こんにちは。
みなさんは「ホットフラッシュ」という症状をご存じですか?
私は子宮内膜症の手術前に注射をして、その際にホットフラッシュを経験したのですが、最近は更年期でホットフラッシュが出始めました・・・。
ホットフラッシュについて、西洋医学と東洋医学の視点から、その原因と対策などをお伝えしていきたいのですが、今回は潜在意識の視点からも見ていきたいと思っています。なぜなら、現実に起こる現象の全ては潜在意識と関係があるからです!
ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)の症状
急に顔が熱くなり、顔や首・脇や腕など上半身から汗が出てきます。(顔のほてりや発汗だけの人もいます)脈拍も増加し、心臓がドキドキします。この状態が約2〜5分間続きます。
私の場合、顔が熱くなる直前に何とも言えない嫌な感情が湧いてきたと思ったら、何となくムカムカと気持ちが悪くなり、全身が一気にだるくなってきて横になって倒れてしまいたくなるような感じになり、その後に急に顔が熱くなって汗が出てきます。仕事中はマスクもしているので、服を着ながらサウナに入って汗をかいているような、なんとも気持ちが悪い感じです。
ほとんど体を動かしていないのに、急に心臓がドキドキして脈が速くなり、数分の間に額から脇から手の指先まで上半身全部に汗が出てくるので、物凄い心臓に負担がかかっているのではないかと毎回思います。
原因
西洋医学
閉経が近くなると卵巣機能が低下し、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少します。
このエストロゲンは脳の視床下部から下垂体、下垂体から卵巣に指令が出されることによって分泌されるのですが、視床下部はホルモンの分泌指令を出すだけではなく、体温や尿量の調節をしたり、飲食行動や性行動・睡眠などの本能行動の中枢であったり、怒りや不安などの情動行動の中枢でもあり、自律神経をコントロールして生命維持に重要な機能を担っています。
そんな視床下部からホルモン分泌の指令が出されるのですが、卵巣機能が衰えているので卵巣は指令通りにエストロゲンを出せずにいると、視床下部は混乱してしまい、自律神経をうまくコントロールできず、心拍が速くなったり発汗したりして、ホットフラッシュが起こると言われています。ホットフラッシュは、更年期障害の血管調整能障害に伴う症状で、血管運動神経症状と呼ばれます。
しかし、ホットフラッシュの正確な原因はまだはっきりとわかっていません。
東洋医学
・陰陽の不調和
人体は「陰」と「陽」のバランスで健康が保たれていると東洋医学では考えられており、更年期になると特に腎陰が不足しやすくなり、陰陽のバランスが乱れ、ホットフラッシュが起こるとされています。
腎陰とは元陰・真陰・腎水とも呼ばれており陰液(人体内の血・津・液・精などの液体物質の総称)の根本で、身体の潤いを保ち、乾燥や過剰な熱の発生を防ぐ働きがあります。また、腎陽(体を温める働き)との調和を取り、体内の陰陽バランスを保つ働きもしています。
ですから、身体を冷やし潤す働きをする腎陰が不足すると陽(熱)が過剰になり、ほてりや汗が出やすくなります。
・臓腑の働き
更年期の変化は「腎」の衰えと関係が深いです。
「腎の働き」という記事でもお伝えしましたが、腎は成長・発育・生殖と関係していて、中国最古の医学書である『黄帝内経』には、「腎氣は女性は7の倍数で成長し、14歳で月経が始まり、49歳で月経がとまり体が衰える」と書かれてあります。
また、腎は陰陽の根源と言われているように、五臓六腑の陰は全て腎陰によって滋養され、五臓六腑の陽は全て腎陽によって温養されています。
これらのことから、更年期の腎は陰陽バランスが崩れる時期であり、腎陰と腎陽のバランスが崩れ、腎陰が不足することでホットフラッシュが起こると考えられます。
また、ホットフラッシュのほてりや発汗は「心」とも関係しており、ストレスや陰の不足によって心火(心に生じた熱)が過剰になることで起こるとされています。参照:心臓の働き
そして、ホットフラッシュは肝との関わりもあります。肝は怒りの感情を生み出していたり、身体の隅々に氣を届ける働きもあります。(疏泄作用)しかし、ストレスや怒りなどの感情の乱れで肝の氣が滞ると、熱が上半身に上昇しやすくなります。参照:肝臓の働き
東洋医学ではこれらのことが関連して、ホットフラッシュが起こると考えられます。
どんな人に起こるのか
1. 更年期の女性
- 特徴: 一般的に40代から50代にかけての女性に多くみられます。
- 頻度:個人差がありますが、数カ月から数年間続く場合があります。
2. 閉経後の女性
- エストロゲンの欠乏により、自律神経が影響を受けるためホットフラッシュが続くことがあります。
3. 特定の治療や薬の影響を受ける人
- ホルモン療法の中断:エストロゲン補充療法を突然やめると、ホットフラッシュが再発することがあります。
- がん治療中の患者:特に乳がんや前立腺がんのホルモン療法を受けている場合、ホットフラッシュが副作用として現れることがあります。
- 特定の薬剤:抗うつ薬や抗がん剤が原因で起こることもあります。
*今はどのような治療をしているのかはわかりませんが、私が内膜症の手術をする前に月経を止める注射を打っていた際にもホットフラッシュの症状が出ました。
4. 特定の体質や要因がある人
- ストレスが多い人:精神的なストレスや不安がホットフラッシュを悪化させることがあります。
- 肥満の人:体脂肪が多いと体温調節が難しくなり、ホットフラッシュが起きやすくなる場合があります。
- 喫煙者:喫煙はホルモンバランスや血管機能に影響を与え、ホットフラッシュを引き起こしやすくします。
5. 男性
- 原因:前立腺がんの治療などでテストステロンを抑制する薬を使用している場合に発生することがあります。
6. 特定の病気が原因
- 甲状腺機能亢進症:甲状腺ホルモンの過剰分泌が体温調節に影響し、似たような症状を引き起こすことがあります。
- 糖尿病や低血糖症:血糖値の急激な変動が体温の変化を誘発する場合があります。
治療アプローチ
ホットフラッシュの治療には、症状の原因や重症度、個々の健康状態に応じてさまざまな方法があります。以下に、主な治療法をご紹介します。
1. ホルモン補充療法(HRT: Hormone Replacement Therapy)
- 概要:エストロゲンやプロゲステロンを補充することでホルモンバランスを調整し、症状を軽減します。
- 注意点:血栓症や乳がんのリスクがあるため、医師の指導のもとで使用します。
2. サプリメント
- イソフラボン:エストロゲンと似たような働きをすると言われており、軽度のホットフラッシュに効果が期待されます。
イソフラボンは大豆製品に多く含まれているので、豆腐や豆乳、納豆やおからなどの大豆製品を多めにとると良いです。また、大豆イソフラボンのサプリメントで摂取するのも良いと思います。
これは私の個人的な意見ですが、私はこのサプリメントを飲んでホットフラッシュの症状が軽減しました。
- ビタミンE:ビタミンEは副腎や卵巣に高濃度で含まれており、ホルモン代謝と関係しています。ですから、ビタミンEを摂取することもホットフラッシュの軽減が期待されます。
ビタミンEはアーモンドや落花生、ひまわり油やカボチャ、モロヘイヤなどに多く含まれています。
3. 漢方薬
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 効果:血行促進、のぼせ、ほてり、肩こり、月経不順などに効果があります。
- 適応:比較的体力がある人で、冷えやのぼせが混在している場合。
加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 効果:自律神経のバランスを整え、不安感やイライラ、ホットフラッシュなどを緩和します。
- 適応:疲れやすい人やストレスが強い人に向いています。
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
- 効果:血の滞り(瘀血)を解消し、のぼせや肩こりを緩和。
- 適応:体力が中等度以上で、のぼせが強い人。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 効果:神経過敏、不眠、不安感、イライラを緩和。
- 適応:精神的なストレスが強く、動悸や不眠を伴うホットフラッシュに。
知柏地黄丸(ちばくじおうがん)
- 効果:熱感やのぼせを鎮める。ほてりや寝汗、口の乾き、耳鳴りなどの症状を緩和。
- 適応:体が熱っぽい、のぼせやすい、寝汗をかく。喉や口が渇きやすい。腰痛や疲れ、耳鳴りなどが伴う場合。冷え性が強い人には合わない場合があります。
注意点
- 体質や症状によって適切な漢方薬が異なるため、自己判断で服用するのは避けてください。
- 漢方薬は、体質(虚証・実証、寒証・熱証)や症状の原因に基づいて処方されるため、漢方医や専門の医療機関での相談をおすすめします。
4. ライフスタイルの改善
- 運動:定期的な有酸素運動やヨガが症状を和らげることがあります。
- 食事:カフェインやアルコール、辛い食べ物を控え、バランスの取れた食事を心がける。
- ストレス管理:瞑想や深呼吸法、アロマテラピーなどでリラクゼーションを促進。
- 衣類や環境調整:通気性の良い服装を選び、室温を快適に保つ。
5. 鍼灸
鍼灸によって氣血水の流れを改善することで症状の解消が期待できます。
ホットフラッシュに対する東洋医学的なアプローチとして、経穴(ツボ)への刺激が効果的な場合があります。ホットフラッシュは、主に気血の巡りの乱れや陰陽の不調和が原因と考えられるため、以下の経穴が有効とされています。
ホットフラッシュに効果的な経穴
1. 合谷(ごうこく)
- 位置:手の甲で、親指と人差し指の骨が交わる部分のくぼみ。
- 効果:自律神経を整え、気の巡りを良くして全身のバランスを調整します。
- 刺激方法:指で押すか、軽く円を描くようにマッサージ。
2. 三陰交(さんいんこう)
- 位置:内くるぶしの中央から指4本分上がった脛骨の際。
- 効果:ホルモンバランスを整え、女性特有の症状(更年期症状や冷え)を改善します。
- 刺激方法:片側ずつ指圧する。リズミカルに数秒押して離す。
3. 足三里(あしさんり)
- 位置:膝のお皿の下、外側に指4本分下がった部分。
- 効果:消化機能や全身の気力を高め、体力を増強します。
- 刺激方法:軽く押す、またはお灸を使う。
4. 大椎(だいつい)
- 位置:首の後ろで、首を前に倒した時に出てくる骨の下にあります。
- 効果:熱を散らし、ホットフラッシュ時ののぼせや発汗を和らげます。
- 刺激方法:手で軽く押すか、温める(蒸しタオルなど)。
5. 太渓(たいけい)
- 位置:内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ。
- 効果:腎の機能を高め、体全体の陰陽バランスを調整します。
- 刺激方法:親指で押すか、温める。
6. 内関(ないかん)
- 位置:手首の内側で、手首のしわから親指2本分下がった部分。
- 効果:自律神経を整え、精神的な不安や動悸を和らげます。
- 刺激方法:指で軽く押して、心地よい圧を加えます。
ツボ刺激のポイント
- リラックスした状態で行う:深呼吸しながら、心を落ち着けて行います。
- 左右両方を刺激:左右対称のツボは、両方刺激するのが効果的です。
- 強すぎない圧力:気持ち良い程度の圧をかけ、痛みを感じないようにしましょう。
- 継続する:毎日数分でも継続することで効果が高まります。
注意点
- 体調が悪い時や妊娠中は、ツボ押しを控えるか、専門家に相談してください。
- 強いホットフラッシュが続く場合や日常生活に支障が出る場合は、東洋医学だけでなく医師にも相談して下さい。
潜在意識とは
ホットフラッシュについて西洋医学の視点と東洋医学の視点からみてきました。
次は、潜在意識の視点からみていきたいと思います。
でも、そもそも潜在意識って何なのでしょうか?
人の意識はよく上の絵のような氷山の一角に例えらます。海に浮かぶ氷山の海面に出ている部分はわずかでも、目に見えない海面下にはそれ以上の氷があります。
人の意識もこれと同じように、私たちが日常的に自覚できる思考や感情・知覚など、私たちがコントロールできる部分を顕在意識といい、これは意識全体の約5%だと言われています。
残りの95%は潜在意識と呼ばれていて、無意識的な記憶・感情・動機・信念・習慣などを含み、普段の意識では気づかない形で私たちの思考や行動に影響を与えていると言われています。
つまり、人は自覚している5%の顕在意識よりも、自覚できていない95%の潜在意識の方から、大きな影響を受けているということです。
潜在意識の主な特徴
- 無意識のプロセス
潜在意識は、過去の経験や記憶・感情・学習などが蓄積されている場所とされます。これらは通常、意識的に思い出すことができませんが、行動や反応の中で表れることがあります。 - 自動化された行動の源
習慣や反射的な行動、例えば自転車に乗ることやタイピングのようなスキルは、潜在意識によって管理されています。 - 感情や信念に影響
自分では気づかない信念や価値観・偏見・恐れなどが潜在意識に根付いている場合があります。これらが意思決定や対人関係に影響を及ぼすことがあります。 - 夢や直感との関係
潜在意識は夢や直感とも深く関わっているとされます。夢の中で表れる象徴やメッセージ、また「直感」と呼ばれる即座の判断は潜在意識の働きと関連付けられます。
ホットフラッシュという症状は、顕在意識下ではホルモンの減少や加齢などが原因ではありますが、潜在意識の観点から見て、顕在意識下では知りえないもっと深い何かしらの意味があるのではないかと思いました。
そして、その部分を知ることでホットフラッシュの症状改善に役立つのではないかと考え、ホットフラッシュの特徴から、ホットフラッシュが訴えている潜在意識からのメッセージを調べてみました。
潜在意識からのメッセージ
1. 変化や新しいステージへの移行
更年期障害に伴うホットフラッシュは女性のライフステージの変化、身体的・精神的な変化を象徴します。更年期は人生の大きな転換期です。ホットフラッシュは、身体がこれまでの生殖期から新しいステージへと進んでいることを象徴しています。この変化には、心や体の両方に対応が必要です。
この現象は「過去の自分からの解放」を意味していて、潜在意識が「これまでの自分を手放し、新しい自分を受け入れる」準備を促しているとも解釈できます。
また、過去の段階から次の段階に進むための変化のエネルギーを示している可能性があります。ですから、過去の役割や価値観に執着している場合、それを手放す必要性があるのかもしれません。人生の新たなステージに入る準備や古いパターンの解放、もしくは老化への恐れを示しているかもしれません。
2. 感情の抑圧や解放の必要性
ホットフラッシュの体の内側から熱を発散するような現象は、抑え込んでいた感情やストレスが「解放されたい」と体にサインを送っている可能性があります。怒り、不安、悲しみ、または長期間抱えてきたストレスが身体に表れているのかもしれません。
潜在意識は、「感情に蓋をするのではなく、健康的に解放してください」と伝えています。感情を解放することで、ホットフラッシュの頻度や強度が軽減することもあると言われています。
3. 自分自身のケアを優先する必要性
ホットフラッシュが頻繁に起こるのは、身体が休息やリセットを求めている可能性を示しています。多くの人が、自分の欲求やニーズを後回しにして、他人や仕事に集中しすぎる傾向があります。こうした習慣が体に負担をかけ、ホットフラッシュとして現れるのかもしれません。
ですから潜在意識は「立ち止まって自分自身をケアする時間を持ちましょう」と促しているのかもしれません。特に、自己否定や他人の期待に応えすぎている場合に出現しやすいとされます。
4. 火のエネルギーと情熱
ホットフラッシュは火のエネルギーに関連すると見られるので、内なる情熱や意欲がくすぶっている、またはそれを抑え込んでいる可能性を示唆しています。潜在意識はそのエネルギーを解放し、「自分自身をもっと自由に表現して欲しい」と創造的な方向に向けるよう促しているのかもしれません。
5. バランスの必要性
ホットフラッシュは心身のバランスが崩れているサインとも解釈されます。上記で述べたように腎の弱りが原因で陰陽の不均衡が起こります、身体だけではなく心や精神の調和が求められている可能性があります。他には、自分と他者との関係バランスの調和も考えられます。
潜在意識は「内側と外側の両方で調和を取り戻してください」と求めているのかもしれません。
6. 自分の今の本当の気持ちに気づく
ホットフラッシュは体が「今ここ」に意識を向けさせる手段とも考えられます。
つまり、潜在意識は「もっと自分自身と向き合い、今の本当の気持ちや感情に気づいて欲しい」というメッセージなのかもしれません。
考えられるホットフラッシュの潜在意識からのメッセージを挙げてみましたが、他にもあると思いますし、また、そのメッセージは人によってそれぞれ異なると思います。
ただ、これらのメッセージを読んでピンときたものは、もしかしたら自分へのメッセージかもしれないので、そのメッセージと向き合ってみるのも良いと思います。
ホットフラッシュは視床下部や卵巣とも関係しているので、それらについての潜在意識からのメッセージも調べてみました。
視床下部からのメッセージ
視床下部は脳の深部に位置し、身体の恒常性を保つために重要な働きを果たす部分です。主に自律神経系、内分泌系、そして感情の調整に関わりがあります。
視床下部に問題が生じた時、潜在意識は私たちにどんなメッセージを送っているのでしょうか。
1. ストレスが限界に達している
視床下部はストレス応答の中心的な役割を担っています。
HPA軸と呼ばれるストレスに対する身体の反応を制御するシステムは、視床下部(Hypothalamus)・下垂体(Pituitary Gland)・副腎(Adrenal Glands)が連携して働きます。これが適切に機能することでストレスを乗り越える助けになりますが、慢性的なストレスでHPA軸が過剰に活性化すると、体に悪影響(免疫力低下、睡眠障害など)が出ることがあります。
これらのことから、潜在意識は「ストレスを軽減し、心と体を休める時間を作る必要がある。」と訴えているのかもしれません。
2. 感情や欲求を無視している
視床下部は、感情や本能的な欲求(空腹・満腹・性欲など)と深く結びついています。
不調がある場合、それはあなたが自分の感情や身体の欲求を無視している、または抑え込んでいる可能性を示しています。
潜在意識は「自分の感情や欲求にもっと正直になり、自分を大切にする必要がある。」と訴えているのかもしれません。
3. 生活習慣を見直す必要性
視床下部は、睡眠リズム(概日リズム)や食事の時間など、生活の基本的なリズムを制限しています。不規則な生活や栄養不足が続くと、視床下部の機能が低下する可能性があります。
潜在意識は「生活リズムを整え、体に必要な栄養と休息を与えることが大切。」と伝えているのかもしれません。
4. 心身のつながりが失われている
視床下部は心(感情)と体(ホルモン・自律神経)の橋渡しをしています。不調がある場合、それは心と体が分離し、調和が取れていないことを示すことがあります。
潜在意識からは「心と体をつなげるために、自分自身と向き合い、内面の声に耳を傾けるべきだ。」と伝えているのかもしれません。
5. 自分自身を見つめ直す時期
視床下部の問題は潜在意識が「今の生き方や選択を見直すタイミング」だと伝えている可能性があります。
特に、長期的な無理や不満を抱えている場合、その内面的な葛藤が視床下部を通じて表面化することがあります。
ですから、「これまでの選択や生き方を再評価し、心身が本当に望む道を見つけよう。」と訴えているのかもしれません。
卵巣からのメッセージ
卵巣は、卵子を成熟させて排卵する役割を持つとともに、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)を分泌して月経周期や妊娠を調節します。また、女性らしい体の維持にも関与します。
そんな卵巣に問題が生じた時、潜在意識はどんなメッセージを私たちに送っているのでしょうか。
1. 創造性や女性性の抑圧
卵巣は「創造の源」とされていて、女性としてのエネルギーや生命力・創造力を象徴します。そのため、卵巣の病気は自分の女性性を否定したり、創造的な自己表現を抑圧している可能性があると解釈されます。
潜在意識は「自分の感情や欲望を抑え込んでいませんか?」「自分の人生における創造性(新しいアイデアやプロジェクト、関係性など)を制限していませんか?」と訴えています。
2. 感情の停滞やトラウマの影響
スピリチュアルやエネルギー療法の考えでは、卵巣には抑圧された感情や過去のトラウマが蓄積されることがあるとされています。
例えば・・・
- 怒りや悲しみ:女性としての役割や期待に対する怒り、失望。
- 人間関係の問題:過去の恋愛や家族との関係での未解決の感情。
- 自己価値の低下:自分の存在や能力を十分に認められないことからくるストレス。
3. 自分自身や人生の拒否
卵巣は、月経や妊娠など、女性の身体と人生における自然な変化を反映する臓器です。ですから卵巣には「人生の受容」という意識があり、これは月経や妊娠、閉経といった身体の周期的な変化を通じて自分の体や人生のステージを受け入れるプロセスと結びつきます。
また、卵子が排卵されても全てが受精するわけではないという事実は、人生で受け入れるべき成功と失敗の両面を象徴するとも考えられます。
これらのことから、卵巣は自分の体や人生の状況を受け入れる能力と関係しています。そのため、卵巣の健康状態や機能に問題が生じている場合は、「自分自身や自分の人生を受け入れられず拒否している可能性がある」ということを潜在意識は教えてくれています。
4. 自分とのつながりの再構築の必要性
卵巣の病気は、自分自身の本質や内なる女性性とのつながりを再構築する必要性を知らせるサインかもしれません。
潜在意識は「自分を受け入れる。」「感情を解放し、抑え込まずに感じる。」「自己表現する機会を作る。」ことを提案しています。
いかがでしたか?
潜在意識からのメッセージは届きましたか?
次は届いたメッセージをどう活かしていったら良いのか、その提案をしていきたいと思います。
提案
これら潜在意識からのメッセージとどのように向き合うかの提案をしていきたいと思います。
1. ジャーナリング
ジャーナリング(journaling) とは、自分の思考や感情、出来事などをノートやデジタルツールに書き出す行為を指します。自己表現や内省の手段として、多くの場面で活用されており、特別なルールや形式はありません。以下はジャーナリングの主な特徴や目的です。
ジャーナリングの主な目的
- 感情の整理
日々の感情や出来事を書き出すことで、自分の気持ちを整理しやすくなります。ストレスや不安を軽減する効果もあります。 - 自己理解の向上
自分の考え方や行動パターンを客観的に見ることで、自己理解が深まります。 - 目標設定と達成のサポート
将来の目標や計画を書き出すことで、それを明確化し、進捗を確認できます。 - 創造性の刺激
書くプロセスが新しいアイデアや洞察を生むことがあります。 - 記録の保持
人生の重要な出来事や日常を記録することで、後から振り返ることができます。
ジャーナリングの方法
ジャーナリングには決まった形式はなく、自分に合った方法で進めるのが一般的です。以下はよく使われる方法です。
- 自由記述:頭に浮かんだことを制限なく書く方法。
- 箇条書き:シンプルに箇条書きで思考や予定を整理する。
- 質問形式:「今日はどんなことがあった?」「今何を感じている?」など、質問に答える形で進める。
- 感謝ジャーナル:毎日感謝していることを数項目書き出す。
- ビジュアルジャーナリング:絵や図を使って表現する。
ジャーナリングのメリット
研究によると、ジャーナリングはストレス軽減やメンタルヘルスの改善に役立つと言われています。特に、感情を書き出す行為は、脳内で感情を処理する過程をサポートする効果があるとされています。
手書きのノートを使っても、デジタルツールを使っても構いません。大切なのは、自分のペースで、無理なく続けることです。
2. 自己表現
自分の内面と向き合い、感情を解放する時間を作って下さい。ジャーナリングだけではなく、絵を描いたり、歌を歌ったり、アートなどで表現するのも良いでしょう。
3. ライフステージの再評価
人生の転換点として捉え、自分の人生の変化をポジティブに受け入れ、新しい目標や意識を明確にしてみて下さい。
4. リラクゼーション
瞑想や呼吸法を取り入れ、心身のバランスを整えて下さい。
いかがでしたか?
ホットフラッシュからのメッセージは受け取れましたか?
私はサプリメントを飲んでホットフラッシュが軽減しましたが、ジャーナリングをして自分の感情を見つめ直すことでも少し改善したように思います。
ホットフラッシュで悩んでいる方は、自分に合った対策を行ってみて下さい!
簡単にまとめた動画もあります。もし良かったら、動画も見て下さい!