ベネ・水代

「狂気」とは何か――逆に言えば、「正気」とは何か？
答えがここにある。

とりあえず腹筋返せ。

本作は「安心して読める良作」だ。何しろ人が死なない！　厄介なトラブルも厳しい試練も、主人公たちは時に力ずくで、時に機転で乗り越える。最後は必ずクスリとし、ニヤリとし、笑顔で旅が続い…続きを読む

本作は「傑作」だ。読むかどうかを迷っているなら、その時間がもったいない。最初のページをクリックしてしまおう。 謎めいたプロローグを頭の片隅に入れつつ、まずは第一話だ。 文明が崩…続きを読む

優等生を演じることに疲れてしまった少女のお話。心理描写が素直で読みやすく、主人公の疲れと葛藤がストレートに伝わってきます。「ああ、分かる分かる」と共感できる短編です。

人知れず姫を見守り続けた、翁でも媼でもない「第三者」が語る竹取物語。 事の始まりを知る「語り手」のまなざしは、ひたすらに穏やかで優しい。 もしかしたら貴方も、静かなる賢者に見守…続きを読む

本作はロボットものではあるものの、「異世界ファンタジー」に分類される風変わりな作品です。何しろこの世界では、ロボット同士が戦闘しながら魔法を使ってきます。 魔法に少し科学が入り混…続きを読む

一読してため息が出た。 この人は、どうして。 私が苦手とするものを、こんなにも優しく書けるのだろう。 竜眼という聞き慣れない料理。 私には食べられない、とある材料を使っているら…続きを読む

世界にとって「異端」な二人の旅人。彼らが夜の森で言葉を交わす、ワンシーンを切り取った短編です。 異世界召喚の「裏道」を行く発想と、美しくも寂寥を帯びた世界観が印象的でした。 こ…続きを読む

じわじわと喉がしまるような、なんとも言えない気味の悪さ。 「あとがき」まで読めば息が詰まるような苦しさを体験できます。 投稿者として、あるいは読者として、それぞれの不気味さを味わっ…続きを読む

そもそも「レビュー」とは何か。誰に何を伝えるためのものなのか？ この質問に（自分なりに）答えられなかったら、ぜひ読んでみるべきでしょう。 何に注目し、何を意識して書けば良いのか。…続きを読む

「小説で弓を扱いたい方」の一人です。 弓道の解説書を立ち読みしたり、Webでちょこちょこ調べたりはしているのですが、ここまで丁寧で分かりやすい説明は初めて拝見しました。できればも…続きを読む

私は三人称の多元視点で群像劇を書こうとして、悪戦苦闘しています。 脳内ではほぼ全てのシーンにおいてアニメーションが展開され、その場にいる人物A～Eの配置や動き、心理状態まで詳細に…続きを読む

読みやすく、まとまった短編としての美しさ。
もっと先を読みたくなる、練りこまれた人物と世界。
この二つを同時に味わえる贅沢な作品です。

心ない言葉に傷ついた、全ての書き手へ。

あなたには「癒される権利」があります。

筆を折ってしまう前に読んでほしい、やさしく、あたたかいメッセージです。

流行りの「小説」への鬱憤を、軽妙な風刺小説へと昇華させた逸品。 姫様と大臣の掛け合いは終始テンポよく、台詞の一つひとつにニヤリとさせられ、読んでいて飽きません。勢いを殺さないオチ…続きを読む

次から次へと襲ってくるハプニング。各話とも続きが気になる絶妙な引き。しっかり練られたキャラクターたち。ラブコメに興味がなくとも楽しめること請け合いです。 本作の恐ろしいところは、…続きを読む

救国の英雄でも、型破りの変人でもない。等身大で親しみやすい「普通の冒険者たち」を描いた、ユニークな作品。ド派手でなくとも凝った罠や、リスクと報酬を天秤にかける損得勘定など、地味なよ…続きを読む

自分の作品がランキング下位に埋もれ、評価以前に見てもらえる機会すらない。そんな状況でも絶望するのはまだ早い。まずは本エッセイを一読し、前向きに自分の足元を見直してみよう。きっと新し…続きを読む

「ランキング上位が不動の座を占める」、「隠れた名作は隠れたまま」等々。カクヨムの現状に嘆き、憤る作家諸兄にこそ読んでほしい内容。私たちにもできることを、落ち着いた文体で冷静に綴って…続きを読む

良作でありながらランキング下位に埋もれてしまう作品を、筋の通った指標で掘り起こす。その発想と実行力に頭が下がります。ぜひ続けてほしい、そして多くの人に読んでもらいたいと願ってやみま…続きを読む

ありふれた些細な事件。誰でも言いそうな短い言葉。静かで落ち着いた描写が、かえって心の奥の何かを呼び起こす。印象深い短編です。

壮大で、緻密な設定が見え隠れする世界。登場人物たちはいずれも個性と魅力にあふれ、筋の通った力強いドラマにぐいぐいと引き込まれます。まさに激流のような物語。ぜひ飛び込んで味わってくだ…続きを読む

スタートして間もないサービスだけに、投稿される方々が戸惑うシーンは多いはず。こちらで紹介されている事例と対処法は必読です。特に、2月28日以前から作品を投稿された作家諸氏は、念のた…続きを読む