概要
世界が褪せても、私は色褪せない。
※縦読み推奨です。
主人公のナタリアは、プライドが高くて臆病で自信のない女の子。ソビエト連邦という祖国を愛する彼女は周囲からの友情や愛に支えられ、次第に成長し、ソビエト社会を変えていく。
80年代、ペレストロイカの一環として経済の立て直しを図るべく、ソビエト連邦を構成する様々な共和国や同じ共産圏の国から招かれた少女たちが、歌や踊りを通じて共産主義国家にアイドル文化をもたらした。
その活躍は次第に世界でも認められ、ソビエトは多くの外貨を獲得し、やがて彼女たちは国家労働英雄として迎えられる。
しかし長く続いたアフガン戦争、そしてチェルノブイリ原発事故と次々に国内には暗雲が立ち込め、さらに、これまでソ連が抱えてきた問題が白日のもとに一気にさらけ出されていく。そうして彼女たちが良かれと
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