2025年01月05日
あけまして、おめでとうございます
新年 あけまして おめでとうございます
この正月は、 “仁丹のある、お正月の風景” を求めて少しまち歩きをしてみました。
日章旗と仁丹とのコラボを思い描いていたのですが、日章旗を掲げるお家自体がすっかり見掛けなくなり、期待していた2,3のスポットも叶いませんでした。
この日、カメラに収めることができたのは上七軒は老松さんの門松とのコラボがせいぜいでした。
甘酒の張り紙も正月の雰囲気を醸すのに一役買っているでしょうか。
“老松特製”の文字と、温かそうに立ち昇る湯気に誘われ、一杯注文しました。そして、美味しい甘酒で暖を取りながら、「仁丹」を眺めるというお正月を楽しませてもらいました。
さて、昨年は「京都を歩けば『仁丹』にあたる」(青幻舎)がお陰様で好評を得て重版され、京都の書店では平積みをしていただくなど厚遇されました。
そして、講演会を京都文化博物館や佛教大学オープンセミナーなどで都合4回、ラジオ出演を2回、まいまい京都を1回と、いささか忙しかった一年でもありました。
全国の新聞や雑誌でも紹介していただきました。
詳細は、青幻舎さんの次の【メディア掲載・記事まとめ】のとおりですが、新聞では北は秋田県、南は沖縄県とあります。
【メディア掲載・記事まとめ】
https://www.seigensha.com/category/category-33230
また、エッセイストの酒井順子さん、マリンバや木琴奏者である通崎睦美さんからも書評をいただき、本当に嬉しい限りです。
これらを機会に、仁丹町名表示板が京都の文化財であることを知っていただき、保全の機運が高まることを期待しています。
ところで、「カーリル(https://calil.jp/)」という日本全国の図書館の蔵書検索ができるサイトがあります。そこで、「京都を歩けば『仁丹』にあたる」を都道府県別に検索してみると次のようになりました。なかなか興味深いものです。
以下は、都道府県名と所蔵されている図書館の数です。
北海道 5
青森県 3
岩手県 0
宮城県 0
秋田県 0
山形県 1
福島県 1
茨城県 5
栃木県 1
群馬県 3
埼玉県 21
千葉県 11
東京都 60
神奈川県 13
新潟県 2
富山県 4
石川県 5
福井県 2
山梨県 2
長野県 4
岐阜県 4
静岡県 8
愛知県 12
三重県 4
滋賀県 11
京都府 40
大阪府 21
兵庫県 14
奈良県 6
和歌山県 3
鳥取県 1
島根県 0
岡山県 3
広島県 4
山口県 3
徳島県 1
香川県 1
愛媛県 1
高知県 0
福岡県 7
佐賀県 1
長崎県 2
熊本県 2
大分県 1
宮崎県 0
鹿児島県 1
沖縄県 0
検索すると所蔵されている具体的な図書館名と、現在貸し出し中かどうかの一覧が表示されます。県立図書館もあれば、どうしてここに?と思う町の図書館もあります。おそらく利用者からリクエストがあったのかもしれませんが、興味を持っていただいている方が全国におられることは非常に嬉しく思います。
昨年、2024年は、おそらく仁丹町名表示板がもっとも注目された一年になったのではないでしょうか。当会発足当時は多くの謎に包まれていた仁丹町名表示板ですが、次第にその歴史も紐解かれてきました。でも、何かが分かれば、また新たな謎も生まれてくるものです。
今年、2025年も謎解きを楽しみたいと思います。
また、今年は久々に現存枚数を確認する「ローラー作戦」を行います。従来は会員のみで実施していましたが、一般の方からも参加したいという声をいただいていますので、次回は一般応募もしてみようかと考えています。詳細は現在検討中ですので、発表は今しばらくお待ちください。
今年もよろしくお願いします。
~京都仁丹樂會~