概要
雪の日に俺を拾ってくれたのは、三匹の猫と暮らしているばあちゃんだった。
雪が降り積もった庭で、はしゃいでいる娘を見ながら、俺はばあちゃんに出会った日のことを思い出していた。
子どもの頃、母の恋人が来るといつも外に追い出されていた。大したことじゃないと自分に言い聞かせていたが、雪の降る日に行くところもなく、俺は途方に暮れていた。
そんなとき俺を拾ってくれたのは、三匹の猫と暮らしているばあちゃんだった。
俺とばあちゃんと猫たちの、出会いと別れを書いた短編です。
文字数 約3900 二話で完結
会話はほぼ北九州弁なので、方言が苦手な方はスルーしてください。
違うサイトで公開していたものを加筆修正して掲載しました。
気軽に読んでいただけると嬉しいです。
子どもの頃、母の恋人が来るといつも外に追い出されていた。大したことじゃないと自分に言い聞かせていたが、雪の降る日に行くところもなく、俺は途方に暮れていた。
そんなとき俺を拾ってくれたのは、三匹の猫と暮らしているばあちゃんだった。
俺とばあちゃんと猫たちの、出会いと別れを書いた短編です。
文字数 約3900 二話で完結
会話はほぼ北九州弁なので、方言が苦手な方はスルーしてください。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!心に染みます。ぜひ読んでみて下さい( ;∀;)
小説をなぜ読むのか? 僕はこちらの物語を拝読させて頂き、そう考えました。
架空の人物が、架空の場所で、架空の人生を背負い、架空の物語を歩む、小説とは作り話なのだという事実。だけど、なぜその小説が広く世間に認められているのか?
僕はこう思います。
架空の世界に息づいている「本物」を見つける事なのではないかと思うのです。
小説とは架空の形態を取りながら、そこに筆者様が表現し得る「本物」を書き切った時に、広く人の心に届き得る傑作になり得るのだと思います。
僕はこちらの物語を拝読させて頂き、思わず惹きつけられ、そして心が温かくなり、とても感動し、強く胸を打たれ、泣きそうになりました。
こ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ばあちゃんの優しさ、郷愁を覚える温かさ――人情が尊い。
なかなか大変ながらリアルな境遇の少年が主人公。
そんな彼が凍える雪の日、昔情緒の溢れるおばあちゃんと出会い、救われるお話……これは尊い!
押し付けるような強引な親切では決してなく、受け容れるようなおばあちゃんの優しさだからこそ、胸に沁みました……。
本当に何気ない出会いだからこそ、主人公を救ってくれて、大人になっても忘れないほど大切な思い出になるんですね……!
郷愁は場所だけでなく、心にも生まれるもの。
前後編で合わせても4000字未満で読みやすい、冬の日の温かな出会い……是非とも四匹目の猫となって、ご一読をオススメします♪