島根県平田市は神話の国島根半島の西で、出雲大社のある大社町の隣です。市の中心部から西よりにある十六島湾に注ぐ小さな川があります。この少し上流で唐川川と鰐淵川が合流するところに、鰐淵(わにぶち)小学校はあります。
学校のそばを流れるこの川に、サケの稚魚の放流をはじめたのは、平成5年度からでした。そして、その5年後にはとうとう待望のサケが戻ってきて、以来毎年サケのくる川になったのです。サケの棲む川の環境を守り維持していくために、こどもたちは「わにっ子クリーンデー」と称する清掃活動を毎月行なっています。PTA会員やライオンズクラブはじめ地域住民の協力で、清掃だけでなく水質測定、水生生物の観察、さらにはサケの人工授精から稚魚の飼育・放流に取り組むまでになりました。
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鰐淵小学校(児童数33人)
島根県平田市河下町
これらの自然環境を守る活動は「水辺の教室」として 学校のホームページにも掲載しています。昨年度の「地球ピカピカ大賞」受賞校で、しかも活動の内容も同じという島根県川本西小学校との交流も始まっているというのもうれしいことです。
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