レッドハットは、Java EE 7に準拠したアプリケーションサーバ「Red Hat JBoss Enterprise Application Platform(EAP) 7」を7月21日から提供。「RedHatカスタマーポータル」から最新版を入手できる。
JBoss EAP 7は、広く使われているJava EE 7 APIとDevOpsを支援する最新の技術をあわせ持った製品。DevOpsで必要となる統合開発環境(IDE)「JBossDeveloper Studio」や継続的インテグレーション(CI)ツール「Jenkins」、テストスイート「Arquillian」、プロジェクト管理ツール「Maven」などさまざまなウェブアプリやJavaScriptのフレームワークが含まれる。JBossDeveloper Studioは、オンプレミスまたクラウド内のアプリケーションのビルド、テスト、デプロイに無償で使用できる。
同製品はクラウド環境に最適化されている。「Red Hat OpenShift Container Platform(OpenShift)」とともに活用することでコンテナやロードバランシング、スケーリング、モニタリング、IDEからコンテナへの直接デプロイメントが可能になる。OpenShiftとの組み合わせで重複する機能が不要になるため、DevOps環境のアーキテクチャ上の効率が向上すると説明している。
開発者向けサービスの「JBoss Core Services Collection」の提供も発表した。このサービスは、Red Hat JBoss Middlewareサブスクリプションの一部として利用でき、追加費用なしで各コンポーネントバージョンに対してオンラインサポート、電話サポート、アップデート、パッチ、セキュリティ修正を受けることができる。