概要
あなたに食べられるその時まで、あなたと共にいたい。
領主の屋敷に産まれた娘は、忌まわしき魔女の姿をしていた。父親によって『塔』に封印され、孤独と飢えに溺れていく。彼女に救いの手を差し伸べたのは、一匹の蜘蛛だった。
※縦読み推奨です。ぜひブラウザ版にてお楽しみください。
※続編「宵の巫女」完結済みです。
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※続編「宵の巫女」完結済みです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!重厚に練られた設定は、他の追随を許さない。
設定が他のファンタジー作品と比べて重厚に練られていて、特に、魔女の血によって発現する外見その他諸々、烏に対して密かに敵愾心を抱く獣たちなど、その辺りの、綿密で話を面白くする設定は他の追随を許さない部分があるかと思われます。
しかし、ストーリーの構造が凡庸だなと感じました。凡庸だからこそきめ細かい設定が活きていると言えるのかもしれませんが、少女が真相に気付く最後の場面しか山場が無いように思います。時間を忘れて読んでいくのは設定を知ることに満足する中盤辺りまでが限界で、そこまでに読者を惹きつけるような場面、例えば主人公や近しい人がピンチに陥るなど(それこそ凡庸ですが)があれば、もっと魅力あふ…続きを読む