き

• 平仮名
• 五十音図: か行 い段
• いろは順: 第38位。「さ」の次。「ゆ」の前。
• 字源: 幾の草体
• 片仮名:キ
• ローマ字:ki

き【木・樹・材・柝】^[1]

1. （木・樹）多年生植物で木本の性質を持つものの称。樹木。ツリー。
2. （木・材）語義1を切り出し、道具や建物を作る材料。材木、木材。
3. （木・柝）語義2を用いて作った打楽器の一種。拍子木。
   • チョンと木が入る。（注：＝拍子木が「チョン」と打ち鳴らされる。）
4. (数学) （木）グラフ理論で閉路を持たない連結グラフ。任意のノードを根として決めると、全てのノードは唯一の親ノードを持つ。ツリー。
5. (情報技術) （木）グラフ理論の木の形のデータ構造。ツリー。

• (東京式) き​ [kíꜜ] (頭高型 – [1])
• IPA^(?): [kʲi]
• (京阪式) きー

き【黄】

1. (色) 卵の黄身のような色。黄色。

• (東京式) き [kì] (平板型 – [0])
• (東京式) き​ [kíꜜ] (頭高型 – [1])
• IPA^(?): [kʲi]
• (京阪式) きー

き【生】

1. まじりけのないこと。元のままで手を加えていないこと。

き【来】

1. 「くる」の連用形。

Wiktionary:漢字索引 音訓 き参照

• 甲：支、伎、岐、企、棄、寸、吉、杵、來、枳、耆、祗、祁
• 乙：貴、己、忌、紀、記、奇、寄、幾、機、木、城、綺、騎、基、氣、歸、樹、黄

き【黄】

1. (色) 色の名。黄色。きい。

き【酒】

1. さけ。
   • 神酒（みき）、御神酒（おみき）

き【城・柵】

1. しろ。城郭。
   • 城戸（きど）
2. とりで。城砦。堡塁（ほうるい）。
   • 干城（たてき）
   • 渟足柵（ぬたりのき）

き【木】

1. 樹木、材木。

一拍名詞三類^(?)

• きぃ

き【来】

1. 「く」の連用形。

き

1. （体験過去）過去に自分が体験したことを回想する。
   • 花面白かりき。 （花はすばらしかった 。）
   • かれを見しとき （彼を見た とき）
2. 伝聞などの、自己が体験し得ないこと、見なかったことについても自己の記憶に刻まれている場合。
   • 音に聞き目にはいまだ見ず佐用比売が領布振りきとふ松浦山。 （評判に聞きまだ見ない。佐用比売が領布を振ったという松浦山は。）（万葉集883）

連用形接続

• けり

1. ク活用の形容詞の連体形の活用語尾
   • 高き山。（高い山）

• Unicode
  • 16進: 304D き
  • 10進: 12365 き