延べ90億人が移動
明日1月29日は、日本ではただの水曜日だが、隣の中国では、年に一度の最重要の祝日・春節(旧正月)である。前日の28日から2月4日まで8連休だ。中国だけでなく、韓国では「クジョン」(旧正)、ベトナムでは「テト」(節元旦)と言って、やはり春節を祝う。
中国を代表する国際紙『環球時報』(1月27日付)は、「世界中に広がる中国の『春節』」と題した記事で、こう誇っている。
<2025年の春節の地域を越えた移動人数は、延べ90億人に達し、おそらく新記録だ。春節期間中の映画チケットは、26日に6億元(約130億円)を超え、中国映画史上の春節期間記録を最速で塗り替えた……。(中略)26日現在で、休日期間の国内航空便は1172万席を超える予約が入った。国際便(香港・マカオを含む)も182万席を超え、これは前年より21%多い。ピークの25日には2.7億人以上が地域を越えて移動し、鉄道は1525万人、航空機は240万人を乗せた。
2024年12月、ユネスコは「春節」を無形文化遺産に追加し、それによって「春節」は世界中に広がっていった。(中略)全世界で20億人以上が春節を祝う。ロンドンの春節祝賀イベントは、アジア以外で最大規模で、数十万人が参加する。