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1080 勝利油気管道 VOL14
142
:
こばちゃん
:2025/01/03(金) 18:34:08 ID:6st4rZbE0
ホルダーの皆さん、新年、明けましておめでとうございます。
こばちゃんは、29日からグローバル機関投資家と呼ばれるところに入社することになったK君と飲み歩いて大晦日の年越しそばの後で飲んだコーヒーによる睡眠不足で元旦から絶不調です。
そのため、買い置きしている2冊の本も読めずにいます。
そんな体調下で元旦には、彼に再度投資分析の手法と思考方法をスマホの録音をオンにして尋ねました。
参考になるものがあれば幸いです。
今、USスチールの買収の可否が話題になっていますが、かつてヘッジファンドで日本製鉄を調査していた頃の事例を元に話してくれましたので、以下要旨だけまとめました。
1. 手法や思考方法に定型は無い。その時々でテーラーメイドで考えなければならない。
2. 当時日本製鉄がトン当たりの価格を値上げしますと言っていた。
3. しかし、当時日本の製鉄業界はあまり市場では信用評価がされていなかった。
4. 日本では製鉄は、特に高炉メーカーは寡占のマーケットであった。(日本製鉄、JFE、神戸の3社体制で国内需要は90%を占めていた)
5. この寡占状況下で、3社が全社値上げをすると言っていた。
6. 彼としては、この状況下で全社が値上げをすると言っているのだから、第一反応としては、寡占状況からして、ほぼほぼ値上げは通るのだろうと受け止めた。
7. では、本当に値上げが通るとするならば、他にどういう条件が揃えば、値上げができる事へのさらなる確信度が高まるだろうかを考える。
8. それにはいくつかの条件がある。
9. 値上げすると言ってもどこまで値上げできるのか?(値上の程度)
10. 寡占状況にある今の国内市場は中国などからの安い鉄の輸入の脅威に影響されないのだろうか?
11. 影響を受ける可能性が残るのであれば、値上げするという言葉は意味がないことになる。
12. 以上の2点と中心に情報への確信度をもっとクリアにする必要がある。
13. では、海外のメーカーはどのくらいの利益を上げているのだろうか?
14. 当時の調査では、海外メーカーの営業利益は、トン当たり100ドルと試算した。
15. 当時の日本製鉄はトン当たりの営業利益は1,000円未満であった。(10倍の差があった。つまり値上許容度がかなりあった)
16. では、次に本当にそこまで上げられるのか?
17. 輸入の脅威の有無と本当にこの業界はグローバルマーケットなのかを考える。
18. なぜなら、アメリカの製鉄業界は、まさに閉鎖された市場であり、アメリカの価格を比較しても意味はない。
19. つまり、アメリカ以外の国の営業利益100ドルを日本製鉄の前提にしても良いのか?
20. そこで、この業界のグローバルマーケットのメカニズムを調べることにした。
21. 鉄はどういうところで生産されて、どういった交易条件で輸出入されていて、果たして、日本の製鉄メーカーが100ドルを基準にしたとしても、問題はないのだろうか?
22. インドとアメリカを除けば、基本はグローバル市場であることが結論できた。
23. つまり、100ドルを統一価格基準にすること問題はないと結論した。(輸入の脅威も含めて)
24. 輸入品は日本には、入って来ない。
25. 当時中国はESG関連の投資を国策で推進をしていたので、中国国内で鉄を生産し、海外に輸出するのはESG戦略とはそぐわないことを思考した。(しかし、この思考には間違いがあった)
26. もともと海外メーカーは鉄のクオリティにはばらつきがある製品が多々ある。
27. 仮にトヨタが国内製鉄メーカーの値上げを拒否した場合に、他に代替をなるメーカーがあるのか?(韓国のポストが脅威)
28. しかし、ポストも生産能力はフル稼働に近いので、トヨタに営業を掛ける余裕はないだろう。
29. さらに、ポストは過去トヨタからの安い価格提示を拒否したことがあった。
30. ポストの営業利益も100ドルほどであった。
31. ポストはわざわざ利益を下げてまでトヨタに営業はしないとだろうと推測。
32. 以上のように様々な要素を加味しながら、検討をした結果100ドルくらいまで値上げすることは可能ではないかと結論付けた。
33. そこで投資をするが、その後も自分が調べたことが起きているかを常にトラッキングをする。
34. 日次の貿易データとか各社の決算データなどから、投資後もモニタリングは続ける。
35. 実際には、日本製鉄のトン当たりの利益が8000円〜9000円に達した時点で、ほぼ目標の100ドルに近づいたことで売却をした。
36. つまり、投資を終了するに至るプロセスを終えたと判断した。
以上からは、勝利管道を投資し、保有することの判断と理由があるのか?
では、勝利については、どのようなことが分かれば、その判断や理由が正しいのかを常に調べる必要があることに気付かされる。
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