映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版』と『イノセンス 4Kリマスター版』が、2月28日(金)から2週間限定でTOHOシネマズにて上映される。
押井守監督による映画『イノセンス』の公開20周年を記念した企画となる。
なお、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』4Kリマスター版は2021年の日米同時上映以来、『イノセンス』4Kリマスター版は今回が初の劇場上映となる。
世界に衝撃を与えた『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』
士郎正宗さんの漫画を原作として、その世界観を押井守監督が拡張させたSFアニメの金字塔が『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』と『イノセンス』だ。
『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の舞台は2029年。
高度に発達したネットワーク社会で多発するサイバーテロ等を取り締まる、非公認の超法規特殊部隊・公安9課の草薙素子とバトーの活躍を中心に描く。
海外でも人気が高く、『マトリックス』のラナ&リリー・ウォシャウスキー監督をはじめ、国内外多くのクリエイター影響を与えた。
2017年にはスカーレット・ヨハンソンさん主演の実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』が公開されている。
押井守監督「4Kの威力を確かに感じました」
『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』から3年後の2032年が舞台の続編『イノセンス』は、公安9課のバトーを中心に描かれる。
日本のアニメーションとして史上初めて、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出された(第57回)。
カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出された日本のアニメは、2025年1月時点でも『イノセンス』のみとなる。
2024年に劇場公開から20周年を迎えた本作は、企画上映等をのぞき、20年ぶりの劇場での上映となる。また、Blu-ray等で発売されていた4Kリマスター版が、劇場のスクリーンで披露されるのは今回が初だ。
TOHOシネマズでの上映に先駆けて、『イノセンス 4Kリマスター版』初号試写を鑑賞した押井守監督は、「4Kの威力を確かに感じました」とスクリーンで鑑賞する意義を語っている。
「当時は、何年もかかって手描きやCGで仕上げた画を細かなディテールまで映像で再現できなかった。ですが今回、高解像度のデジタルスキャンをしたことで、画の精度が格段に上がったと思います。4Kの威力を確かに感じました」
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作品情報
『イノセンス 4Kリマスター版』
- 上映時間
- 99分
- 原作
- 士郎正宗(「攻殻機動隊」講談社刊)
- 監督・脚本
- 押井守
- 制作
- プロダクション I.G
- 配給
- TOHO NEXT
『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版』
上映時間:85分
原作:士郎正宗(「攻殻機動隊」講談社刊)
監督・脚本:押井守
制作:プロダクション I.G
配給:TOHO NEXT
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