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選び方・特集

高級腕時計ブランド46選! ステータス性を備えた一生モノが勢揃い

生涯をともにできるアイテムは意外と少ないもの。そのなかで腕時計は、最も身近な存在ではないでしょうか。長く愛用するに足る逸品の選び方と、傑作をご紹介しましょう。

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いつかは手に入れたいステータスの証し、高級腕時計

出典:楽天市場

出典:楽天市場

決して身近なモノではないですが、いつか手に入れたいと憧れるのが高級腕時計。腕の上でともに人生の時を刻む腕時計は、時刻を確認するという機能を超えた特別な存在です。それゆえに、よいモノを選びたいという欲求が湧いてくるのも当然のことでしょう。

腕時計も50万円を超えてくると、持つ人に自信を与えるステータス性を備え、孫の代まで引き継げる一生モノが手に入ります。しかし、値が張るだけに失敗は避けたいところ。購入の際は、自分のニーズとしっかりと照らし合わせて吟味することが必要です。ですが、恐れることはありません。ポイントを押さえれば、かけがえのない一生の相棒に出会えるはずです。

失敗したくないなら知っておきたい、高級腕時計の選択基準

一生モノの高級腕時計は、一世一代のお買い物。腕時計選びで後悔しないために、注意すべきポイントを3つにまとめました。じっくりと考えて最高のパートナーを見つけてください。

ポイント1:10年後も20年後も人に誇れる、信頼できるブランドの逸品

出典:楽天市場

出典:楽天市場

腕時計は男の数少ない装飾品。腕元だけでその人の人格を表してしまうステータスアイテムなのです。それだけに、ブランドの歴史は非常に重要です。高級ブランドが提案する機械式腕時計は伝統工芸と言うべきもの。長い歴史の中で、職人が築き上げてきた技術と、その技術が息づいているブランドの背景こそが圧倒的な信頼へとつながるのです。

ステータスという意味では、知名度も大切でしょう。いくら高価な腕時計でも、目の前の相手が知らなければステータス性も半減します。たとえば、ロレックスにオーデマ ピゲ、そしてグランドセイコーなど誰もが知っているブランドはその人の価値をわかりやすく高めてくれることでしょう。また、あえてゼニスやベル&ロスなど腕時計ファンからの評価が高いブランドを選ぶことで、“わかっている”感を演出するのもひとつの手と言えます。

ポイント2:自分のライフスタイルを鑑みたデザインを手に入れる

出典:楽天市場

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高価な腕時計は、当然ながら何本も買えるものではありません。それゆえに自分の着用シーンをよく考えて選ぶことが重要です。厳格なビジネスの場ならば貴石入りの腕時計は避けるべきですし、オフでしか腕時計をしない人にエレガントなドレスウォッチはオーバーに映ります。また、自分をどう見せたいかも重要なポイントです。若々しく見せたいならステンレスブレスを使用した精かんなモデルがよいでしょうし、信頼感を与えたいなら革ベルトのモデルはその願いを叶えてくれます。ショップに向かう際には、腕時計をよく着用する装いで足を運べばイメージもしやすくなります。仕事の場で身に着けたいのに、目当ての腕時計がスーツに合わなかった、ということはよくある話です。

ポイント3:長く使うなら、購入価格のほかに維持費も確認しておく

出典:楽天市場

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腕時計を購入する際、本体価格のことしか考慮していない人は少なくないはず。しかし、高級腕時計は車を購入するときと同様、メンテナンス価格のことも考えなければなりません。機械式ムーブメントを搭載している腕時計は、機能の維持のために3〜5年に1度はオーバーホールに出す必要があるからです。シンプルな3針なら、5万円は見ておいたほうがよいでしょう。クロノグラフやGMTなど付加機能が付くとさらに3〜5万円かかる場合があります。また、革ベルトは消耗品であるということも忘れてはいけません。高級ブランドの純正品はその素材の希少さから、数万円にのぼることもざらです。長く使う一生モノは、メンテナンス費用も考慮して機能やベルトの素材を選定することが重要なのです。

ミドルプライスから雲上まで。有名腕時計ブランドとその名作46本を厳選

ロレックスにオメガ、タグ・ホイヤーなど、我々がよく耳にするブランドは腕時計業界の一角に過ぎません。老舗と呼ばれる100年以上の歴史を持つブランドから、昨今めきめきとその頭角を現わしている宝飾形ブランド、そして新鋭ながら確かなモノ作りで時計通をうならせているブランドなど、数え上げればキリがありません。そのなかでも、特に知っておいて損はない46ブランドをピックアップ。現在購入できる名品と併せて、解説していきましょう。

ブランド1:ロレックス

出典:楽天市場

出典:楽天市場

ロレックスは、着けていると間違いなく尊敬される、世界でいちばん有名な高級腕時計ブランド。歴史は比較的浅いものの、腕時計の現代的機能を開拓してきた高い技術力は、ほかの追随を許しません。昨今は「デイトジャスト」などドレス感の強いベーシックモデルも注目されていますが、やはりスポーツモデルのど真ん中「エクスプローラー」は王道。2010年に39mmにサイズアップされたことで、よりモダンな顔立ちに仕上がっています。そのほかのデザインは従来の顔立ちを踏襲しつつ、インデックスのクロマライト、ムーブメントのパラクロムヒゲゼンマイなど、細部においてバージョンアップが図られている点も見逃せません。

ロレックス「エクスプローラー」

ブランド2:パテック フィリップ

出典:楽天市場

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腕時計ブランドの最高峰で世界三大高級ブランドのひとつ、パテック フィリップ。パテックを手に入れたらもうほかに買う腕時計はない、と言われるいわゆる“上がり”のブランドです。資産価値も抜群で、アンティークは何千万もの価格で取り引きされるほど。当然歴史も古く、創業は1839年にさかのぼります。このブランドの哲学を表しているのが、持ち込まれた腕時計はどんな時代のものでも修理してくれること。つまりは一生モノどころか、後世に伝えることを前提としたブランドとして腕時計作りを行っているのです。

特に一生モノとして探すなら「カラトラバ」が人気。ドレスウォッチの規範を築いたモデルゆえにその佇まいは非の打ち所がないエレガンスに満ちており、絶対的なステータスを備えます。スポーツウォッチ隆盛の今は「ノーチラス」や「アクアノート」も注目を浴びていますが、いずれも現実的ではない価格高騰が続いています。「ノーチラス」と比べると「アクアノート」のほうが“比較的”手に入りやすい状況。興味があれば、ぜひ検討を。

パテック フィリップ「ノーチラス」

ブランド3:オーデマ ピゲ

出典:楽天市場

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起業社長や人気アーティストがこぞって手に入れる腕時計。それがオーデマ ピゲの「ロイヤルオーク」です。腕元から特徴的なオクタゴンベゼル(八角形ベゼル)が見えたら、その所有者は何かしらの業績を成し遂げた人と考えてよいでしょう。まさに成功者の証しです。このオーデマ ピゲは世界三大高級腕時計ブランドに数えられる雲上ブランドで、1875年に創業した歴史あるブランド。一般にはあまり知られていませんが、腕時計の世界では知らぬ人がいない超大物ブランドなのです。なお、オーセンティックな3針モデルは、2025年の今なお枯渇状態。見かけたらチェックしておきましょう。

オーデマ ピゲ「ロイヤルオーク」

ブランド4:ウブロ

出典:楽天市場

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世界中のセレブリティーから愛されるウブロ。代表作「ビッグバン」における異素材を組み合わせた押し出しの強いデザインは、遠目からでもひと目でこのブランドとわかるほど個性的です。歴史は40年に満たない新興ブランドですが、現在では高級腕時計ブランドの一員として、名門ブランドに肩を並べるほどの人気とステータスをあわせ持つまでに成長しています。スポーツウォッチトレンドをけん引する印象的なルックスが持ち味ですが、チタニウムらしくトーンを抑えたこんなモデルならば幅広い着こなしにマッチしてくれそうです。

ウブロ「ビッグバン インテグラル チタニウム」

ブランド5:ヴァシュロン・コンスタンタン

出典:楽天市場

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創業1755年のヴァシュロン・コンスタンタンは、世界三大高級時計ブランドにあげられる名門。現在も使われている有名なマルタ十字のロゴは1880年に誕生しました。ムーブメントからケースまで自社で製造するマニュファクチュールであり、19世紀から精度コンクールでたびたび受賞するなど、技術力の高さには定評があります。1996年に誕生した定番スポーツモデル「オーヴァーシーズ」は、デコラティブなモデルが多い同ブランドの中では正統派。ラグジュアリー感を備えつつ使い勝手もよいモデルです。

ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ」

ブランド6:ランゲ&ゾーネ

出典:楽天市場

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1868年にドイツ腕時計界の重鎮、アドルフ・ランゲ氏によって設立されたブランドは、現在、世界四大高級時計ブランドの一角を占める名門中の名門。第二次世界大戦後にブランドが消滅するも、東西ドイツ統合の後、1994年の「ランゲ1」とともに復活を遂げた歴史を持っています。今回紹介するのは、名作のひとつに数えられる「1815」。月の動きを示すムーンフェイズ機能に加え、1年間の日付を自動的に修正して表示するアニュアルカレンダーといった複雑機構が搭載されています。

ランゲ&ゾーネ「1815アニュアルカレンダー 238.026」

ブランド7:ブレゲ

出典:楽天市場

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「腕時計の歴史を200年早めた」とうたわれた天才時計師、アブラアン-ルイ・ブレゲ氏が1775年に設立したアトリエをルーツとするブレゲ。実用的な自動巻き機構や複雑機構のトゥールビヨン、針や装飾の意匠など、その発明は多岐にわたります。1,000万円超えのモデルが目白押しですが、比較的手の届きやすいモデルが「マリーン5517」。海をイメージしたブルーダイヤルとホワイトゴールドケースの組み合わせが上品なスポーツモデルには、パワーリザーブ55時間の自動巻きキャリバー「777A」が搭載されています。

ブレゲ「マリーン 5517」

ブランド8:ジャガー・ルクルト

出典:楽天市場

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1833年、スイス・ジュウ渓谷で誕生したジャガー・ルクルトは、内部機構まで製造できるマニュファクチュールとしての評価も絶大で、これまでに1,200以上ものムーブメントを開発しています。その代名詞と言えるモデルが「レベルソ」。ポロの競技中でも風防を守れるように考案されたこのモデルは、文字板を回転できる画期的なデザインが特徴です。また、アールデコ様式のデザインのエレガントなイメージも洒落者のハートをつかみます。本作はスモールセコンド付きの「レベルソ・クラシック」。

ジャガー・ルクルト「レベルソ クラシック スモール」

ブランド9:ブライトリング

出典:楽天市場

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世界でいちばん有名なパイロットウォッチブランドと言えば、スイスのブライトリング。1884年に創業すると、精密なクロノグラフで評判を集め、航空機の発達とともに、パイロットに欠かせない相棒として人気を博します。象徴的なモデルとしては1952年発売の世界初回転計算尺付きクロノ「ナビタイマー」などが控えていますが、今選ぶなら1984年にイタリア空軍との共同開発により完成した名作「クロノマット」も見逃せません。その見どころと言えば、特徴的なルーローブレス。円柱状のパーツが並ぶように接続された同ブレスは、これまでビンテージのみに許される特権でしたが、ここ数年でよく採用されているそれは現代的な技術を用いた滑らかな着け心地が魅力です。なお、今作ではブライトリングに珍しく、シースルーバックを採用している点もポイント。

ブライトリング「クロノマット オートマチック GMT 40」

ブランド10:オメガ

出典:楽天市場

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東京オリンピックの公式タイムキーパーを務めるオメガ。ロレックスと並びスイスを代表するビッグネームで、腕時計好きでなくても知っている人は多いでしょう。高い耐久性と精度によってNASAに認められ、世界で初めて月面上陸に随行したブランドでもあります。そんな宇宙のイメージも強いオメガですが、1948年に軍用ダイバーズウォッチを市販用にリリースした「シーマスター」ももうひとつの軸として知られる存在。「スピードマスター」のようなわかりやすい逸話はないものの、ダイバーズウォッチの名作として現代まで愛され続けてきたスペックには目を見張るものがあります。一流品しか身に着けない男、ジェームズ・ボンドが指名し続けているのも、何を隠そう「シーマスター」。そんな蘊蓄を背景に腕に巻いてみれば、いっそう感慨深いものとなることでしょう。

オメガ「シーマスター ダイバー 300M コーアクシャル」

ブランド11:IWC

出典:楽天市場

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IWCは、腕時計好きの間で圧倒的な支持を得ているスイスのブランド。1868年の創業以来、高い技術力ですぐれたムーブメントを製造してきました。スイスでもドイツ語圏に本拠地を構えており、よく“質実剛健”と形容されます。それは、ドイツの職人魂を受け継ぎ、技術やデザインにおいてストイックさが際立っているからで、硬派な腕時計がお好みなら打ってつけのブランドと言えるでしょう。そんな同ブランドの「ポルトギーゼ」は、シンプルな文字板が特徴で、基となった懐中腕時計は1939年に誕生した歴史的な逸品です。

IWC「ポルトギーゼ クロノグラフ」

ブランド12:ゼニス

出典:楽天市場

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ゼニスは1865年にスイスで創業したブランド。このブランドはクロノグラフに定評があり、腕時計好きの間で「エル・プリメロ」と名付けられたムーブメント「クロノムーブ」はステータス化した存在です。このムーブメントは毎時36,000振動というハイビートで時を刻みます。つまり1秒に10振動することになり、機械式でありながら1/10秒まで計測可能な希有なものなわけです。そして2017年、約50年の時を経た進化系ムーブメントとして「エル・プリメロ21」が登場。ここで紹介するモデルはその進化形ムーブメントを搭載したモデル「デファイ エル・プリメロ21」のクロノグラフモデルとして2018年にリリースされました。44mmの大径ながら、ブラックのセラミックケースがライトな装着感をもたらします。

ゼニス「デファイ エル・プリメロ 21」

ブランド13:カルティエ

出典:楽天市場

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世界有数のジュエリーブランドであるカルティエは、時計の世界では自社ムーブメントを制作できるマニュファクチュールとしての顔も持っています。そんなビッグブランドの名を世界に知らしめたのが、1904年にリリースされた「サントス」。当時の男性の時計と言えば懐中時計が主流で、腕時計は女性の装飾品というイメージが強いアイテムでした。つまり、「サントス」はメンズウォッチの歴史の礎とも言えるモデル。近年はスポーツウォッチが人気ということもあり、ビスがデザインされたメタルブレスレットを持つこんな「サントス」はいかがでしょうか。

カルティエ「サントス ドゥ カルティエ」

ブランド14:パネライ

出典:楽天市場

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イタリア海軍に時計を納入するミリタリーウォッチで名を馳せたパネライ。すぐれた視認性とシンプルな文字板が大きな特徴です。代表作の「ルミノール」は蛍光塗料がネーミングの由来。前身の「ラジオミール」も蛍光塗料からモデル名を取っているので、パネライが視認性に力を入れていることがうかがいしれます。そうした機能性のほか、リューズガードに代表されるイタリアらしい造形美も魅力。フォルムが流麗なので、ケースが大ぶりでも気になりません。

パネライ「ルミノール マリーナ ゴールドテック」

ブランド15:グランドセイコー

出典:楽天市場

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日本が誇るセイコーの高級ブランドとして、その技術力の粋を集めたフラッグシップがグランドセイコーです。選抜された優秀な職人により、ハンドメイドで1点1点ていねいに組み立てられた逸品は、一生モノにできる魅力にあふれています。特におすすめしたいのが、世界でセイコーしか作れない、機械式とクォーツ式の“よいとこ取り”をした「スプリングドライブ」搭載モデル。ゼンマイと歯車で動く機械式の温かみがありながら、クォーツの正確さを持った究極の機構です。腕時計はスイス製が最高、という従来の定説を打ち破るMADE IN JAPANの傑作。昨今はスポーツモデルにも力を入れているグランドセイコーですが、一生モノとして選ぶなら、こんなオーセンティックなモデルもありでしょう。

グランドセイコー「SBGA437」

ブランド16:セイコー プロスペックス

出典:楽天市場

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セイコーを代表するラグジュアリーウォッチと言えば、言わずと知れたグランドセイコー。いっぽう、スポーツモデルの基幹コレクションと言えば、耐磁・耐水・高精度を特徴とするセイコー プロスペックスの名前があげられるでしょう。その実力を見せつけるのが「マリーンマスター プロフェッショナル」。1975年に発売された外胴プロテクター構造のオリジナルモデルをモチーフにしたこの本格ダイバーズは、1000m飽和潜水防水に対応しているほか、潜水時間の計測に用いられるアロー型の分針を採用するなど、プロフェッショナルツールとしての純度が高められた一本です。

セイコー プロスペックス「マリーンマスター プロフェッショナル」

ブランド17:カンパノラ

出典:楽天市場

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カンパノラは、日本を代表する時計ブランドのシチズンが2000年に創設したラグジュアリーブランド。宇宙をイメージし、神秘的で芸術性にあふれたモデルを多く生み出しています。シチズンと言えば、近年ブローバやフレデリック・コンスタントなど、名だたる時計ブランドを買収していますが、スイスの名門ムーブメントメーカー、ラ・ジュー・ペレもそのうちのひとつ。ここで紹介するカンパノラの「メカニカルコレクション」には同メーカーの美しい自動巻きムーブメントが積まれており、シチズンが考える至高の美を体現しています。

カンパノラ「暈響(かさねきょう)」

ブランド18:シリーズ8

出典:楽天市場

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シチズンと言えば「エコ・ドライブ」など最先端技術を搭載した高機能ウォッチのメーカーである、という先入観を見事打ち崩したのが、2021年登場のシリーズ8です。時代の流れを汲み、スポーティーでモダン、そしてどこかラグジュアリーさを漂わせる高級感ある佇まいに仕上げられており、他ブランドに類を見ない独創的なデザインへと落とし込まれています。ムーブメントのクオリティーも高く、現代のライフスタイルに則った帯磁性能も確保。プライスも舶来ブランドと比較すると手に取りやすいレンジに収まっているのも、国内ブランドのメリットでしょう。そんなシリーズ8からリリースされたのが、3層構造文字板の立体感が独自の奥行きを生み出している「830メカニカル」。メッシュ地の下に仕込んだ白蝶貝の輝きが、まるで工芸品のような美しさを腕元に宿してくれます。

シリーズ8「830 メカニカル NA1015-81Z」

ブランド19:フレデリック・コンスタント

出典:楽天市場

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フレデリック・コンスタントと聞いて、皆さんはどのようなイメージを抱くでしょうか? ブランド創世記から知っている方だと、“上質なスイス時計を、手ごろな価格で提供しているブランド”という印象を持っているかもしれません。しかし、実は本場スイスでも数少ないマニュファクチュールとして知られています。めきめきと技術開発を進め、高級メゾンでも実現できなかった新技術を次々と創出。そんな唯一無二のテクノロジーを搭載した高級モデルが数多く在籍しています(とはいえ、他ブランドと比較しても手に取りやすい価格帯なのは変わりませんが)。

最近だと、シリコン製オシレーターを6時位置にセットした「モノリシック」も記憶に新しいでしょう。とはいえ、このあたりのモデルはまだなかなか手が出にくいモノ。同ブランドの実力に触れたいなら、シリシウム製ガンギ車を備えた自社製ムーブを搭載したこんな一本はいかがでしょう。ギョーシェとコート・ド・ジュネーブを組み合わせた、文字板の手の込んだ装飾からも、同ブランドの技術力の高さが垣間見えます。

フレデリック・コンスタント「ハートビート マニュファクチュール」

ブランド20:ブルガリ

出典:楽天市場

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30歳以上の人からすると、ブルガリの時計と言えばベゼルに“BVLGARI”のロゴが刻まれた「ブルガリブルガリ」の印象が強いかもしれません。しかし、同ブランドの現在のウォッチはバブリーな押し出しの強さは鳴りを潜め、よりスマートで知的なものが増えています。

そのなかで、ブルガリを象徴するモデルとしてはやはり「オクト」があげられるでしょう。本モデルは円形と八角形を合わせたベゼルを持ったモダンな時計ですが、この形状を見てピンときた方は相当の時計通。そう、IWCやヴァシュロン・コンスタンタンも手掛けた、巨匠ジェラルド・ジェンタ氏のデザインをベースとするモデルなんです。センターセコンドの自動巻きムーブメントを採用しつつ、1.1cmという腕なじみのよい厚みを実現している点にも注目です。

ブルガリ「オクト オリジナーレ」

ブランド21:シャネル

出典:楽天市場

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シャネルと言えば、知らない人はいないほど巨大なファッションブランドですが、近年は部品メーカーや気鋭の時計ブランドの買収など、時計界でも話題をさらっています。そんなシャネルを代表するモデルは2000年に誕生するや否や、瞬く間に一世を風靡した「J12」。チューダーともムーブメントを共同開発するケニッシ社による新しいキャリバーを積んだ新作が、2019年に発表されたばかりです。その特徴は、何と言ってもセラミックケースとセラミックブレスレットにあるでしょう。逆回転防止ベゼルを採用したスポーティーなフォルムながら、セラミックの艷やかな光沢により、まるでジュエリーのような美しさを持っており、時計界にセラミックブームを巻き起こしました。

シャネル「J12」

ブランド22:ティファニー

出典:楽天市場

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ティファニーと言えば、アメリカ・ニューヨークに本拠地を構える世界屈指のジュエラーとして有名ですが、設立後すぐの1847年から時計の取り扱いを始め、スイスのジュネーブに時計工房を開設したり、最上級時計ブランドのパテック フィリップと提携したりするなど、時計とは縁が深いブランドです。また、1868年にアメリカ初のストップウォッチ付き懐中時計「ティファニー タイマー」を発売したり、1945年に第32代アメリカ合衆国大統領、フランクリン・ルーズベルトが「ヤルタ会談」にて同ブランド社のカレンダーウォッチを着用したりと、アメリカの時計史にとってもティファニーは欠かせない存在なのです。

女性向けモデルとしてはトラベルクロックをソースとした「イーストウエスト」が人気ですが、立体的なローマンインデックスが迫力とエレガンスを演出する「アトラス」シリーズも白眉。そのメンズモデルのひとつ「アトラスドーム」は、ベゼルをグッと絞り込むことでさらなるエレガンスを獲得しています。ゴールドとのコンビ使いや自動巻きながら11mmという薄さも、昨今のトレンドにマッチしていてGOODです。

ティファニー「アトラスドーム」

ブランド23:ピアジェ

出典:楽天市場

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ジュエリーブランドとして名を馳せるピアジェは、時計マニアの間でも一目置かれる存在ですが、そのこだわりはとにかく「薄型」であること。1957年には、当時の最薄記録であるわずか2mmのムーブメントを発表し、話題を呼びました。以来、「薄型の腕時計」はピアジェの専売特許に。いっぽうで、2016年からは新たなスタイルにも挑戦。「ポロ」シリーズの発表によってラグジュアリースポーツウォッチの新境地を拓きました。ジュエリー作りで培われた精緻な技術力と卓越した美意識を駆使したラグスポウォッチは、腕にフィットするつけ心地とともに時計ファンの心をつかんでいます。

ピアジェ「ポロ スケルトン」

ブランド24:フランク ミュラー

出典:楽天市場

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天才時計師と評されるフランク・ミュラー氏のブランド。超複雑な機構を次々と腕時計へ搭載し、1990年代には日本でもバブル的な人気を博しました。独特なトノー型のケースや、文字板いっぱいに植字されたインデックスを1度は見たことがあるのではないでしょうか。そんなブランド初の量産型コレクションが「トノーカーベックス」で、バリエーションも豊富。トレンドにマッチした大型ケースですが、弧を描くフォルムが腕にフィットし、着け心地は最上級です。

フランク ミュラー「トノウ カーベックス」

ブランド25:チューダー

出典:楽天市場

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1930年代、ロレックスの創始者であるハンス・ウィルスドルフ氏によって、ロレックスのディフュージョンブランドとして設立されたチューダー。ファッションとの親和性が高いデザインもさることながら、自社製ムーブメントによって兄貴分に劣らないクオリティーを獲得しています。その醍醐味を味わえるのが、イカ針と呼ばれる時針が目印の「ブラックベイ」。ペプシカラーのベゼルが目を引くこちらの「ヘリテージ ブラックベイ GMT」は、ローカルタイムと2つのタイムゾーンの時刻を確認できるGMT機能を備えた一本です。

チューダー「ヘリテージ ブラックベイ GMT」

ブランド26:ロンジン

出典:楽天市場

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ロンジンと言えば、復刻腕時計ブームの火付け役的ブランド。同ブランドがバーゼルワールドにて「ヘリテージコレクション」を発表したことが世界の時計シーンに大きな影響を与え、昨今の復刻の流れを生み出したと言われています。同ブランドは「ロンジン アヴィゲーション ビッグアイ」や「ロンジン レジェンドダイバー」など、さまざまなモデルをストックしており、ビンテージウォッチが大好物の玄人たちを魅了し続けています。

そんな百花繚乱の様相を見せる復刻モデルブームの裏で、大人の審美眼を満たすコレクションとしてリリースされたのが「ロンジン スピリット」です。ロンジンとともに開拓を続けてきた冒険家にトリビュートした同コレクションには、クラシカルな魅力が宿っています。それは2022年に発表されたGMTモデルもしかり。ちなみに、「ロンジン スピリット」のアイテムはどれもクロノメーター認定を受けています。

ロンジン「ロンジン スピリット ズールータイム」

ブランド27:ベル&ロス

出典:楽天市場

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近年ますます人気を確立しているのが、フランスの若きニューカマーブランド、ベル&ロス。軍や警察に制式採用されるなど、質実剛健な腕時計ブランドとして知られるドイツのジンを範としているため、そのファッショナブルなルックスをよい意味で裏切る精度の高さやケースの作り込みには玄人もうなります。

計器然とした無骨なルックスが特徴のベル&ロスですが、ラグスポ時計人気に沸く2019年に異彩を放っていたのが「BR05」でした。ブランドらしい角型ケースの趣を残しつつ、サテンとポリッシュの使い分けによりエレガントさを醸成。厚みも1.1cm程度と、ラグスポ好きの大人の琴線に響くスキのないデザインには、多くの好事家が心を動かされました。本作は、そのクロノグラフモデル。スクエアのインダイヤルはケースの形状とマッチし、ゴチャつかない好バランスを生んでいます。

ベル&ロス「BR05 クロノブルースティール」

ブランド28:タグ・ホイヤー

出典:楽天市場

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タグ・ホイヤーは1860年から続くスイスの名門。モータースポーツを古くからサポートしているため、洗練されたスポーティーさが持ち味です。知名度も非常に高く、男女ともに威厳を誇示できるブランドのひとつです。近年は前代未聞のベルト駆動ムーブメントを開発したり、コネクテッドウォッチに参入したりと、時代の先端を行く革新的なイメージを打ち出しています。

そんな先進的なブランドですが、オーセンティックな過去のモデルにも名作が数多く眠っています。世界初の角型自動巻きクロノグラフとして誕生した、「モナコ」もそんな一本。初代はアイコニックな左リューズでしたが、最新鋭のキャリバー「02」を搭載した本作は現代において実用的な右リューズに変更。ケースバックはシースルーなので、レトロな外観と最新のムーブメントの対比が楽めます。

タグ・ホイヤー「モナコ キャリバー ホイヤー02」

ブランド29:オリス

出典:楽天市場

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スイスブランドの中でも、隠れた優良ブランドとして知られるのが、1904年にスイス・ヘルシュタインで誕生したオリス。第二次世界大戦時には、パイロットがグローブをしたまま操作できるように大型リューズを備えた「ビッグクラウン」で有名になりました。1970〜80年代はクォーツショックにより存続の危機が訪れましたが、見事に立ち直り、現在もスイスを代表するブランドとして人気を博しています。

そんな同社は、ムーブメント・イノベーターとしての側面を強化すべく、2010年には創業110周年を記念する自社ムーブ「キャリバー110」を公開。さらに2019年にはその進化系として、より鑑賞に適したスケルトンウォッチ専用の「キャリバー115」を開発しました。そのキャリバーを搭載する本モデル。スケルトンフェイスからのぞく美しい手巻きキャリバーのパワーリザーブは、なんと驚異の10日間。また、3時位置のインジケーターは時間ではなく日数を表示していたり、8時位置にはスモールセコンドを設けたりするなど、実用性も申し分なし。トレンドを拾いつつ、エレガンスとスポーティーさを同居させたオリスらしい一本です。

オリス「ビッグクラウン プロパイロットX キャリバー115」

ブランド30:ラドー

出典:楽天市場

出典:楽天市場

ラドーの歴史は、素材革新の歴史。1962年に世界初となる硬質合金ハードメタルをまとった「ダイヤスター」を、1986年にはハイテクセラミックを世界で初めて腕時計に取り入れた「インテグラル」を発表するなど実績を重ねてきたことで、業界内において“素材の革新者”と評されるまで成長した実力派ブランドです。そして、1993年にはメタルとハイテクセラミックスの長所を兼ね備えた独自素材「セラミカ」を開発。テクノロジーで時計史を語るならば決して避けて通れない、それがラドーなのです。

そんなラドーの最先端を表現しているコレクションが「トゥルー」。ハイテクセラミックを基本装備とした同コレクションは、シンプルなルックスに秘めた複雑怪奇な生産プロセスの妙に魅せられたデザイナーとコラボすることで、数々の名作を生み出してきました。本作は、スクエアシルエットのスケルトンモデル。実は、スクエア型のセラミックウォッチは他ブランドでは見られない唯一無二の存在です。その希少性もまた、物欲をあおります。

ラドー「トゥルー スクエア オープンハート」

ブランド31:エドックス

出典:楽天市場

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エドックスの歴史は古く、1884年までさかのぼります。誕生の地は、時計産業の本場、スイスのジュラ地方。エドックスはダイバーズに強い情熱を持っていることで知られ、1961年には画期的なダブルO(オー)リングで特許を取得したモデル「デルフィン」において、リューズをねじ込み式にすることなく200m防水を達成するなど高い技術力を見せつけました。そんな名作が揃うエドックスの中でも、「スカイダイバー」はユニークな逸話を持つ一本。ブランドの工場からから謎多いスケッチが発掘され、長年勤務していた職人の証言により、それはスイス軍の大佐が極秘で依頼したパラシューター部隊のための腕時計のスケッチであったことが判明しました。300m防水も備えるモデルで、まさに陸・海・空を制する腕時計だったそうです。

そんな「スカイダイバー」の中でも特別なモデルが、この「スカイダイバー ネプチュニアン」。コレクション初となる飽和潜水1,000m防水を備えているだけでなく、高い耐傷性を誇るセラミックベゼルや高精度なスイス製自社ムーブなど、スペックが充実しています。44mmというビッグフェイスも手伝い、腕元で抜群の存在感を発揮してくれることでしょう。

エドックス「スカイダイバー ネプチュニアン オートマティック」

ブランド32:ブランパン

出典:楽天市場

出典:楽天市場

現存する世界最古の時計ブランドと言われるブランパンの設立は、なんと1735年のこと。スイスのジュラ地方で誕生しました。また、1926年には世界で初めて自動巻き腕時計を商品化したことでも知られています。

ブランドの代表モデル「フィフティ ファゾムス」は、フランス海軍の水中工作員のために、1953年に発表されたダイバーズウォッチ。現行モデルでも発表当時のオリジナルデザインを搭載しつつ、多様なアレンジを加えることで、多くの腕時計ファンを引きつけています。こちらは、ボリュームのあるベゼルなど一見オリジナルモデルに近いルックスながら、45mmの大径サイズ、チタンケースなど、アレンジが加えられている一本。もちろん、300m防水対応です。

ブランパン「フィフティ ファゾムス」

ブランド33:ノモス

出典:楽天市場

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1992年創業という新星ブランドながら、2014年にムーブメントを自社生産するマニュファクチュールの仲間入りを果たし、技術力の向上も目覚ましいドイツブランド。その作風は、バウハウスの流れを汲むシンプルなデザインが特徴です。ラウンドケースで文字板の大きさを確保しつつ、極細ベゼルとの組み合わせで視認性を追求したデザインこそが、ノモスのデザイン哲学です。

以前はクラシックで素朴な顔立ちのデザインが主流でしたが、ここ数年は「ネオマティック」のように、スポーツウォッチのトレンドにのったモダンなモデルも続々とリリース。スモールセコンドを搭載した薄型の「ネオマティック」はその象徴で、ブランドの新しい可能性が見て取れます。

ノモス「タンジェント ネオマティック 35」

ブランド34:モーリス・ラクロア

出典:楽天市場

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1975年設立と、スイス高級時計ブランドの中では、新鋭に当たるモーリス・ラクロア。しかし、ドイツの権威ある「レッド・ドット・デザイン賞」を受賞するなど、その実力はすでに名門ブランドの域に達しています。そのセンスと技巧が炸裂した「アイコン オートマティック」は、1990年代に人気を博したモデル「カリプソ」を現代風にアップデートした人気モデル。ソリッドなケース&ブレスレットがスポーティーなテイストを、文字板のクル・ド・パリ装飾がラグジュアリーなムードを醸成します。シースルーバックからは自動巻きの「ML115」の動きを鑑賞可能。

モーリス・ラクロア「アイコン オートマティック 39」

ブランド35:ルイ・エラール

出典:楽天市場

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1929年にスイスで創業したルイ・エラールの哲学は、「高品質でありながら、手の届く価格を実現する」。そのルーツは代々続くウォッチメーカーの家系に生まれたルイ・エラール氏が設立した時計の組み立て工房です。1990年代にいったんブランドを休止するものの、投資グループの支援によって復活を遂げ、今では世界40か国で販売されるグローバルブランドに成長を遂げました。本作は、ブランドアイコンの「エクセレンス レギュレーター」。近年のウォッチトレンドであるスモーキーダイヤルや、独自のレギュレーターモジュール付きの手巻きムーブメントが見どころです。

ルイ・エラール「エクセレンス レギュレーター リミテッドエディション」

ブランド36:ロジェ・デュブイ

出典:楽天市場

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技術力に定評のあった創業者であり時計師のロジェ・デュブイ氏の名を冠し、1995年に設立されたブランド。腕時計の一貫製造を掲げ、ブランドの顔とも言える「エクスカリバー」シリーズを始めとしたアバンギャルドなデザインで一世を風靡しました。超絶技巧を駆使した自社開発ムーブメントにも評判があり、特に「フライングトゥールビヨン」搭載モデルは有名です。これは、時計に及ぼす重力を均等にする複雑機構「トゥールビヨン」が宙に浮いたように見える驚きのモデルで、業界人の度肝を抜きました。

しかし、奇抜なルックスばかりが同ブランドの強みではありません。過去の名作「シンパシー」をルーツに持つ「モネガスク」のようなエレガンスあふれるクロノグラフモデルには、天才が手掛けるゆえのシンプルな上質さが見られます。

ロジェ・デュブイ「モネガスク」

ブランド37:コルム

出典:楽天市場

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1955年、スイス・ラ・ショー・ド・フォンで創業したコルム。ブランドの特徴は斬新とも言える高いデザイン性です。過去には金貨にムーブメントを埋め込んだ「コインウォッチ」や、ベゼルにインデックスを刻んだ世界初のモデル「ロムルス」、本物の羽根を文字板に使った「フェザーウォッチ」など、革新的なデザインで注目を集めています。

フラッグシップは1960年に発表された「アドミラル」。このモデルはイギリスのヨットレース「アドミラルカップ」をリスペクトして作られたもの。当時は角型のモデルでしたが、1983年に12角形にリニューアル。この形状は現在でも、12角形ベゼルと言えばコルムと認識されるほど、ブランドアイコンとしての役割を担っています。初見では、クセが強く、時間の見方もわからない……と敬遠する人もいるかも知れません。しかし、見れば見るほどクセになってくるのがこの出で立ち。「それどこの?」と話題の入り口にする腕時計として、これほどの適任はいないでしょう。

コルム「アドミラルズカップ」

ブランド38:ハリー・ウィンストン

出典:楽天市場

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宝飾ブランドというイメージが強いアメリカのハリー・ウィンストンですが、腕時計ブランドとしても有名なんです。特に注目を浴びているのは、「オーパス」と名付けられたシリーズ。同シリーズでは、時代を代表する独立時計師と手を組んで、腕時計マニアもびっくりの複雑腕時計を毎年発表しています。この「オーパス」によって、腕時計ブランドとしてもハリー・ウィンストンの名が世に広まりました。ただし、「オーパス」は限定モデルなので、ここでは「ミッドナイト」を紹介。フルスケルトンながらマイクロローターの使用により薄型に仕上げられており、控えめながらきちんと主張するブランドらしい一面が感じられる一本です。

ハリー・ウィンストン「HWミッドナイト スケルトン」

ブランド39:グラスヒュッテ・オリジナル

出典:楽天市場

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ドイツ時計の聖地と名高いザクセン地方のグラスヒュッテ。その名が冠せられたグラスヒュッテ・オリジナルは、文字どおり、ドイツ時計の伝統を受け継ぐ名門ブランドです。近年はラグスポウォッチのジャンルでも存在感を見せつけ、2021年にはスペシャリスト コレクション「SeaQ パノラマデイト」をリリースし、注目を集めました。本モデルは、1969年に誕生した同社初のダイバーズウォッチを現代風にアレンジしたもので、視認性にすぐれたダブルディスクのビッグデイト表示や、100時間ロングパワーリザーブの自動巻きムーブメントを搭載。ドイツウォッチの美意識と技術力を見せつけるタイムピースです。

グラスヒュッテ・オリジナル「スペシャリスト コレクション SeaQ パノラマデイト」

ブランド40:ボール ウォッチ

出典:楽天市場

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タフさや信頼性の高さを高級時計ブランドの条件と考えるなら、アメリカ生まれのボール ウォッチの名は外せません。19世紀末に湖岸鉄道の監督検査官のウェブ・C.ボール氏によって設立されたブランドが志向するのは、どんな過酷な状況でも正しい時刻を刻む腕時計。その叡智が凝縮された「ネドゥ G5」はアメリカ海軍潜水実験隊にオマージュを捧げるダイバーズです。自動減圧バルブが組み込まれたリューズなど、特許技術や最新スペックが随所に取り込まれています。ケースには、軽量性や硬度、耐食性にすぐれたグレード5チタンを採用。

ボール ウォッチ「ネドゥ G5」

ブランド41:ジェイコブ

出典:楽天市場

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セレブを虜にしたジュエリーウォッチブランドのジェイコブは、1986年にアメリカ・ニューヨークでジェイコブ・アラボ氏によってスタートを切りました。当初は完全なジュエリーブランドでしたが、ある時計を発表したところ大ブレイクを果たし、現在ではジュエリーより時計ブランドとして認識している人も少なくありません。その時計こそが、2003年に発表された「ファイブタイムゾーンウォッチ」。中央のメイン時刻表示のほか、4つのサブダイヤルで計5都市の時刻を同時に表示するという驚愕の時計でした。この時計は瞬く間に話題となり、世界中のセレブの腕に巻かれることに。

そして、さらにスタイリッシュにと5都市の時刻をデジタル表記した「ゴースト」がこちら。現在では数千万円を超える超絶機構モデルも次々と世に送り出していますが、ブランドの世界観を象徴する一本を取り入れたいなら、この辺からのスタートもありでしょう。

ジェイコブ「ゴースト」

ブランド42:ジャケ・ドロー

出典:楽天市場

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1738年にジャケ・ドロー氏がスイスで創業した工房がブランドの前身。当時の富裕層に愛されていたオートマタ(機械式からくり人形)の製作に長けていたため、それを時計に組み込んだところ話題を集めました。ブランドとしては紆余曲折があり、2000年に復活。オートマタモデルを発表したり、懐中時計に使われていたエナメルを文字板に使用したりと、創業時からブレない時計作りを行っています。現在の主力モデルも、18世紀に制作されたポケットウォッチがイメージソース。2つのダイヤルが上下に並んで重なるデザインが象徴的です。

ジャケ・ドロー「J003031200」

ブランド43:パルミジャーニ・フルリエ

出典:楽天市場

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パルミジャーニ・フルリエの創業者、ミシェル・パルミジャーニ氏は元々、名うての時計師でした。同氏は、スイス・ジュネーブにある「パテック・フィリップミュージアム」所蔵の歴史的な傑作を修復したことで大きな評判を得ます。そして1996年、スイスの時計作りの伝統を守るべく、みずからのブランド、パルミジャーニ・フルリエを発足させたのです。

完全自社製造のマニュファクチュールの道を歩み始めた同ブランドは、2004年、自動車メーカー、ブガッティとコラボし、アバンギャルドなエンジン型の腕時計を発表。さらに2006年には、エルメスとパートナーシップを結び、同ブランドの革ベルトはすべてエルメス製に。自社で設計できる強みを生かし、パルミジャーニ・フルリエは、独創的で非常に手の込んだ時計を製造するマニア垂涎のブランドに成長しました。

こちらは、そんな同社初となる丸型ウォッチ「トンダ」シリーズのクロノグラフモデル。モダンでダイナミックなデザインの中にエレガンスが宿ります。シースルーバック仕様で42時間のパワーリザーブを誇るキャリバー「PF315」が顔を覗かせます。

パルミジャーニ・フルリエ「トンダ メトログラフ」

ブランド44:クエルボ・イ・ソブリノス

出典:楽天市場

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ブランドの由来は、19世紀後半からキューバ・ハバナで高級宝飾店「La Casa」を経営していたクエルボ一族。この「La Casa」は、アーネスト・ヘミングウェイ氏、ウィンストン・チャーチル氏、アルベルト・アインシュタイン氏などを顧客に持つサロン的な名店でした。後にヨーロッパに進出したクエルボ一族はスイスで時計製造を始め、キューバテイストのスイスウォッチを作り上げたのです。1950年代、キューバ革命によりブランドは休眠時期に入るものの、2002年に復活を果たします。「プロミネンテ」はブランド復活後、2003年に初めて発表された3モデルのうちのひとつで、ブランドの顔的存在。レクタンギュラーケースの中にアールデコを表現し、洗練された大人の腕元を演出してくれます。オールブラックなら、さらにモダン顔に。

クエルボ・イ・ソブリノス「プロミネンテ デュアルタイム デイデイト」

ブランド45:グラハム

出典:楽天市場

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「クロノグラフの父」と言われる17世紀のイギリスの天才時計師、ジョージ・グラハム氏の名を冠し、1995年に創立された新興ブランドがグラハムです。イギリス時計がテーマですが、生産は本拠地であるスイスのラ・ショー・ド・フォンで行っています。主力はもちろんクロノグラフ。代表作はこちらの「クロノファイター」で、9時位置のトリガーがこのモデルの最大の特徴です。これは第二次世界大戦時、爆撃機のパイロットがグローブをつけたまま親指でクロノグラフを操作できるようにした英国空軍用時計にインスピレーションを受けたもの。メカメカしいギミックとフォルムが男心をくすぐるユニークピースです。

グラハム「クロノファイター オーバーサイズ ブラックサハラ」

ブランド46:クロノスイス

出典:楽天市場

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983年、時計師のゲルト・R・ラング氏によってドイツで設立。今でも昔ながらの機械式時計にこだわりつつ、装飾面でも伝統的なギョーシェを多用するなど、正統派の作風で時計通から支持を得ています。そんなクロノスイスの代表作と言えば、「レギュレーター」。レギュレーターとは、時、分、秒の針をそれぞれ独立させた場所に配置した時計のことで、これの初の量産モデルを実現したことで、注目を集めました。

こちらの「シリウス レギュレーター マニュファクチュール」は、ギョーシェ彫りが施されたシルバー925製の文字板がエレガントな趣を醸成する一本。ムーブメントには、エニカ社製のオールドムーブメントをベースに、クロノスイスが仕上げた「キャリバーC.122」を搭載しています。

クロノスイス「シリウス レギュレター マニュファクチュール」
夏目文寛
Writer
夏目文寛
出版社で15年にわたってファッション誌、モノ情報誌の編集に従事。各雑誌で編集長を歴任し、2017年よりフリーの編集者に。男の嗜好品に詳しく、特に腕時計関しては機械式の本場・スイスをはじめヨーロッパに何度も取材に行くほど情熱を傾けている。
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金原望弥(編集部)
Editor
金原望弥(編集部)
大学卒業後、出版社にて月刊誌の編集や付録企画などに従事。その後、カカクコムに入社し、ファッションメディア「TASCLAP」を経て、「価格.comマガジン」へ。腕時計を担当しています。
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