にじさんじの古典好きVTuber 栞葉るり、初の著書『ゆるゆる古典教室』刊行

にじさんじの古典好きVTuber 栞葉るり、初の著書『ゆるゆる古典教室』刊行
にじさんじの古典好きVTuber 栞葉るり、初の著書『ゆるゆる古典教室』刊行

栞葉るり『ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族』/画像はカドスト商品ページより

バーチャルライバー/VTuberグループ・にじさんじ所属の栞葉るりさんが、古典をテーマにした著書『ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族』を7月25日(金)にKADOKAWAから刊行する。

同書は、「古典は実質、インターネット──大昔に日本でバズった作品たちを古典という」をキャッチコピーに、古典を時代ごとにバズった覇権コンテンツの集合体として、現代と繋がる古典の魅力を紹介。

価格は1815円(税込)。現在、AmazonほかECサイトで予約を受け付けている。

古典好きなにじさんじVTuber 栞葉るり

栞葉(しおりは)るりさんは、2023年11月より立伝都々さん、ミラン・ケストレルさんと共に活動を開始したにじさんじ所属のVTuber。チャンネル登録者数は記事執筆時点で27.6万人を数える。

栞葉るりさん

初配信では清少納言の『枕草子』をはじめとした古典が好きと話すなど、日本文学に強い関心を抱いている。

これまでの配信でも、たびたび古文をわかりやすく解説する企画を行うなど、自らの好きを活動に活かしてきた。

栞葉るりさんと学ぶ古文単語

今回刊行される著書『ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族』では、全編執筆を担当。刊行を告知した2月8日の配信によると、進捗状況は半分ほどまで進行しているという。

栞葉るりさんは1月24日より、ゲーム『Minecraft(マインクラフト)』のマルチサーバー「にじさんじ若手女子限定マイクラサーバー」を主催(外部リンク)。こうした企画と並行して執筆も行なっていたようだ。

栞葉るりさんの著書刊行告知配信

書籍の監修に『源氏物語』関連の著書を持つ大学教授

『ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族』では、監修として法政大学文学部日本文学科教授の加藤昌嘉さんが協力。

加藤昌嘉さんは、『源氏物語』に関する著書を多数執筆。2012年には、紫式部と王朝文化に関する優れた研究業績を対象にした「第13回紫式部学術賞」も受賞した研究者だ(外部リンク)。

告知配信では、栞葉るりさんは以前から加藤昌嘉さんの著書を読んでいたと報告。また、普段の配信ではあくまでも独学の内容を伝えているため、書籍刊行にあたって加藤昌嘉さんの監修としての参加を喜んでいた。

表紙はイラストレーター西沢5㍉、漫画や挿絵も収録

『ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族』の表紙は、イラストレーターの西沢5㍉さんが担当(外部リンク)。過去、栞葉るりさんの配信に参加するといった経緯もあり、今回のオファーに繋がった。

一方、書籍内には漫画や挿絵も収録。それらは育児をテーマにしたコミックエッセイ『るしこの子育て日記』で知られる漫画家・るしこさんが担当する(外部リンク)。

にじさんじ倉持めると出演の限定CD付小冊子も発売

また、KADOKAWAが運営する直販サイト・カドストでは「ゆるゆる古典教室番外編CD付き小冊子」が付属する限定版を発売。価格は4730円(税込)。

CDには、書籍内で紹介しきれなかった魅力や推しポイントなどのこぼれ話を、栞葉るりさんが講師となって授業形式でおよそ60分にわたって収録。

ゲストとして、にじさんじ所属の倉持めるとさんが生徒役として出演。倉持めるとさんは、栞葉るりさんの企画配信「栞葉るりのゆるゆる文学教室」第1回のゲストで、今回栞葉るりさんの強い希望で実現した。

倉持めるとさんが参加した栞葉るりさんの文学教室

『ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族』のカドスト限定版では、こうした内容を講義ノートとなる小冊子と共に楽しめる。小冊子のイラストは漫画『やがて君になる』の作者・仲谷鳰さんが担当した。

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