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ICOCAやSuicaより「圧倒的に便利」？--ウォークスルー改札、大阪メトロが25日運用開始

小口貴宏（編集部）2025年03月12日 11時07分

　Osaka Metro（大阪メトロ）は、顔認証で通過できる「ウォークスルー改札」の本格運用を3月25日に開始すると発表した。改札機の設置を全134駅中130駅で完了したという。

「圧倒的に便利な改札を目指す」という大阪メトロの思いから実現
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　同改札機は、「圧倒的に便利な改札」の実現を目指す大阪メトロ向けに、顔認証システムの構築をパナソニックコネクトが、顔認証改札機の製造を高見沢サイバネティックスが担当した。

　特徴は、利用者は立ち止まることなく、手ぶらで改札を通過できる点だ。パナソニックコネクトの「世界最高水準」をうたう顔認証技術を搭載しており、様々な角度から歩いてくる利用者の姿を瞬時に捉え、ブレのない画像を抽出し認証する。ICOCAやSuicaといったIC改札機と同等スピードの改札通過が可能だという。

顔認証にあたり録画は実施せず、プライバシーにも配慮したという
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　改札機は「迎え入れる」「送り出す」という「おもてなし」をイメージし、入場側と出場側で異なるデザインを採用。さらに認証精度向上のため、照明を備えたアーチを設け、扉部分には透明なクリスタル調素材を採用。通路案内としてイルミネーションを施し、近未来感を演出した。

●当初のサービスは限定的

　本運用を開始するとはいえ、当初のサービスは限定的だ。ユーザーは「e METRO」アプリで「顔画像登録」を済ませることで同改札を利用できるが、対応する乗車券は「Osaka Metro 26時間券」「Osaka Metro 48時間券」などのデジタル乗車券に限られ、定期券や単発乗車には非対応。また、利用者は事前にデジタル乗車券を設定する必要がある。