ロジクールのゲーミングブランド「Logicool G」から、「PROシリーズ」よりもさらに上のハイエンドライン「PRO Xシリーズ」が登場する。
シリーズを構成するラインアップは、ゲーミングマウスの新モデル「PRO X SUPERLIGHT 2 LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミングマウス」(以下、「PRO X SUPERLIGHT 2」)、ゲーミングキーボードの新モデル「PRO X TKL LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングキーボード」(以下「PRO X ワイヤレス キーボード」)に、7月に先行発表されたゲーミングヘッドセット「PRO X 2 LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングヘッドセット」(以下「PRO X 2 ワイヤレス ヘッドセット」)を加えた全3モデル。「PRO X 2 ワイヤレス ヘッドセット」には、新色のマゼンタも追加される。いずれも10月13日発売だ。
ゲーミングブランド「Logicool G」の新ハイエンドライン「PRO Xシリーズ」
同社独自の2.4GHzワイヤレス接続「LIGHTSPEED」を採用した5ボタン仕様のワイヤレスゲーミングマウス「PRO X SUPERLIGHT 2」は、従来モデル「PRO X SUPERLIGHT」と共通のデザインのまま、スイッチやセンサーをアップデート。本体も60gとさらに軽量化し、“Logicool G史上最軽量の最高峰マウス”として展開する。
ワイヤレスゲーミングマウス「PRO X SUPERLIGHT 2」。カラーバリエーションは全3色
最新モデルの「PRO X SUPERLIGHT 2」(写真左)と従来モデルの「PRO X SUPERLIGHT」(写真右)。本体デザインはほぼ共通だ
スイッチには、メカニカルスイッチのクリック感のよさと、光学式スイッチのクリックの反応速度と耐久性を兼ね備えた独自のハイブリッドスイッチ「LIGHTFORCE」を採用。2022年に発売された「G502 X」や「G502 X LIGHTSPEED」など、重量級の高機能ゲーミングマウスに採用されていたものだが、ついに軽量ゲーミングマウスにも導入された形だ。
独自のハイブリッドスイッチ「LIGHTFORCE」を採用
センサーには、最大解像度32000DPIを誇る最新の「HERO2センサー」を採用。ポーリングレートは、従来モデル「PRO X SUPERLIGHT」に採用されていた「HEROセンサー」の1000Hzから2000Hzに倍増したほか、DPIの調整精度も「HEROセンサー」の50単位から5単位となり、より精密な調整が可能となった。「HEROセンサー」では調整できなかったリフトオフディスタンス(マウスを持ち上げた際にセンサーが反応しなくなる距離)も低/中/高の3段階から設定できるようになったのもポイントだ。
センサーには、最大解像度32000DPIを誇る最新の「HERO2センサー」を採用
カラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、マゼンタの全3色をラインアップ。バッテリー駆動時間は約95時間。充電端子はUSB Type-Cで、USBケーブルを使用した有線接続にも対応する(ポーリングレート2000HzはLIGHTSPEED接続時のみ)。ロジクールオンラインストアの価格は25,410円(税込)だ。
最新モデルの「PRO X SUPERLIGHT 2」(写真下)は充電端子にUSB Type-Cを採用
「PRO X TKL LIGHTSPEED」は、同社独自の2.4GHzワイヤレス接続「LIGHTSPEED」を採用した10キーレスワイヤレスゲーミングキーボードのハイエンドモデル。10キーレスワイヤレスゲーミングキーボードのハイエンドモデルとしてはすでに「G913 TKL」がラインアップされているが、「G913 TKL」は薄型ロープロファイルキーを採用したモデルなのに対し、「PRO X TKL LIGHTSPEED」はフルサイズキーキャップを採用したモデルとなっている。なお、1つのLIGHTSPEEDレシーバーで「PRO X TKL LIGHTSPEED」と「PRO X SUPERLIGHT 2」を同時接続も可能だ。
ワイヤレスゲーミングキーボード「PRO X TKL LIGHTSPEED」。カラーバリエーションは全3色
キー配列は日本語。右上には音量などをコントロールできるホイールも用意
キースイッチは、7000万回以上の打鍵耐久性を誇るメカニカルスイッチ「GX キースイッチ」を採用する。なお、同社は「PRO X TKL LIGHTSPEED」を「PRO KEYBOARD」をワイヤレス化したモデルと謳っているが、キースイッチ交換には非対応となっている。また、
「PRO X TKL LIGHTSPEED」は、ブラック、ホワイト、マゼンタ(ロジクール直販サイトのみ)の全3色のカラーバリエーションで、スイッチ軸はブラックのみリニアとタクタイルをラインアップ。ホワイトとマゼンタはタクタイルのみで、クリッキーモデルはラインアップされない。
キースイッチは、7000万回以上の打鍵耐久性を誇るメカニカルスイッチ「GX キースイッチ」を採用(写真はリニア)
「PRO KEYBOARD」(写真上)、「G913 TKL」(写真中央)、「PRO X TKL LIGHTSPEED」(写真下)を並べたところ
キーキャップは、ABS樹脂よりも耐久性にすぐれたPBT樹脂を使用。キーの文字ハゲに対する耐久性も高まっているそうだ。本体はアルミニウム合金のプレートをあしらった高級感のあるデザインを採用。持ち運びに便利なキャリーケースも付属する。バッテリー駆動時間は約50時間。充電端子はUSB Type-Cで、USBケーブルを使用した有線接続にも対応する。ロジクールオンラインストアの価格は30,690円(税込)だ。
本体はアルミニウム合金のプレートを使用したことで、コンパクトながらしっかりと重量が確保されており、安定感も高い。キートップは耐久性にすぐれたPBT樹脂を使用
ゲーム大会などにキーボードを持ち込む際に便利なキャリングケースも付属
充電端子はUSB Type-Cで、USBケーブルを使用した有線接続にも対応
ゲーミングマウス「PRO X SUPERLIGHT 2」とゲーミングキーボード「PRO X TKL LIGHTSPEED」の発売に合わせて、ワイヤレスゲーミングヘッドセット「PRO X 2 ワイヤレス ヘッドセット」にも新色のマゼンタが追加された。こちらも、ゲーミングキーボード「PRO X TKL LIGHTSPEED」同様、ロジクール直販サイト限定モデルとなる。
ゲーミングヘッドセット「PRO X 2 ワイヤレス ヘッドセット」の新色のマゼンタ
カラーバリエーション以外の仕様はすでに発売されているブラック、ホワイトから変更はなく、口径50mmのドライバーユニット「PRO-G グラフェンドライバー」には、硬度が高く軽量なグラフェン素材を使用。振動板のコーティング素材としてではなく振動板の90%をグラフェンで構成することで、音の歪みを徹底的に抑え、ゲームプレイに最適なセパレーションのよいサウンドを楽しめるという。
カラーバリエーション以外の仕様はすでに発売されているブラック、ホワイトと共通。付属のブームマイクはブラックだ
接続方式は、同社独自の2.4GHzワイヤレス接続「LIGHTSPEED」のほか、同梱の3.5mmケーブルを使用した有線接続、Bluetoothの3つの方式に対応(有線接続は電源オフ時のみ使用可能)。重量は345g。バッテリー駆動時間は約50時間で、充電端子はUSB Type-Cとなる。ロジクールオンラインストアの価格は34,650円(税込)だ。