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この世界の片隅に【映画】

日本中の想いが結集!100年先も伝えたい、珠玉のアニメーション Blu-ray & DVD好評発売中!
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  • 映画「この世界の片隅に」オリジナルサウンドトラック 2016年11月9日発売
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作品について

  • すずさんの世界を彩る女優・のん、音楽・コトリンゴ

    主人公すずさんを演じるのは女優・のん。片渕監督が「ほかには考えられない」と絶賛したその声でやさしく、柔らかく、すずさんに息を吹き込みました。すずさんを囲むキャラクターには細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、牛山茂、新谷真弓ら実力派が集結。松竹新喜劇の座長・澁谷天外も特別出演しています。
    本作の音楽はコトリンゴが担当。ナチュラルで柔らかい歌声と曲想が、すずさんの世界を優しく包みこみます。

  • 監督・片渕須直×原作・こうの史代―信頼しあう2人のタッグ 再び―

    監督は片渕須直。第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞の前作『マイマイ新子と千年の魔法』(09)は観客の心に響き、異例の断続的ロングラン上映を達成しました。徹底した原作追及、資料探求、現地調査、ヒアリングを積み重ね、すずさんの生きた世界をリアルに活き活きと描き出した本作には紛れもなく今の私たちの毎日に連なる世界があります。
    原作はこうの史代。第13回メディア芸術祭マンガ部門優秀賞ほか各メディアのランキングでも第1位を獲得。綿密なリサーチによる膨大な情報と、マンガ表現への挑戦がさりげなく織り込まれており、その創作姿勢と高い完成度から多くのマンガファン・書店員から熱い支持を得ています。NHK『花は咲く』アニメ版でタッグを組んだ2人が再び結集し、新たな感動をお届けします。

  • 「この映画が見たい」の声が生んだ、100年先に伝えたい珠玉のアニメーション

    クラウドファンディングで3,374名のサポーターから39,121,920円の制作資金を集めた本作。日本全国からの「この映画が見たい」という声に支えられ完成した『この世界の片隅に』は、長く、深く、多くの人の心に火を灯し続けることでしょう。100年先にも愛され続ける映画が、ここに誕生しました。

ものがたり

18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。
良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。
見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。

夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい。隣保班の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。

ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。
またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱える。

1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくる――。

すずさんの生きた時代(年表)を見る

キャラクター・キャスト

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  • 北條すず(旧姓:浦野)

    広島市江波に生まれる。絵を描くことが大好きな女性。幼少の頃、ばけもんや座敷童子に出会う不思議な体験をする。18才で呉へ、北條家のお嫁にやって来る。夫の周作をはじめ、北條家を中心とした新しい暮らしが始まる。

    声:のん

    1993年7月13日生まれ、兵庫県出身。趣味・特技:ギター。絵を描くこと。洋服作り。本作でアニメーション映画初主演を飾る。

    のんさんのコメントはこちら

    のんさんコメントclose

    オファーを受けた時は、すごく本当に、とんでもなく嬉しくて、なんか地面からふわっと浮いちゃいそうなくらい嬉しかったです!映像を見させていただいたり、原作も読ませていただいて、すごい映画だと思ったので、ぜひやりたいと思いました。普通でいられる事が幸せだなあと思える作品だと思うので、そういう部分を感じていただきたいなと思います。そして、是非ご家族の方を誘って見ていただきたいです。大切な感覚を一緒に共有出来ると思うんです。

  • 北條周作

    北條家長男。海軍軍法会議所の録事(書記官)を勤める。幼い頃に出会ったすずを探し、結婚する。慣れない土地や環境で生活を始めるすずに優しく接する。

    声:細谷佳正 ほそや よしまさ

    広島県尾道市出身。『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(15/長井龍雪監督)や『アルスラーン戦記』(15/阿部記之監督)、『亜人』(15/瀬下寛之監督)など出演作多数。海外ドラマ・洋画の吹替やナレーションなど精力的に活躍中。

  • 黒村径子

    周作の姉。娘の晴美を連れて北條家に出戻る。すずとは対照的にテキパキと働く。

    声:尾身美詞 おみ みのり

    東京都出身。劇団青年座に所属し、『ブンナよ、木からおりてこい』などの舞台を中心に活動。海外ドラマの吹替などでも活躍している。

    黒村晴美

    周作の姪で、径子の娘。5才。すずと仲良くなり、ふたりで絵を描いたり船を見たりして日々を過ごす。

    声:稲葉菜月 いなば なつき

    2005年生まれ、アニメーション映画『アナと雪の女王』(13/クリス・バック監督、ジェニファー・リー監督)で日本語吹替版・アナの幼少期を演じ、注目を浴びる。TVアニメ『がんばれ!ルルロロ』(14~/児玉徹郎監督、うもとゆーじ監督)に出演中。

  • 北條円太郎

    周作の父。海軍の呉工廠に勤務する。どこかのんびりとしたムードで、家族を包みこんでいる。

    声:牛山茂 うしやま しげる

    長野県出身。劇団昴に所属。主な舞台出演作に『アルジャーノンに花束を』(劇団昴)、『ら・ら・ら』(劇団朋友)、声優としてTV アニメ『昭和元禄落語心中』(16/畠山守監督)、『わしも-WASIMO-』(14~/川瀬敏文監督)、ディズニーアニメや海外ドラマの吹替など、幅広く活躍している。

    北條サン

    周作の母。足を痛めており、ひとりで歩くのもままならない。穏やかに温かく家族を見守っている。

    声:新谷真弓 しんたに まゆみ

    広島県出身。劇団「ナイロン100℃」に所属。舞台での活躍を中心に、実写映画『キューティーハニー』(04/庵野秀明監督)への出演や、声優としてTVアニメ『彼氏彼女の事情』(98~99/庵野秀明監督ほか)、『キルラキル』(13~14/今石洋之監督)などに出演。多彩な才能をみせる。

  • 水原哲

    すずの小学校の同級生でガキ大将だった。海軍に入隊し、重巡洋艦「青葉」の乗組員となる。入湯上陸の際、すずに会うため北條家にやってくる。

    声:小野大輔 おの だいすけ

    高知県出身。『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ(12~/津田尚克監督)、『宇宙戦艦ヤマト2199』(13/出渕裕総監督)、『おそ松さん』(15~16/藤田陽一監督)など数多くの作品に出演。主演作『黒執事 Book of the Atlantic』(阿部記之監督)が2017年公開予定。

    白木リン

    遊郭で働く女性。遊郭に迷いこんだすずを助け、仲良くなる。悩むすずに「この世界にそうそう居場所はなくなりゃせんよ」と声をかける。

    声:岩井七世 いわい ななせ

    NHK『天才てれびくん』シリーズでデビュー。ファッション雑誌「ラブベリー」の専属モデルとしても活躍。その後女優としてドラマ映画、舞台に活躍。近年の出演作としてWOWOW『沈まぬ太陽』(16/水谷俊之監督、鈴木浩介監督)、映画『スリリングな日常』(16/熊澤尚人監督)、『傷だらけの悪魔』(17/山岸聖太監督)の公開も控えている。

  • 浦野すみ

    すずの一歳下の妹。幼い頃からすずと仲が良かった。女子挺身隊として陸軍の工場で働いている。いい仲の美男子の将校さんがいるらしい。

    声:潘めぐみ はん めぐみ

    東京都出身。2011年『HUNTER×HUNTER』(神志那弘志監督)の主人公役に大抜擢され本格的に声優デビュー。主な出演作に『俺物語!!』(15/浅香守生監督)『リトル ウィッチ アカデミア』 (13/吉成曜監督)など。

  • 浦野十郎・キセノ

    すずの両親。海苔業を営んでいたが埋め立てにより廃業。現在は埋め立て地に出来た工場に勤めている。

    声:(父・十郎)小山剛志 こやま つよし

    声:(母・キセノ)津田真澄 つだ ますみ

    森田イト

    すずの祖母。すずの叔父たち一家とともに広島の草津に住み、海苔業を営む。すずが子どもの頃、毎年夏になると着物を仕立ててくれた。

    声:京田尚子 きょうだ ひさこ

  • 小林の伯父・伯母

    北條円太郎の姉夫婦。周作とすずの結婚では仲人をつとめた。空襲で家が焼けてしまい、北條家に住むようになる。

    声:(小林の伯父)佐々木望 ささき のぞむ

    声:(小林の伯母)塩田朋子 しおた ともこ

    知多さん刈谷さん堂本さん

    同じ隣保班のご近所さん。几帳面な知多さんと鷹揚な刈谷さんはいつもぶつかっている。

    声:(知多さん)瀬田ひろ美 せた ひろみ

    声:(刈谷さん)たちばなことね

    声:(堂本さん)世弥きくよ せみ きくよ

スタッフ

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  • 片渕須直監督・脚本

    アニメーション映画監督。1960年生まれ。日大芸術学部映画学科在学中から宮崎駿監督作品『名探偵ホームズ』に脚本家として参加。『魔女の宅急便』(89/宮崎駿監督)では演出補を務めた。T Vシリーズ『名犬ラッシー』(96)で監督デビュー。その後、長編『アリーテ姫』(01)を監督。TVシリーズ『BLACK LAGOON』(06)の監督・シリーズ構成・脚本。2009年には昭和30年代の山口県防府市に暮らす少女・新子の物語を描いた『マイマイ新子と千年の魔法』を監督。口コミで評判が広がり、異例のロングラン上映とアンコール上映を達成した。またNHKの復興支援ソング『花は咲く』のアニメ版(13/キャラクターデザイン:こうの史代)の監督も務めている。

    コメント

    僕は、アニメの中で普通の日常生活の機微を描きたいと思っています。『この世界の片隅に』は、戦争が対極にあるので、毎日の生活を平然と送ることのすばらしさが浮き上がってくる。「日常生活」が色濃く見える。ふつうの日常生活を営むことが切実な愛しさで眺められる。これはたしかに自分がチャレンジしてみるべき作品だと強く思いました。
    僕は常々、自分たちが作れるのは映像まででしかなくて、「映画」として完成するのはお客さんの心の中でなのだと思っています。枠に切り取られた映像でしかないものの外側まで感じられれば、お客さんの心の中でどこまでも拡がっていける映画が作れると思うんです。リアリティを追求することは、世界を限定することではないんです。逆に、その世界が存在すると感じられ、見えている以外にあるものを想像力で感じられるようになると思っています。

  • こうの史代原作

    マンガ家。1968年広島県出身。1995 年『街角花だより』でデビュー。2004年に発表した『夕凪の街 桜の国』で第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞と第9 回手塚治虫文化賞新生賞を受賞。「漫画アクション」(双葉社)に連載された『この世界の片隅に』(07~09)は、第13 回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、「THE BEST MANGA2010 このマンガを読め!」第1位、「ダ・カーポ特別編集 最高の本!2010」マンガ部門第1位を獲得。その他の主な作品に『長い道』、『ぴっぴら帳』、『こっこさん』、『さんさん録』、『ぼおるぺん古事記』、『日の鳥』など。

    コメント

    『この世界の片隅に』は、いつの間にか、こんなにたくさんの素敵な出会いを重ねていました。皆様に出会えたこの作品は、わたしが思うよりずっと強運で、幸運でした。これからも周りに育まれながら、わたしの知らない大海へ乗り出してゆくのだな、と誇らしく思います。 「戦争もの」は難しいテーマだと思いますが、なるべくたくさんの人が語り、語る口も手も多いほうがいいと思っています。描き手によって切り口が違ってくると思うので、より多様なものが生まれるはずです。今度のアニメーションも、またちょっと切り口の違うものになると期待しています。マンガは基本的に一人で読むものですが、映画になるとたくさんの人と一緒に見ることができる。話すことのきっかけになる。いろんな世代の人と一緒に来て、共有していただけたら嬉しいですね。

  • コトリンゴ音楽・主題歌

    シンガー・ソングライター。2006年に坂本龍一に見い出され、シングル『こんにちは またあした』で日本デビューを飾る。以降、現在までに9枚のアルバムを発表。ソロ作品のほか、『新しい靴を買わなくちゃ』(12/北川悦吏子監督)『くまのがっこう 〜ジャッキーとケイティ〜』(10/児玉徹朗監督)など映画、アニメなどのサウンド・トラックや多数のCM音楽を手がけるなど、クリエイターからの支持も高い。近年はKIRINJIに加入し、バンド活動も行う。片渕監督の前作『マイマイ新子と千年の魔法』(09)では主題歌「こどものせかい」を担当。卓越したピアノ演奏と柔らかな歌声で浮遊感に満ちたポップ・ワールドを描きだす女性シンガー・ソングライターとして各方面から注目を浴びる。
    http://kotringo.net/

    コメント

    オファーをいただいた時は嬉しい気持ちと、片渕監督の綿密な作品作りについていけるようにと気持ちを引き締めました。
    原作には、とても不思議な引き込まれ方をしました。
    これまで読んできた戦争の時代のお話とは少し違い、その時代の普通の人々の、普通の暮らしが丁寧にかかれていて、主人公のすずさんのほんわかした雰囲気が、身近に感じられたからだと思います。 そのすずさんの心情にすごく合っているからと予告編に使用してくださっていた「悲しくてやりきれない」のカバーをさらにリアレンジしてすずさんに寄り添えるように、生楽器をメインに表現しました。

  • 浦谷千恵監督補・画面構成

    アニメーター。テレコム作品や世界名作劇場、スタジオ4℃、マッドハウスなどで活躍。『アリーテ姫』(01/片渕須直監督)では画面構成、作画監督補、『マイマイ新子と千年の魔法』(09/片渕須直監督)では絵コンテ、画面構成、作画監督として参加し、片渕須直の世界を支えている。

    イメージボード
  • 松原秀典キャラクターデザイン・作画監督

    アニメーター、キャラクターデザイナー、イラストレーター。1965年生まれ。富山県出身。ガイナックスに入社後、『ふしぎの海のナディア』(90~91/庵野秀明総監督)『新世紀エヴァンゲリオン』(95~96/庵野秀明監督)など様々な作品に関わる。その後フリーランスとなり、『サクラ大戦』(00/中村隆太郎監督)『ああっ女神さまっ』(93~94/合田浩章監督)などの大作に参加。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ(07~/庵野秀明監督)では作画監督、『とある飛空士への追憶』(11/宍戸淳監督)でもキャラクターデザインとして参加。

    原画
  • 林孝輔美術監督

    数多くのテレビシリーズ作品のほか、劇場作品では『グスコーブドリの伝記』(12/杉井ギサブロー監督)、『思い出のマーニー』(15/米林宏昌監督)、『バケモノの子』(15/細田守監督)などに背景で参加。『ジョバンニの島』(14/西久保瑞穂監督)の美術監督(共同)を務める。

    背景美術
  • 真木太郎プロデューサー

    1955年生まれ。アニメ『機動警察パトレイバー』シリーズや『天地無用!』シリーズ、『千年女優』、『ソードアート・オンライン』シリーズなどを世に送り出した。アニメーションの企画プロデュース会社「ジェンコ」の代表取締役。

    丸山正雄企画

    1941年生まれ。株式会社MAPPA会長。日本のアニメーションの黎明期から活躍。主なプロデュース作品に『千年女優』(02/今敏監督)、『パプリカ』(06/今敏監督)、『残響のテロル』(14/渡辺信一郎監督)など。

のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 牛山茂 新谷真弓/澁谷天外(特別出演)原作:こうの史代『この世界の片隅に』(双葉社刊)/音楽:コトリンゴ/監督・脚本:片渕須直 企画:丸山正雄 /監督補・画面構成:浦谷千恵 /キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典 /美術監督:林孝輔 色彩設計:坂本いづみ /動画検査:大島明子 /撮影監督:熊澤祐哉 編集:木村佳史子 /音響効果:柴崎憲治 /録音調整:小原吉男 /プロデューサー:真木太郎 製作統括:GENCO/アニメーション制作:MAPPA/配給:東京テアトル 助成:文化庁文化芸術振興費補助金/製作:「この世界の片隅に」製作委員会
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