皆~~~!! 日記書いてる~~~!?
わんころはねぇ!!
ステボ用の下書きが90KBとかほざいててドン引きしました。
(メモ帳換算です)
(約30,000文字。原稿用紙75枚分)
- はじめに
- 自己紹介
- 本題
- 終わりに
- ところでこの記事は何文字でしたか?
はじめに
adventar.orgこれは『アド"定期ゲ"ベントカレンダー2024』に寄稿した文章となります。
12/15の記事を本日は担当させていただくことになりました。
この記事では以下の略称を使わせていただきます。ご了承ください。
・ヒサギ様作成の定期ゲーム及びそれに準ずるもの → ヒサギゲー
・うでらび様作成の定期ゲーム及びそれに準ずるもの → うでらびゲー
・Colorful OneRoom → カラフワ
・Supernal Blue → スパブル
・Stella Board → ステラボード
・BO5 → ぼご
・シマナガサレ → シマ
抜けがありましたら申し訳ございません。
表記ブレは気を付けましたが、全く気を付けられておりませんでしたのでスルーしていただけますと幸いです。
また、各種画像にはルルクス様(X:@I_am_rurux)、うつぎ様(X:@utsugisora)のイラストが使われております。この記事を執筆する上で掲載許可は頂いております。大体アイコンがルルクス様、日記絵など大きい絵がううつぎ様です。
この記事の最初の画像&アイキャッチ画像のイラスト部分はうつぎ様にお金で無理を言わせて描いていただきました。本当にありがとうございました!!!!
自己紹介
どうも初めまして、あるいはいつもお世話になっております。
わんころという者でございます。
最近のキャラ傾向は「別に暗い過去を持っているわけじゃないし解決するべき問題があるわけじゃないけど、何となく生きづらさを覚える人」です。
虚無の人、顎芸の人、ぽれんで勇者を率いている人、いっつもTLで燃えている人、という認識の方。ありがとうございます!!
もしかしたら遊んでいただいたことがあるかな~ あると嬉しいな~~~ の定期キャラリストはこちらになります↓
・ガゥワィエ(コトシタ。灰色ポニテのすぐ死ぬ人)
・ラドワ(フタハナ、ぽれん等。快楽殺人鬼の屑)
・望月紫苑(イノハナ1。神速を時速720kmで走れる異能として爆走してた人)
・緒志舞(イノハナ2。オシマイ。炎の吸血鬼になった大阪人)
・如月弥生(カラフワ1。紅茶の油田の人)
・ヴェレンノ(カラフワ2。図書館のトキワの人)
・菊月澪(暗夜。兵庫ならぬ播州ネタを擦ってた人)
・フィリア(ぼご。お酒大好きあざとウサギの人)
ect
本題
さて、皆さんは定期キャラの日記を書いたことがありますか?
多分2/3くらいの人が書いたことあるんじゃないでしょうか。
日記って、過去の出来事を書く人と、実際にあったことを書く人と、その両方を書く人がいると思います。わんころは両方書きます。
日記はいいですよ~~~ キャラをお話しなくても、このキャラはこういうことがありましたって語れるんですよ~~~。PCと関わってくださっている方の情緒に「うわぁあああああ!!」とファイア!! することだってできます。その出来事の時間軸に相手は干渉できないことをいいことに、遠距離からサクッサクッとナイフを刺し、反撃をさせない凶悪なカードだったりするんですね。日記で反撃されたら知りませんけど……
ところで、日記を書かない人の中には
「時間がない」
「何を書けばいいか分からない」
「書き方が分からない」
という人がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな人のためのお力になれたならば、日記を書いてわんころさんに是非見せてくださいね。
時間がない問題
実はこの問題の解決方法は楽です。多分わんころを知ってる人は「来るぞ、頭おかしい発言が出てくるぞ」と身構えていることでしょう。大正解です。
考えてもみてください。普通、書けないんですよ。
ロールをして、交友を深めて、ゲーム部分を遊んで、日記を書く。仕事も睡眠もご飯も風呂もあるのに、書いてる暇なんてあるはずないんですよ! せいぜい書けて交流日記ですよ!! これで過去日記までがっつり書いてくる人は絶対にカイリキー、否、メタグロスです。あいつはスーパーコンピューターなだけではなくちょうど腕(?)も4本ありますし。
ですが、私たちは人間です。24時間を超越できない限り、とてもじゃないですがここまでマルチタスクをこなせません。実はわんころもこなしていません。どういうことかって?
書いておくんですよ。
定期が始まる事前になァ!!
事前に書いておくことのメリット
まず事前に書けるの? と思われる方もいらっしゃるでしょう。
実際にあった出来事の日記、つまり過去の内容の日記は書けるんですよ。ネタバレになるから書きたくない? それはそれで書き方があるぞ! 後述します。
事前に日記を書くと
・交流に集中できる
・キャラが定まり、よりリアルなロールができる
・↑ついでに下地が固まって動かしやすくなる
・知らずうちにロールフックを用意できる
といったメリットがついてきます。ほら!! こんなにいいことずくし!!
今すぐやるしかないっしょ!! 今から書くしかないっしょ!!
因みにわんころさんはこれを書き始めた頃には30KBのソラニワ用の日記ができてるぞ!! 何でもう30KBもあるんですか……?
(約10,000文字だぞ)
それでは無理やり話を元に戻し、1つ1つ見ていきましょう。
◆交流に集中できる
これは言うまでもないですね。
事前に書いておけば交流しながら長文を書かなくていいですし、書く時間がないと嘆かなくて済みます。
いるでしょう? 本番で過去のお話を書こうとして、時間が取れなくて中途半端に終わった人。
◆キャラが定まり、よりリアルなロールができる
過去を固めておくと、最初からロールに説得力を持たせることができるんです。
このお話をするために、わんころPCのフィリア・バルナルスを取り上げますね。
教材用日記URLことプロフィールはこちら(読まなくても大丈夫です)。
このPCは「あらゆる強さを利用するため、己の可愛さも武器として使う」という設定があります。めちゃくちゃ可愛い子ぶるけれど、その正体は荒々しく野性的な性格をしています。でも、これだけだと「じゃあどうしてそうなった?」になりませんか? このような性格には、一般家庭から成立するとはあまり考えられませんよね。
そこで、過去です。フィリアは「弱いからと親に捨てられた」という過去があります。この過去から「強く在ることに執着している」という精神性に説得力が出てきます。そして、「強くあるためには何でも利用する」「拾われた先で同様に捨てられた子供の面倒を見ることがあったため、面倒見が良く育った」などの細かな設定にも説得力が出てきます。
この説得力を持たせられると、よりリアルで素敵なキャラに仕上がること間違いなし! しかもすでに参照される過去があるので途中でキャラがブレることもありません!!
◆ついでに下地が固まって動かしやすくなる
だってもう「できている」んですもん。勝手に動きます。
(人によります。私はゴリゴリ動く派)
◆知らずうちにロールフックを用意できる
これはPCの「地雷」や「好き嫌い」などのお話です。
これまた先ほど挙げたフィリアで例を挙げるんですが、先述の通り「弱いからと親に捨てられた」過去があります。それが故に「強さこそ価値」だと考えており、「弱くなること」に対して強い嫌悪感や恐怖があります。せっかく強くなったのに、弱くなってしまえば捨てられたとき同様に無価値になるということですからね。
ここで、怪我を負って上手く戦えなくなったキャラが無理に戦おうとしているところを見つけたとしましょう。一般論では「無理をするな」「ちゃんと休め」になりますが、フィリアにとっては「戦えなくなることは無価値となること」です。だからこそ、止めずに無理をすることを見逃したり、自分がああなってしまったときの恐怖心を抱いたり、とロールに使えます。ここから更に発展させて「自分が戦えなくなったときの危惧」を人に話せば充分ロールフックになりますし、自身の過去や考え方を話すきっかけにもなり、よりキャラクターを知ってもらうことができます。
凄くないですか!? 事前に日記を書くだけで、上記が全部ついてくるんですよ!? えっ? そんな自分の子の設定なんて常に把握できてないって? 矛盾がどこかで生まれちゃう可能性があって整合性が取れないって?
よく考えてみてください。キャラクターがどのような性格で、どのような過去を持っているか。それでどのような設定を持っていて、どのような性格で、過去で、趣味嗜好で―― の、全てを事前に、定期が始まる事前に! 用意できるんですよ。それを、あらかじめ履修しておく。つまり、予習を終えておくんです。するとどうなるか。
あっ! 進研ゼミで見た!!
これと同じことが起こるんです!!
あるいは予防接種! あるいは事前にレシピを読み込んでおく! 「はー ロール上手くなりてぇ~」とお悩みのそこのあなた! おすすめですよ、事前日記! キャラの背景もシナリオもぐっとリアルになり、動かしやすくなること間違いなし!!
以上、事前に日記を書くことの素晴らしさをプレゼンさせていただきました。
いかがだったでしょうか? 過去のお話やロールが関与しない部分は事前に書いておくことができますし、キャラの把握や土台作成にも一役買ってくれます。しかもロールをする時間も取れるようになり、いいことしかありません。
皆!! 今日からやろう!! 事前日記執筆!!
さて、もうおなかがいっぱいかもしれませんが。この記事はあと70%くらい残っています。は?
日記の書き方のコツ
※ここではわんころがよく書いている「ストーリー性の高い日記(過去パート、過去日記と今回は呼びます)」と「本編中に実際にあったことを書く日記(現在パート、今日記と今回は呼びます)」についての書き方になります。断片的な情報を出すタイプの日記の書き方は最後に紹介します
そもそも日記が書けない、という声も勿論聞きます。
日記を書くのって小説を書くのと似ているんですよね。厳密には日記と小説は別物と私は考えていますが、大体小説です。
というわけで、隣にいる「小説を書きたいのに書けないとずっと悩んでいる新入社員」に聞いてみました。こらそこ、わんころには「文章が書けないやつの気持ちなんか分からない」って言うな。
◆最初に何を書けばいいのか分からない
最初の書き出しが分からず、何を書いたらいいんですか? って尋ねられました。オタクが多い職場、助かります。
現在パートの日記で便利なのは、「こういうことがあった」→(過去に何があった)→「起きた出来事についてどう思った」→(今後どうするつもりか)を書くことです。()部分はあってもなくてもいいです。
まずは何があったかを書きましょう。何があったかを書く場合も、「結論」→「そうなった過程」で書くと読み手は読みやすいです。
その定期ゲームの世界観の説明を書く必要はありません。皆分かってるからね。ただし、PC目線での「ここはこういうところのようだ」は説明ではなくPCの見解なので全然OKです。自世界との差とかに触れてみてもいいですね。
過去パートでは、最初に「来る直前の話」あるいは「現在の精神性での日常の一コマ」を1つ書いてプロローグにするのが一番やりやすいと思います。
ポイントとしては、「元の世界観の説明」「キャラクターの方針」を明示することです。例えば日常的に戦っている人だとか、例えば水の中の世界からやってきただとか。興味を引くための、あるいは理解を深めるための日記を最初にぽん、とおいておくだけで「ふーん、おもしれぇ女(男かも)」になります。
というか、素敵~! と思ってプロフィール見に行って日記があったら読みません? 推しに日記があったらめちゃくちゃ喜びません? この上ないファンサじゃありません? そういうことです。
◆「どうやって話を組み立てるのか分からない」
現在パートは先述で組み立てられるので、過去パートのお話だけになります。
後輩から一番書きたい要素があったとして、そこを描くための前後が分からないとも相談を受けました。
これは一番書きたい要素に対して「どうしてこうなったか」をとにかく詰めて、それを時系列順に並べると手っ取り早いです。
今回はわんころPCのキャラのヴェレンノ君(カラフワ2期キャラ)で見ていきましょう。
教材URLはサイトが閉じちゃったのでないです――
ヴェレンノ君はセヴェンタという「姉に振り回されて傭兵から冒険者になった」キャラです。そして「憧れだった姉が死んだ」という要素を持っています。どうしてそんな悲しいことになったんですか・・・・・???
姉が死んで数日後にカラフワの世界に迷い込み、記憶が殆ど飛んだ&姉の名前を自分の名前と勘違いしていた、というハンドアウトを持たせました。うっかり姉と冒険者仲間を直前のニワチャレに出してギャグをしまくって後続の弟の悲壮感をマシマシにしたという裏話がありますが、あれは日記に関係ないおもしろ話なので今回はこのくらいでおいておきます。
一番のメインイベントは先述しました「憧れだった姉が死んだ」です。
これだけだと疑問がたくさんありますよね。その疑問をとりあえず挙げてみましょう。ウミガメのスープを意識するとそれっぽいかもしれません(あれは「はい」「いいえ」で答えられる質問のみになるので、そこだけは違いますが……)
というわけで挙げるとこう。
- 何で死んだ?
- 憧れだった理由は?
- 姉はどんな人?
- 他に仲間はいないの?
ざっとこんな感じですね。
次に簡単な回答を並べます。
- 何で死んだ? → 冒険中に敵の毒にやられ、正しく対処しなかった
- 憧れだった理由は? → 圧倒的な強さと、戦う荒々しい姿が好きだった
- 姉はどんな人? → はちゃめちゃで意味の分からない人だけど戦いはバカ強い
- 他に仲間はいないの? → 結構たくさんいる
これを、時系列順に並べていきます。
でも、概念みたいな話があって時系列順もへったくれも、ってなりますよね。
時系列順に並べづらいことは、「その話を盛れそうなワンシーンに変換」します。こんな感じにどん。
- 何で死んだ? → 冒険中に敵の毒にやられ、正しく対処しなかった
- 憧れだった理由は? → 圧倒的な強さと、戦う荒々しい姿が好きだった → 姉の戦闘シーン
- 姉はどんな人? → はちゃめちゃで意味の分からない人だけど戦いはバカ強い → 姉の混沌エピソード
- 他に仲間はいないの? → 結構たくさんいる → 馴れ初めとかそういうの → 冒険者に入って自己紹介
で、時系列順に今度こそ並べ替えると
- 姉の混沌エピソード
- 姉の戦闘シーン
- 冒険者に入って自己紹介
- 冒険中に敵の毒にやられ、正しく対処しなかった
- 姉が死んだ
- カラフワに来た
ほら!! 結構ストーリーができてる!!
3~5割くらいはストーリーできてる!! ほら!! 書けてるじゃん!!
こんな感じで疑問点を掘り下げ、それを時系列順に並べ替えただけで!! あれほど書けない書けないと悩んでいたシナリオの骨組みができているではありませんか!!
というわけで、後は肉を付けていきましょう。
全体を見て、「内容が唐突すぎる」と思う場所はありませんか? これだと「姉の戦闘シーン」と「冒険者に入って自己紹介」がとんでもなく唐突です。というのも「かつては傭兵だった」「傭兵をやめて冒険者になった」という経緯があるのですが、それが省かれているんですよね、これ。というわけでそこを肉として骨に肉付けします。
・・・・・・・・・・・・
こいつらの傭兵やめて冒険者志願のシーンって傍から見てもめちゃくちゃなんだよな・・・・・・・・・・
後は姉が片目を隠しているんですけど、そうなった理由も勿論ありますよね。説明しないと突然眼帯を始めた中二キャラに……セヴェンタさんだったらやりかねんなって思っちゃった……もしかして説明用に向いていないのではこの人……
それとところどころ急展開な部分を調整していけば
- 姉の混沌エピソード(傭兵時代の何でもない話)
- 姉弟で戦闘エピソード(姉弟で戦っているため)
- 姉が弟を庇って目を負傷する
- 弟落ち込むけど姉はピンピンしてる
- 姉は怪我をしても前線に出た
- 姉が突然傭兵をやめて冒険者になろうと言い出す
- 冒険者になる
- 冒険者パーティに仲間入りして自己紹介
- 冒険者としての日常を書く
- 冒険中に敵の毒にやられ、正しく対処しなかった
- 姉が死んだ
- カラフワに来た
ご覧ください!!
見事プロットが完成しました!! プロットができましたよ!! あとはこのプロットに準じて日記を書くだけです!! えっ凄い!! プロットだ~~~~~~~~!!
(わんころは長編でないとプロットを書かない人)
どうですか? これであとは各項目に合致する日記を書くだけで日記が書けちゃいますよ!! なんなら小説を書きたい人!! これをプロットにして小説を書いたらできますよ!! 書けますよ!! ここまで完成させられたら何とかなる気がしませんか!?
今回は書きやすい時系列順に物語を展開しましたが、比較的近い時間軸の物語を展開してから過去に触れる、時系列は無視でロールで開示された情報を日記で展開していく、という方法も使えます。
このようにすればネタバレを回避できますし、ロールで明かされてから詳しい話を明かし、相手にPCの設定のメモとして活用してもらうこともできます。
その場合は「1話完結」を特に意識しましょう。中途半端にぶつ切りしないで、出したい情報のワンシーンの最初と最後をしっかりと書ききりましょう。長い場合、同じ日記のタイトルにしてナンバリングしてもいいですよ。
◆プロットから中身を作っていこう
最初から最後まで一連の流れに沿ってではないと物語が書けない私「どうやってプロットから書いて話を組み立ててんの?」
書きたいところを書いてから前後の辻褄を合わせていく同期「こんな風に……(おにぎりを握る動作と書類をトントンしてそろえる動作)」
そもそも小説が書けない後輩「そんな物理的に整えるんですか???」
実は物語の書き方って人それぞれでぇ……
自分に合った書き方に合わせて書いていくべきでぇ……
私はそのプロットを元に最初から最後まで通して文章を書くタイプ(それ以外ができない)なんですが、多分それができる人は文章が書けないって言わないと思うんですよね――
どうやってかくもへったくれも、最初から最後まで順番に物語を書いていきます。映像タイプ(物語を考えるときに映像が頭で再生されるタイプ)なんかはこのやり方が合うのではないでしょうか。そうでもないと後で同期や後輩の話で判明しました。
個人的に考える、最初から最後まで順番に物語を書く方法のメリットは、
- フラグ管理がしやすい(思いつきでフラグを立てても後で回収できる)
- 時系列的な辻褄を合わせやすい
- 書いていてより良い展開が思いつくことがある
が挙げられます。
旅行に行くときに、「ここに行きたい!」という目的を立てるだけ立てて、後は行き当たりばったりで放浪するタイプですね。ディズニーランドで絶対に乗りたいアトラクションだけ乗って、後は現地で考えるタイプとも言えるかもしれません。
因みに欠点は「文字がアホほど増える」だと思っています。
それからプロットでそれぞれ書きたいことを書いていき、細かくストーリーを作ってからつなげていくタイプも居ます。そこの同期がそうなんですけど。あと文字が書ける後輩もこのタイプでした。
流れとしては「プロットを書く→更にそこの主要となるシーンやセリフ、必要なフラグをメモ書きする→細切れの物語を作っていく→組み立てる」って感じで物語を作っていくそうです。へー。
これも主観的なメリットを挙げると
- ロジカルに物語展開ができる(必要な文章だけで構成できる)
- 自分の書きたいことがブレない
- 話が脱線しづらい
旅行に行くときに、最初から最後まで綿密に旅行の計画ができるタイプですね。ディズニーのアトラクションも、計画を立てて最も効率のいいルートで回れるタイプです。羨ましい。
他にも「セリフだけ最初に書いて、後から地の文を付け加える」など色んな書き方があるのですが、周囲の人間でお話を聞くことができなかった&私が最初から最後まで一貫した物語の書き方しかできないので、書き方は簡単ですがこんな感じでまとめたいと思います。簡単にしか書いていないつもりでしたがさっきの説明だけで1,000字を超えていました。ご覧くださいこれが行き当たりばったりで物語を書いている人間の増えるわかめならぬ増える文字列です。
日記を書く上でやっておくといいこと
書き方はよし! じゃあ書くぞ! となった方。ありがとうございます。
勿論このまま書いてもいいのですが、より助けになりたいし回避できそうな失敗は回避してほしいと切に願っております。
ここからは書き方の補足タイムに入ります。日記を書く上で共通で意識した方がいいことはあるので、それを書いておきますね。
◆話数を決める
カラフワやシマナガサレなど、更新タイミングが決まっている定期ゲームでは特に重要です。
過去日記を書くに当たって、何回日記を書くタイミングがあって、その内何回日記を書くかを事前に決めておきましょう。シマナガサレでは「リアル1日で1回」、カラフワでは「色を取り戻したら1回」など決めておきます。そこから逆算して、事前に何話用意するかを決めておきましょう。更新回数が分からないものは、個人的にはステボやぼごなど2か月程度ですと20話以内だと余裕を持って更新できるかと思います。ここで言う余裕を持っては「3~4日に1回程度」を指します。これが余裕を持っての更新になるのかは人それぞれだと思うので、皆さんの余裕を持ってのペースでお願いします。
◆文字数を確認しておく
何で人類3,000文字で足りてるんですか羨ましすぎる。
日記は定期ゲーによってまちまちですが、文字数に上限があります。3,000字が最大文字数だった時代もあれば、20,000文字も許される時代が到来していたりもします。
特に気を付けたいのが装飾による文字数増加です。うでらび様の定期ゲームでは日記のアイコンをURLで指定するので、会話させると文字数が爆発する恐れが大変高いです。
どの定期でも、アイコン装飾がないのであれば文字装飾のない状態で最大文字数の70%ほどで終わらせることを目安にしておくと安パイです(特殊な見せ方をする場合、ゴリッゴリに削れるので要注意です)。
アイコン装飾がある場合、URLで指定するもの(シマナガサレ、ぼご など)は1セリフ200文字くらいを意識しておきましょう。1URLで凡そ60~100文字程度ですが、そこに装飾を入れ始めると200文字くらいすっ飛ぶため。
◆文字装飾は後にしよう
これは好みが分かれるかも。わんころは日記に下書きを映すときに装飾をするタイプです。
話を読み直すときに、装飾の文字で純粋に目が滑るので…… でもセリフの前に発言者の名前を入れる、あるいはアイコン番号を書いておいて、誰が喋ってるかのメモを書いておくのはお勧めします。掛け合いを書いて地の文がなくなったらふつーに忘れたりするため。私は最初メモってなくて、15人くらい喋らせたときに訳が分からなくなりました。バカ。
アイコン番号は、ヒサギゲーであれば登録番号、うでらびゲーであればアップロードした際のアイコンの名前を対応させておくといいですよ……え? アップロードするアイコンを番号ではなく逐一名前をつけている? それじゃあ番号じゃなくて名前を控えてもらうか。
◆プレビュー確認はちゃんとしよう
結構タグ指定やアイコンミスがあったりします。常習犯が通ります。わんころです。
あとはいつか直る気がしていますが、ステボではアイコン番号が表示されるようになりましたね。あれ、アイコン登録ないと番号がずれるのでめちゃくちゃ間違えます。
(1、2、3、5番目にアイコンを登録し、4番目にアイコンを登録していない状態だと、番号が1、2、3、4と振られる。これで5番目のアイコンを指定しようとして番号につたれて/4/を入れてアイコンが思ったのと違う、とかめっちゃあった。全部埋めれば済む話だけど、ヒサギゲーはアイコンを入れ替えると日記に影響出るため……)
◆三部構成を意識してみよう
三部構成ってそもそもなあに? ドードリオの頭? って首を傾げる方もおられるでしょう。
三部構成は、ハリウッド映画でのお約束構成のことです。第1幕(Beginning)、第2幕(Middle)、第3幕(End)で成立するから三部構成って言うんですね。そして、いわゆる起承転結の起承の間をプロットポイント1、あるいは第1ターニングポイントと呼びます。転がミッドポイント、転結の間をプロットポイント2、あるいは第2ターニングポイントとなります。
ここでは詳しいお話は割愛するので、気になった方はググってみてください。
正直三部構成の解説をするとこの日のゲベカレの記事の文字数が2倍になりかねないんです許してください。ここ書いてる時点で10,000文字が目前なんですよ!!
個人的にこちらの2つのnoteが凄く分かりやすかったのでおいておきます。
(問題がございましたら取り下げさせていただきます)
因みにわんころの日記はこれに則ってることが多いので、全16~20話くらいのお話で、大体5~6話目くらいで不穏が起きます。不穏じゃなくても転機が訪れます。プロットポイント1や第1ターニングポイントと呼ばれるところですね。フィリアちゃんは捨てられたことを知るし、ヴェレンノ君は姉が目を負傷したし、イルクク様は魔王にされたし、ウーシアちゃんは村を追い出されました。
わんころって第一ターニングポイントをミッドポイントと勘違いしてるところありません?
ミッドポイントは、フィリアちゃんだったら姉のライブを見に行くところ、ヴェレンノ君だと冒険者になったところ、イルクク様は城を建てるところ、ウーシアちゃんはイルクク様に拾われた、辺りが該当しそうな気がしますね。
そして、プロットポイント2あるいは第2ターニングポイント。フィリアちゃんは姉に戦うためのヒントを貰ったところ、ヴェレンノ君は姉の死、ウーシアちゃんは勇者が来るって話を聞いたところ(なんか変な感じはするけど、この子はプロットポイント2からエンディングまでの物語がシマナガサレに当たるので変則的になってる)、ですね。え? イルクク様? これからその内書きます。その内・・・・・・書きたいなぁ・・・・・・
日記と小説はやっぱり違うの?
皆~~~~~~~!! 一番最初に話しとけって言われそうなことを今言うぞ!!
わんころは文字書きじゃないからな~~~~~~~!!
小説は書くけど文字書きじゃないからな~~~~~~~!!
これでよし。
はい。
個人的には「似て異なるもの」と思ってます。より正しく言うならば、「小説でできないことが日記ではできる」かもしれません。
小説では描写が大事ですが、日記ではセリフ装飾で殆どカバーできちゃったりします。あるいは心理描写オンリーは小説では問題になりますが、日記はむしろオールオッケー! なところもあります。
主要キャラのアイコンを揃えて会話させるだけでも凄く楽しいものができあがりますので、地の文が書けない! という人も、日記ならどうにかなったりしますよ! 本当に!
セリフ装飾を活用しよう
ルルクスさんの絵は素晴らしいと宣伝したいがために書いてる説あります。
小説だとセリフばかりになるのは読みにくいとされますが、日記だとむしろ読みやすかったり楽しくなれたりするやり方です。個人的に掛け合いするなら、登場PCが多いのであればセリフ間の地の文は殆どなくていいと思っています。
欠点はアイコンがたくさん必要になることです。
PC分用意しようとするとまあめちゃくちゃ必要になる。
幼少期とかの話になってきたら素体も変えなきゃいけなくってアイコンが大変も大変。
無理せず用意しましょう。幼少期の場合、短いのであればアイコンを用意しないという手もあります(透明アイコンでやり過ごす、台詞装飾を使わない等)。勿論用意できた方がクオリティは上がるのですが、用意できるかと問われると別問題になってくるので……
世の中には金さえ出しておけば、アイコンを急遽書下ろししてくださいと言っても20~30分でお出しして来る人がいるそうです。一体何クスなんだ。やばすぎる。
挿絵を活用しよう
うつぎさんの絵は素晴らしいと宣伝したいがために書いてる説あります。
差し込むポイントとしては、三部構成で触れたターニングポイントが一番効果的だと思います。一番読み手も『クる』ところですからね。それと、エンディングに入る前のもの事の解決だとか、終わりを予感させる一枚があるとぐっと締まります。
挿絵はあればあるだけいいですが、やっぱり緩急をつけるためにも「入れる場所」「入れない場所」「3~4枚くらいを一気に叩きつける場所」はあった方がいいと思います。特に最後のは全体を通して1回にしておくとより効果的かな、と。
全部に挿絵を入れる人は日記ガチ勢のお方ですので、どうぞ私に気にせず続けてください。お願いですから。私が読みに行きます。わんころの苦手なホラーやグロでなければ。ホラーやグロは本当に挿絵が効果的になりますよね。
世の中には日記の下書きをぶん投げると、それを読んでいい感じに挿絵のラフを描いて選ばせてくれる人がいるそうです。一体何つぎなんだ。強すぎる。
ストーリー的でない日記活用編
私はもっぱらストーリー書きなので、あんまり紹介できませんが、こういう活用方法もあるぞ! というのをご紹介します。
◆他キャラによる回想や感想
一定数居るんですよ。
「キャラの内面を語らせるととたんにつまんなくなる」やつが。わんころ家だとテラート(スパブルの日記に出てきたほんわか聖職者)って女です。キャラクター目線でストーリーを描くと「そのキャラにとっての真実」になるので、あえて情報や真実をぼかして提示したいときに有効です。
- 別目線のPCで物事を描く
- メインキャラと関わったことあるキャラがインタビューを受けているように証言する
- 手紙やレポートがあった場合、その内容を淡々と乗せる
- メインPCと誰かとの会話を、別のPCの発言だけを取り上げる
などなど。
むしろ一般的な過去日記はストーリー展開を行うよりも、こういったぼかした真実を示すタイプの方の方が多いかも。
・情報が出た部分だけ日記を明かす
ストーリー展開タイプとは近いかもしれない。こっちは1話完結で書いておくと楽です。
ロールでPCの情報が出たときに、それを補足するようなワンシーンを日記で書き残しておくと、相手にとってPC情報を見返しやすいですし、こちらも触れられるまでは情報を隠しておけるので、ロールでキャラを明かしたい! という人にはお勧めです。
最初に触れた、日記でネタバレしかねないというのもこの手法を取れば回避できますからね。
・世界観を数行だけ書いて、細かく更新する。
淡々とした世界、あるいは諸行無常や冷酷さを匂わせるにはうってつけの手法。
1~3行くらいで書きましょう。優しいことを書いても、どう見ても不気味で得体の知れなさを感じられるはずです。そして、執筆も楽! 私はやったことあらへんけど!
日記小ネタ編
※これは2024.12.15現在に可能な手法です。今これを読んでいるあなたの時間軸では不可能になっている技もあるかもしれません
◆日記の性質
以下、私が日記を残した定期ゲームでの日記の特性をメモ書きしておきます
○うでらびゲーム(シマナガサレ、Bo5など)
・アイコン付セリフのアイコン指定はURLを入力する
→文字数が長いため、装飾による文字数超過に注意が必要(特にシマ)
→アイコンを設定していなくても日記に使用できる
・いくらでも大きくできるしいくらでも小さくできる
・セリフ装飾で「」がつかない
・画像なしセリフが使える(アイコン指定部分を空白にすると、文字だけのセリフ装飾が使えます)
○ヒサギゲーム(ソラニワ、ステラボードなど)
・アイコン付セリフのアイコン指定はアイコン番号を入力する
→文字数が短いため、装飾による文字数超過をあまり心配しなくていい
→アイコンを設定する必要があり、ロールでも日記でしか使わないアイコンが選択に現れる
→アイコンの入れ替えを行うと日記に影響が出る
→アイコン名がそのままセリフ装飾の名前に反映される
・f1~f4の大きさで指定する
・セリフ装飾で「」がつく
→大声や小声を演出したいときに、「」の大きさは変わらない点だけ注意
・画像なしセリフが使えない
暗夜は・・・・・・・・・
忘れちゃった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うでらびさんと似た体感だった気がします・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆日記のアイコン名を後から変える(ヒサギゲー)
例えば「今はこのキャラの名前を日記で明かしたくないけど、日記を一定数進めたところで過去も含めて一括で名前を判明させたい」なんてことはありませんか?
ヒサギゲーにおいてはそれができちゃいます!
仕様の穴を突くことになりますが、アイコン名を変えると日記にまで影響が出ます。つまり、アイコン名を最初はスペースなどで空白にしておいて、名前を変えたいタイミングで全部名前を変更すると、過去の日記も変更後のものになります。
もしかしたらいつかできなくなるかもしれませんが――
◆セリフに発言者を入れる(うでらびゲー)
うでらびさんの日記システムだと、登録アイコンを参照せずにURLを参照します。そのため登録アイコン名を参照しないため、台詞に発言者は表示されません(「」もつかない)。そのため、それっぽく見せたい場合はセリフ部分を
発言者<br>「なんかかっこいいセリフ」
とすると、ヒサギゲーのように発言者の名前が設定された……ように、見せることができます。
因みに全部設定しようとすると、プレビューで確認してもうっかり抜けがあって1台詞だけ急に発言者がなくなったとか起きるので気をつけましょう。わんころは常習犯です。わんころの日記で絶対に意図的じゃないなって発言者設定抜けがあったらお察しください。そういうことです。
終わりに
いかがだったでしょうか?
今回は日記はいいぞ!! 楽しいぞ!! 皆も書こうよ私が読むから!! という気持ちをありったけ込めたゲベカレの記事を執筆させていただきました。
小説の書き方にこそ似ていますが、小説とは違った見せ方がいくらでもできるのが日記です。今回紹介したようなものでなくても、日記は形式がなく、色んな魅せ方ができるコンテンツです。キャラクターで寸劇をさせるもよし、ゴリゴリの小説を書いちゃうもよし、絵を主軸にして構成するもよし。
どうぞ、日記を活用し、あなたの描く物語により色を持たせてあげてください。
私が舐めるようにして見に行きますので。
それでは12/15の記事はここまで!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
お願いなのでこの記事が最多文字数にならないでください!!
いつもわんころは文字数が長くなる悩みを抱えて生きている!!
ところでこの記事は何文字でしたか?
え、いやでも今回は10,000文字には収めたはずですよ任せてくださ