SMR-10 (B) [ブラック] スペック・仕様・特長

ソニーは、人の声やテレビの音など、聞きたい音を大きくできる首かけ型の集音器「SMR-10」を発表。11月25日より発売する。

同社が培ったICレコーダーの集音技術やヘッドホンの装着性など様々な技術を活用した首かけ式の集音器。イヤホンに内蔵したマイクで人の声や周囲の音を拾い、同社独自の技術で増幅し、自然な聞き取りやすさを実現する。

付属の充電台兼テレビ音声送信機をテレビと接続することで、ワイヤレスで伝送したテレビの音声を耳元でクリアに楽しむことも可能だ。また、長時間身に着けていても気にならない手軽で軽量な首かけスタイルで、折りたたむこともできるため、自宅でも屋外でも手軽に持ち運んで使用できる。

機能面では、周囲の音を常に解析し、騒音の特性に合わせて聞こえ方を自動で滑らかに調節可能。静かな自宅から駅のホームなど騒音の大きな場所まで、環境が変わるごとに設定を切り替える必要はない。さらに、自分が話す時に音の増幅を抑える「マイボイスキャンセリング」を搭載。相手の話を聞いている時には集音マイクの音を増幅するが、自分が話している時には増幅を抑え、違和感のない自然な対話が可能。イヤホンから漏れた音を予測して再度増幅しないようにする「ハウリングキャンセリング」も備える。

このほか、付属の充電台はテレビ音声の送信機も兼ねており、テレビと充電台を付属のケーブルでつなぎ、ネックバンド部のスイッチを切り替えると、耳元でテレビの音声をはっきりと聞き取れる。さらにスイッチを切り替えると、ネックバンド部の左右のテレビ用内蔵ステレオスピーカーから音が出て、耳を塞がずに音を楽しむことも可能だ。

本体は、ネックバンド部分を折りたたみ、付属のキャリングポーチに入れて持ち運びが可能。付属の充電台にもコンパクトに収納できるため、充電時にも邪魔になりにくい。

主な仕様は、最大音響利得が42dB、内蔵スピーカーが9×25mm×2、実用最大出力（スピーカー）が500mW+500mW、電源入力はUSBマイクロタイプB DC 5V、電源は内蔵リチウムイオン充電式電池、充電時間が約3時間、電池持続時間が集音時で約24時間、テレビ視聴時（イヤホンで聞く）で約15時間、テレビ視聴時（スピーカーで聞く）で約10時間、重量が約90g。ボディカラーはブラックとホワイト。

価格は34,880円（税別）。