Extensible Business Reporting Language
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XBRL (eXtensible Business Reporting Language) は、拡張可能な事業報告言語の意で、財務諸表などのビジネスレポートを電子文書化することでそれらの作成の効率化や比較・分析などの二次利用を目的として、XMLの規格をベースに作られた言語である。
1998年に米国の米国公認会計士協会(AICPA)の支持でXBRL 1.0が作られて、世界的に普及を始めたことが始まりである。
国内では日本公認会計士協会(JICPA)等が中心となって設立したXBRL Japanが作成・普及・啓蒙活動を行っており、2005年7月20日にJIS(JIS X 7206)化された。
XBRLはレポートの項目・科目そのものと項目・科目間の関係を定義した語彙辞書であるタクソノミーと実際の値の集合であるインスタンスの3要素から構成される。
仕様
[編集]XBRL 1.0
[編集]XBRL 2.0
[編集]本仕様は2001年12月14日に標準化された。 構造には、DTDを廃止して、XML Schema 1.0を用いている。
XBRL 1.0に比べて大幅に仕様が改造されており、以下の仕様が活用されている。
- XML Schema 1.0
- XLink 1.0
また、タクソノミーは以下のデータをXLinkを用いて定義する事になっている。
- 名称(勘定科目名)
- 計算
- 表示順序
- 構造(タグ同士の関係)
- 参照
XBRL 2.1
[編集]2003年12月31日に標準化された。JIS X 7206はこの仕様を翻訳したものである。