ゲーム開発企業・Riot Gamesが公式SNSで12月6日、人気ゲーム『League of Legends(『LoL』)』のトレーディングカードゲーム版となる『Project K』を発表した。
最終的には、国際大会を開くまで規模を拡大したいとの展望も明らかにしている。
2025年初頭に各国に先行して中国でローンチ。英語版ボックスセットの販売も同時期から行う。日本を含む他各国でのリリース時期は未定となっている。
デジタルカードゲーム『Legends of Runeterra』を継ぐ、新たなTCG『Project K』
発表に併せて、Riot GamesのYouTubeチャンネルでは『Project K』の紹介PVが公開された。
映像には『Project K』のゲームディレクター・Dave Guskinさんと、エグゼクティブプロデューサー・Chengran Chaiさんが出演し、本作のカードや今後の予定を紹介している。
Dave Guskinさんによると『Project K』は、Riot Gamesが展開してきたデジタルTCG『Legends of Runeterra(レジェンド・オブ・ルーンテラ/LoR)』を現実に再現するものになるという。
とはいえ全く同じなわけではなく、『LoR』のデザインや哲学を部分的に受け継いだ新規のTCGになるようだ。そのため『LoR』にはなかったカード、そして当然『LoL』のチャンピオン(キャラクター)のカードも登場する。
チャンピオン毎に個性があり、パワーで押し切ったり、場に混乱を引き起こしたりとスタイルは様々。また、1対1だけではなく2対2のチームプレイ等でも遊べる。
多人数での対戦では、プレイヤー間の同盟や裏切りといった駆け引きも楽しめるルール設計になっているそうだ。
中国/英語圏以外での展開について──重要なのは地域のカードショップやパートナー
Chengran Chaiさんは今後の予定について言及。
いち早くリリースされる中国のマカオでは、ゲーム『チームファイトタクティクス』のイベント「TFT Macao Open(12月13日~15日)」で『Project K』をお披露目するという。
会場ではトライアルデッキを遊べる他、中国語版の「Arcane ボックスセット」を販売。年明けすぐには、Riot Games公式ストアで英語版「Arcane ボックスセット」のプレオーダーの受付も開始する。
なお、Chengran Chaiさんは普及のためには製品がただ販売されるだけでは不十分だと話し、大会やコミュニティを形成してくれるカードショップの存在が不可欠だと語る。
リリース初日から最高の体験を提供できるよう、国ごとの競技環境の最適化や言語等への対応を万全にするべく、今世界中でパートナーを探していると説明。中国および英語圏以外への展開も、近い内にお知らせしたいと話した。
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