お気に入りの廃墟に、人が立ち寄っていることを知る女子高生。「あのドア、開くんだ?」女子高生は好奇心のままに、そのドアに手を触れる。しかし、開く気配はない。ところが2日後、なぜかドアは壊れていた。そこで起きたのはタイムスリップ。なんと彼女は、卒業式を迎えた祖母になっていて――?場所も持ち物も人も、すこしふしぎな物語です。
主人公の月果は普通の(?)ごく一般的な女子高生だけど、好奇心が旺盛。 その好奇心が仇となって、突然の非日常に投げ込まれるまでのテンポが絶妙で、読んでてとっても楽しい作品でした。 謎の少年と気になる謎のおじさんもお話に加わって、ドタバタの時間を越えるお迎えはどうなるのか。 SF(少し不思議)要素に、女子高生とおじさんの組み合わせがお好きな方はぜひ!
小さな山にある廃墟。そこにある「アレ」は、なんとタイムマシンになるらしい!? そんなことは露知らず、タイムトラベルできちゃった女子高生の月ちゃん。過去に取り残されてしまった恩人の、口の悪くて人のいいおじさんを助けに向かうお話です。 好奇心旺盛な彼女の、束の間の時間旅行と人助けを軽快な読み口で楽しむことができます。 実はこのお話には約2倍の分量のフルバージョンも。そちらではもっと掘り下げられたエピソードも読むことができます。短編版を読まれた方にはそちらもぜひおすすめです!
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