概要
幸せになりたいんだ
ラリったガキどもが夜の街をパルクールする話
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!今の我々に必要な小説
圧倒的な疾走感で描かれる無軌道な青春。夜の都会で、自分が最も速いことを証明するため、違法ドラッグをキメて走る若者たち。走りながら、ライバルとの才能の差を感じ、自問自答する。競っているようでいて、その実自分とのたたかい、心の問題に回帰していく。そのさまが実にみずみずしい。カクヨムの青春小説の中でも白眉といえます。
この作品は作者の電磁幽体先生が高校生のときに執筆した作品だそうです。それだけでも驚嘆の域に達しますが、月日が経ち、世情が大きく変わってしまったことにより、このような一瞬を生きる無軌道さは貴重となりました。近年は、かつては想像もつかなかった悪意と愚かさ、そしてその反動なのか、しめつける…続きを読む