Live2D Creative Awards 2023 フューチャー賞の受賞者にインタビュー。VTuber時代を支える技術の担い手は海外まで及ぶ
世はまさにVTuber時代。大手事務所所属から個人勢まで,いまや星の数ほどのVTuberがさまざまなプラットフォームをとおして多種多様な企画を日々配信し続けている。そんなVTuber事業を支える技術はイラストをはじめ多岐にわたるが,中でも黎明期から多くの配信者を助けてきたのがLive2Dだろう。
Live2D(Live2D Cubism)はスマートフォンアプリや家庭用ゲーム,動画など幅広い用途で使われている“2Dリアルタイム表現”ツールで,イラストを“原画のまま”動かせるとして世界中のクリエイターに広く受け入れられてきた。
今回は,Live2D社が開催したLive2D Creative Awards 2023の受賞者にインタビューする機会を得たのでその模様をお届けしたい。ただその前に,Live2D社がなぜ自社発信でLive2D Creative Awardsのようなコンペティションを開催しているのか,その理由を運営スタッフに取材したので簡単にまとめておこう。
先に記したとおり,Live2D Creative AwardsはLive2D社が自ら開催しているコンペティションだ。2023年には初開催から10回の節目を迎えており,Live2Dのクリエイターたちにとっては,毎年恒例のイベントになっている。
コンペではLive2Dを活用したコンテンツならVTuberモデルから動画までなんでも審査の対象となる。審査では純粋にLive2Dを使った表現における技術力の高さが見られるが,いかに革新的であるかというのも重要な要素だ。元々はPSPのような携帯ゲーム機を中心にアドベンチャーシーンにおける採用が多かったLive2Dだが,VTuber登場以降のコンペでは,この分野の表現に挑戦した作品が多い(ゆえに競争も激しい)という。そんな中でも,Live2Dを用いてリズムゲームを作成した猛者もいるそうで,例年開発側が驚かされるような作品が登場しているとのこと。
また,VTuberのモデルは,大手事務所で3D化が進んでいるが,Live2Dの強みはやはりイラストレーターの手掛けた原画を“そのまま”動かせること。いわゆる立ち絵の顔や髪の毛といったパーツを動かすに留まらず,一枚絵のように世界観を持った作品に動きを与え,新たな表現として命を吹き込めるのが大きなポイントだ。
実際,Live2D社はこのソフトの立ち位置をイラスト制作の延長線上に捉えており,絵を描く人がその一歩先に取り入れるものとして使えるように機能改善や直感的なユーザーインタフェースの実装が試みられている。よって,3DグラフィックスツールとLive2Dは競合するものではなく,別の表現手法であるというのがLive2D社の立場である。
同社はLive2Dの可能性を自ら模索するかのように,自社スタジオ(Live2D Creative Studio)で幅広い表現に挑戦している。中でもユニークなのはLive2Dを用いたアニメーションの制作だ。アニメーション制作といえば,原画を元に動画マンが動きを描く手法や,3Dモデルを作成してモーションをつけていくというのが一般的だが,Live2Dは原画を原画のまま動かしてアニメーションを作るという新たな手法を見せている。しかもおよそ7年前から。
同スタジオは自社制作のほか,YouTubeにてLive2D初心者向けのチュートリアルや,プロを目指すユーザー向けのオンライン講座(Live2D JUKU)を制作,積極的に公開中である。こういった動画は今回のようなコンペでの受賞を目指すうえでも参考になるはずだ。
なお,今回インタビューの機会を得たmalinalliy(マリーナリー)さんも,イラスト制作をしている中でLive2Dに興味を持ったユーザーの一人。海外在住で,仕事でもイラストに加えてLive2Dを使用しているという。そんな彼女がLive2Dに興味を持ち,今回の受賞に至るまでの道筋を聞いてみた。
GamesIndustry.biz:
本日はよろしくお願いします。最初に,Live2D Creative Awards 2023でフューチャー賞を受賞したときのお気持ちを教えてください。
malinalliyさん:
まずは,賞に選んでいただいてありがとうございます。Live2Dは仕事でも日常的に使っていますが,今回の受賞はとてもモチベーションにつながっていて,これからもLive2Dをとおしてさまざまな表現に挑戦したいと考えています。
GamesIndustry.biz:
今回の受賞後に何か変化はありましたか。
malinalliyさん:
最初は自分の勉強のため,自分の経験のためになると思ってAwardsに挑戦しましたが,賞をいただいたことで注目される機会が増えて,結果的にお仕事の依頼も増えました。SNSのフォロワーも増えましたね。
GamesIndustry.biz:
今回の受賞作では,ピクセルで描かれたイラストをLive2Dで動かすというユニークな表現に挑戦していました。そのアイデアはどこから着想を得たのでしょうか。
malinalliyさん:
私は元々趣味でイラストを描いていて,その中でピクセルでの表現に手応えを感じていました。今回のイラストは自分でキャラクターデザインを考えたうえでラフを描いて,友人であるプロのイラストレーターに依頼して完成させてもらったものです。その後のモデルのリギングなどは自分でやっています。なので,フードをかぶせたりラフな格好をさせたりと,自分を投影できるようなデザインになりました。
また,ピクセルテクスチャで作られているローポリゴン3Dモデルにもインスパイアされましたね。
GamesIndustry.biz:
趣味でイラストを描いていたとのことですが,Live2Dを始めたきっかけは何だったのでしょうか。
malinalliyさん:
最初はイラストと同じく趣味ですね。3年前,2021年の冬頃に初めてVTuberという存在を知ったんです。私もイラストを描いていたので,自分のイラストを使ってVTuberになれるんじゃないかな? と思ってLive2Dで動きをつけようと思いました。そうして最初に完成させたモデルをSNSで公開したところ,VTuberモデルを作ってほしいという依頼が舞い込むようになり,本格的に仕事でも使うようになっていきました。
GamesIndustry.biz:
今回,受賞作を制作するうえで苦労したことはありますか。
malinalliyさん:
初めはLive2Dでピクセルアートを動かすのに少し苦労しましたが,それが簡単にできると分かり,Awardsに向けて本格的にピクセルのモデルで制作に取り組もうと決めたんです。作り始めたときにはピクセルのモデルに対してすべて自分の手でメッシュを付けていたんですけれど,途中でLive2Dには自動でメッシュをつけてくれる機能があることが分かるなど,制作の中で色々なことを学べました。
この学びは今後のプロジェクトできっと役に立つと思うので,次は自分でピクセルアートを作成して,0からすべて一人でやってみたいですね。
GamesIndustry.biz:
受賞作で最も表現したかったことや,力を入れて取り組まれたところはありますか。
malinalliyさん:
私自身もTwitchで配信を行うことがあるのですが,やはりモデルをとおしていろんな表現で自分のフィーリングを視聴者に伝えたいと思うんです。なので,モデルの表情やモーションを見たときに,自分の中でそういったフィーリングを感じられるようにするというのは大事にしています。
そう考えたときに,配信で一番注目されるのはやっぱりモデルの顔です。ですから,特に顔の表現にはこだわりました。眉毛やまつ毛,猫耳,口元などの小さな動きでも感情表現が伝わりやすいパーツは慎重に制作しています。もちろん,全身も大事ですよ!
GamesIndustry.biz:
今回はピクセルアートを主体にした作品になりましたが,malinalliyさんがLive2Dを扱ううえで得意な表現はなんでしょうか。
malinalliyさん:
さきほど話したキャラクターの表現と,物理演算ですね。
GamesIndustry.biz:
そういった表現や技術はどうやって身につけていきましたか。
malinalliyさん:
Live2Dが公式で出しているチュートリアルも役に立ちますが,私はとにかく試行錯誤を重ねて学んでいきました。私の場合は初めからやってみたい表現があったので,それを追求していったという感じです。
幸いLive2Dのユーザーインタフェースは直感的で使いやすくできていますから,自分で色々と試してみてから,自分の表現に合わせて必要なチュートリアルや,ほかのクリエイターの動画コンテンツを選んでいくのがいいと思います。それと,私はアーティストなので,生活の中でさまざまな物の動きを見て「これをLive2Dで動かすにはどうしたらいいんだろう?」と常に考えています。
今後Live2Dを学ぶ人は,失敗を恐れずに色々と試してほしいなと思います。私も同じ道を歩んでいて,その中で楽しいなと思えるもの,そして武器になったものがキャラクター表現と物理演算でした。
GamesIndustry.biz:
malinalliyさんが参考にしているクリエイターや作品はありますか。
malinalliyさん:
シリアさん[cillia ☆ (@cillia)]の作品ですね。その表現方法や物理演算の処理,スムーズなムーブメントからインスピレーションを受けています。今回の受賞作を作るうえでもかなり参考にさせていただきました。
GamesIndustry.biz:
今回の受賞作ではイラストのラフから手掛けられているとのことでした。制作に主に使用したソフトがあれば教えてください。
malinalliyさん:
イラスト制作にはClipstudio paintですね。ピクセルブラシという専用のブラシがあったので,これを選びました。それともちろんLive2Dで,リギングとモデルのムーブメントに使用しています。最後に“VBridger”という,VTube Studioというソフトの非公式プラグインを利用して仕上げました。VBridgerはパラメータが豊富で,より顔の表現を細かく調整できるのが気に入っています。
GamesIndustry.biz:
Live2Dを使って今後挑戦したいことはありますか。
malinalliyさん:
アニメーションについてもっと勉強したいと考えていて,いわゆる立ち絵だけでなく,ちょっと特殊なポーズのキャラクターのLive2Dにも取り組んでいます。さまざまなアングルのキャラクターに動きをつけることで,どのようにモデルを動かせば魅力的になるかというのを研究する機会になるんです。今後はアニメーションを取り入れて,一部のパーツを動かすのではなくモデル全体を使ったさまざまな表現に挑戦していきたいですね。
GamesIndustry.biz:
ありがとうございます。最後に今回の受賞について一言あればお願いします。
malinalliyさん:
今回は素敵な賞をありがとうございます。自分の情熱と仕事の両方をLive2Dをとおして見つけられて本当に嬉しいです。ありがとうございました。
Live2D(Live2D Cubism)はスマートフォンアプリや家庭用ゲーム,動画など幅広い用途で使われている“2Dリアルタイム表現”ツールで,イラストを“原画のまま”動かせるとして世界中のクリエイターに広く受け入れられてきた。
今回は,Live2D社が開催したLive2D Creative Awards 2023の受賞者にインタビューする機会を得たのでその模様をお届けしたい。ただその前に,Live2D社がなぜ自社発信でLive2D Creative Awardsのようなコンペティションを開催しているのか,その理由を運営スタッフに取材したので簡単にまとめておこう。
10年の節目を迎えたLive2D Creative Awards
先に記したとおり,Live2D Creative AwardsはLive2D社が自ら開催しているコンペティションだ。2023年には初開催から10回の節目を迎えており,Live2Dのクリエイターたちにとっては,毎年恒例のイベントになっている。
コンペではLive2Dを活用したコンテンツならVTuberモデルから動画までなんでも審査の対象となる。審査では純粋にLive2Dを使った表現における技術力の高さが見られるが,いかに革新的であるかというのも重要な要素だ。元々はPSPのような携帯ゲーム機を中心にアドベンチャーシーンにおける採用が多かったLive2Dだが,VTuber登場以降のコンペでは,この分野の表現に挑戦した作品が多い(ゆえに競争も激しい)という。そんな中でも,Live2Dを用いてリズムゲームを作成した猛者もいるそうで,例年開発側が驚かされるような作品が登場しているとのこと。
また,VTuberのモデルは,大手事務所で3D化が進んでいるが,Live2Dの強みはやはりイラストレーターの手掛けた原画を“そのまま”動かせること。いわゆる立ち絵の顔や髪の毛といったパーツを動かすに留まらず,一枚絵のように世界観を持った作品に動きを与え,新たな表現として命を吹き込めるのが大きなポイントだ。
実際,Live2D社はこのソフトの立ち位置をイラスト制作の延長線上に捉えており,絵を描く人がその一歩先に取り入れるものとして使えるように機能改善や直感的なユーザーインタフェースの実装が試みられている。よって,3DグラフィックスツールとLive2Dは競合するものではなく,別の表現手法であるというのがLive2D社の立場である。
同社はLive2Dの可能性を自ら模索するかのように,自社スタジオ(Live2D Creative Studio)で幅広い表現に挑戦している。中でもユニークなのはLive2Dを用いたアニメーションの制作だ。アニメーション制作といえば,原画を元に動画マンが動きを描く手法や,3Dモデルを作成してモーションをつけていくというのが一般的だが,Live2Dは原画を原画のまま動かしてアニメーションを作るという新たな手法を見せている。しかもおよそ7年前から。
『Beyond Creation』 Live2D Original Short Animation
同スタジオは自社制作のほか,YouTubeにてLive2D初心者向けのチュートリアルや,プロを目指すユーザー向けのオンライン講座(Live2D JUKU)を制作,積極的に公開中である。こういった動画は今回のようなコンペでの受賞を目指すうえでも参考になるはずだ。
なお,今回インタビューの機会を得たmalinalliy(マリーナリー)さんも,イラスト制作をしている中でLive2Dに興味を持ったユーザーの一人。海外在住で,仕事でもイラストに加えてLive2Dを使用しているという。そんな彼女がLive2Dに興味を持ち,今回の受賞に至るまでの道筋を聞いてみた。
malinalliy Live2D Creative Awards 2023受賞作品
Live2D Creative Awards 2023 フューチャー賞 malinalliyさん
GamesIndustry.biz:
本日はよろしくお願いします。最初に,Live2D Creative Awards 2023でフューチャー賞を受賞したときのお気持ちを教えてください。
malinalliyさん:
まずは,賞に選んでいただいてありがとうございます。Live2Dは仕事でも日常的に使っていますが,今回の受賞はとてもモチベーションにつながっていて,これからもLive2Dをとおしてさまざまな表現に挑戦したいと考えています。
GamesIndustry.biz:
今回の受賞後に何か変化はありましたか。
malinalliyさん:
最初は自分の勉強のため,自分の経験のためになると思ってAwardsに挑戦しましたが,賞をいただいたことで注目される機会が増えて,結果的にお仕事の依頼も増えました。SNSのフォロワーも増えましたね。
GamesIndustry.biz:
今回の受賞作では,ピクセルで描かれたイラストをLive2Dで動かすというユニークな表現に挑戦していました。そのアイデアはどこから着想を得たのでしょうか。
malinalliyさん:
私は元々趣味でイラストを描いていて,その中でピクセルでの表現に手応えを感じていました。今回のイラストは自分でキャラクターデザインを考えたうえでラフを描いて,友人であるプロのイラストレーターに依頼して完成させてもらったものです。その後のモデルのリギングなどは自分でやっています。なので,フードをかぶせたりラフな格好をさせたりと,自分を投影できるようなデザインになりました。
また,ピクセルテクスチャで作られているローポリゴン3Dモデルにもインスパイアされましたね。
GamesIndustry.biz:
趣味でイラストを描いていたとのことですが,Live2Dを始めたきっかけは何だったのでしょうか。
malinalliyさん:
最初はイラストと同じく趣味ですね。3年前,2021年の冬頃に初めてVTuberという存在を知ったんです。私もイラストを描いていたので,自分のイラストを使ってVTuberになれるんじゃないかな? と思ってLive2Dで動きをつけようと思いました。そうして最初に完成させたモデルをSNSで公開したところ,VTuberモデルを作ってほしいという依頼が舞い込むようになり,本格的に仕事でも使うようになっていきました。
GamesIndustry.biz:
今回,受賞作を制作するうえで苦労したことはありますか。
malinalliyさん:
初めはLive2Dでピクセルアートを動かすのに少し苦労しましたが,それが簡単にできると分かり,Awardsに向けて本格的にピクセルのモデルで制作に取り組もうと決めたんです。作り始めたときにはピクセルのモデルに対してすべて自分の手でメッシュを付けていたんですけれど,途中でLive2Dには自動でメッシュをつけてくれる機能があることが分かるなど,制作の中で色々なことを学べました。
この学びは今後のプロジェクトできっと役に立つと思うので,次は自分でピクセルアートを作成して,0からすべて一人でやってみたいですね。
GamesIndustry.biz:
受賞作で最も表現したかったことや,力を入れて取り組まれたところはありますか。
malinalliyさん:
私自身もTwitchで配信を行うことがあるのですが,やはりモデルをとおしていろんな表現で自分のフィーリングを視聴者に伝えたいと思うんです。なので,モデルの表情やモーションを見たときに,自分の中でそういったフィーリングを感じられるようにするというのは大事にしています。
そう考えたときに,配信で一番注目されるのはやっぱりモデルの顔です。ですから,特に顔の表現にはこだわりました。眉毛やまつ毛,猫耳,口元などの小さな動きでも感情表現が伝わりやすいパーツは慎重に制作しています。もちろん,全身も大事ですよ!
GamesIndustry.biz:
今回はピクセルアートを主体にした作品になりましたが,malinalliyさんがLive2Dを扱ううえで得意な表現はなんでしょうか。
malinalliyさん:
さきほど話したキャラクターの表現と,物理演算ですね。
GamesIndustry.biz:
そういった表現や技術はどうやって身につけていきましたか。
malinalliyさん:
Live2Dが公式で出しているチュートリアルも役に立ちますが,私はとにかく試行錯誤を重ねて学んでいきました。私の場合は初めからやってみたい表現があったので,それを追求していったという感じです。
幸いLive2Dのユーザーインタフェースは直感的で使いやすくできていますから,自分で色々と試してみてから,自分の表現に合わせて必要なチュートリアルや,ほかのクリエイターの動画コンテンツを選んでいくのがいいと思います。それと,私はアーティストなので,生活の中でさまざまな物の動きを見て「これをLive2Dで動かすにはどうしたらいいんだろう?」と常に考えています。
今後Live2Dを学ぶ人は,失敗を恐れずに色々と試してほしいなと思います。私も同じ道を歩んでいて,その中で楽しいなと思えるもの,そして武器になったものがキャラクター表現と物理演算でした。
GamesIndustry.biz:
malinalliyさんが参考にしているクリエイターや作品はありますか。
malinalliyさん:
シリアさん[cillia ☆ (@cillia)]の作品ですね。その表現方法や物理演算の処理,スムーズなムーブメントからインスピレーションを受けています。今回の受賞作を作るうえでもかなり参考にさせていただきました。
GamesIndustry.biz:
今回の受賞作ではイラストのラフから手掛けられているとのことでした。制作に主に使用したソフトがあれば教えてください。
malinalliyさん:
イラスト制作にはClipstudio paintですね。ピクセルブラシという専用のブラシがあったので,これを選びました。それともちろんLive2Dで,リギングとモデルのムーブメントに使用しています。最後に“VBridger”という,VTube Studioというソフトの非公式プラグインを利用して仕上げました。VBridgerはパラメータが豊富で,より顔の表現を細かく調整できるのが気に入っています。
GamesIndustry.biz:
Live2Dを使って今後挑戦したいことはありますか。
malinalliyさん:
アニメーションについてもっと勉強したいと考えていて,いわゆる立ち絵だけでなく,ちょっと特殊なポーズのキャラクターのLive2Dにも取り組んでいます。さまざまなアングルのキャラクターに動きをつけることで,どのようにモデルを動かせば魅力的になるかというのを研究する機会になるんです。今後はアニメーションを取り入れて,一部のパーツを動かすのではなくモデル全体を使ったさまざまな表現に挑戦していきたいですね。
GamesIndustry.biz:
ありがとうございます。最後に今回の受賞について一言あればお願いします。
malinalliyさん:
今回は素敵な賞をありがとうございます。自分の情熱と仕事の両方をLive2Dをとおして見つけられて本当に嬉しいです。ありがとうございました。