" 259 check_str="ERROR" 260 fi 261 262 tmp_str=`cat ${script_path}/bin/rpmlist | grep zlib-devel` 263 if [ "$tmp_str" != "" ]; then 264 echo "checking zlib... ok" 265 else 266 echo "checking zlib... error" 267 echo "zlib-develが見つかりませんでした。" 268 echo "zlib-develをインストールしてください。" 269 check_str="ERROR" 270 fi 271 272 tmp_str=`cat ${script_path}/bin/rpmlist | grep nmap` 273 if [ "$tmp_str" != "" ]; then 274 echo "checking nmap... ok" 275 else 276 echo "checking nmap... error" 277 echo "nmapが見つかりませんでした。" 278 echo "nmapをインストールしてください。" 279 check_str="ERROR" 280 fi 待ち受けポートを変更する場合、以下を編集 490 s_port_num=80 % sudo sh ./installer.sh : (時間がかかる) : ==Aipo6.0.0.0インストール終了== user:aipo_postgres pass:********* directory:/usr/local/aipo/./postgres port:5432 Aipo URL: http://127.0.0.1:80/aipo/
インストール物 (man,infoは除く)
/usr/local/aipo/*
その他、管理者アカウントaipo_postgres(グループも同じ)が作られる。
動作確認
デーモンを起動する。
% sudo /usr/local/aipo/bin/startup.sh
Webブラウザでインストール時に表示されたURLにアクセスできることを確認する。
まず一般ユーザでのログインテストを行う。
デフォルトで3人のユーザが登録されているのでそのどれかでログインできることを確認する。各ユーザともパスワードは設定されていない。
次に管理者アカウントでのログインテストを行う。
管理者アカウントでログインする場合は「ユーザー一覧から選択する」のチェックを外し、 アカウント「admin」(パスワードも同じ)でログインする。
デーモンを終了させるには停止スクリプトを実行する。
% sudo /usr/local/aipo/bin/shutdown.sh
initスクリプト設置
% sudo vi /etc/init.d/aipo #!/bin/sh case "$1" in 'start') echo "Starting Aipo" /usr/local/aipo/bin/startup.sh echo "Done." ;; 'stop') echo "Stopping Aipo" /usr/local/aipo/bin/shutdown.sh echo "Done." ;; *) echo "Usage: /etc/init.d/aipo [ start | stop ]" ;; esac exit 0 % sudo chmod +x /etc/init.d/aipo % sudo update-rc.d aipo defaults 95 10