概要
不倫中のわたしに声をかけてきたのは、わたしより美しい男のひとだった。
大学のゼミの教授とぐずぐずの不倫が続いていたわたしはある日、パーティー会場の隅で美しいひとに声をかけられる。
「ねえ、俺とデートしない?」
初めて出会った女装男子との、不思議な時間が始まる。
「ねえ、俺とデートしない?」
初めて出会った女装男子との、不思議な時間が始まる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!水みたいな恋と愛
恋や愛って色んな形があると思う。
ストレート、ゲイ、バイ、トランスジェンダー、異性愛、同性愛、不倫やら純愛とかなんとか。
色々な恋や愛に対するカテゴライズの後は、必ずそれが正しいか正しくないか、正義か悪か、普通か普通じゃないかとそういった枠・形を作りたがる。
ここ最近思うのが“誰かを愛し想う”って事柄に形なんてあるのだろうかということ。
私の友人にバイ(両性愛者)がいて、性同一性障害(心は男、体は女)の恋人が彼女にはいる。
そんな友人に彼女自身がバイであること、その恋人について聞いた際の会話が今でも印象的だった。
友人「驚いたでしょう」
私 「まあそうだね、知らなかったからね」
…続きを読む