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020120

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『020120』
THE MAD CAPSULE MARKETSライブ・アルバム
リリース
録音 2002年1月20日
Zepp TOKYO
ジャンル エレクトロニック
ロック
パンク・ロック
ハードコア・パンク
テクノ
ドラムンベース
インダストリアル
時間
レーベル ビクターSPEEDSTAR RECORDS
プロデュース THE MAD CAPSULE MARKETS
チャート最高順位
THE MAD CAPSULE MARKETS アルバム 年表
010
2001年
020120...
(2002年)
CiSTm K0nFLiqT...
2004年
EANコード
EAN 4988002431793
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020120』(ぜろにいぜろいちにいぜろ)は、日本ロックバンドであるTHE MAD CAPSULE MARKETSの初のライブ・アルバム。

同バンドとして初のライブ・アルバムであり、同タイトルのDVDもリリースされている(後述)。

全国ツアー「010 TOUR 01-02」のツアーファイナルとして行われた1月20日のZepp TOKYOでのライブから収録されている。

背景

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アルバム『010』(2001年)リリース後、THE MAD CAPSULE MARKETSは同年8月18、19日には大阪WTCオープンスタジアム、千葉マリンスタジアムにて開催されたイベントライブ「SUMMER SONIC2001」に参加、その後11月2日の渋谷AXを皮切りに、24都市全30公演におよぶライブツアー「010 TOUR 01 - 02」を開催。12月には音楽誌『ケラング!』主催のイベントライブ「K-FEST」にトリとして参加した[1]

2002年に入り、1月23日にはアルバム『010』からのシングルカットとして「FLY HIGH/サソリ feat.電撃ネットワーク」をリリース、カップリング曲はパフォーマンス集団である電撃ネットワークとのコラボレーション作品となった。

その後、5月18日のLe Divan du Monde(パリ)を皮切りに、8都市全8公演となる初の欧州ツアー「020120EUROPE TOUR」を開催、20日にはイギリスにてシングル「TRIBE」をリリース[1]。25日にはオジー・オズボーンが創設したイベントライブ「オズフェスト」のメインステージにアジア圏出身のバンドとしては初となる参加を果たした[1]

録音、構成

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2001年から2002年にかけて開催された全国ツアー「010 TOUR 01-02」から、ツアーファイナルであった1月20日Zepp TOKYOでのライブ公演を記録している[2][3]

アルバム『OSC-DIS』(1999年)、『010』からの選曲が全体を占めており、それ以外のアルバムの曲は「神歌」のみとなっている。収録曲は以下のアルバムから収録されている。

  • OSC-DIS』(1999年) - 「OUT/DEFINITION」、「GOOD GIRL~Dedicated to bride 20 years after」、「ALL THE TIME IN SUNNY BEACH」、「MIDI SURF」、「TRIBE」、「| ̄|_ (PULSE)」、「ISLAND」
  • 『010』(2001年) - 「INTRODUCTION 010」、「COME.」、「CHAOS STEP」、「GAGA LIFE.」、「JAM!」、「雲-kumo-」、「BIT CRUSHERRRR」、「NO FOOD、DRINK、OR SMOKING」、「THIS IS THE MAD STYLE」、「GOOD DAY」、「FLY HIGH」、「R.D.M.C.」

リリース

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2002年7月10日ビクターエンタテインメントSPEEDSTAR RECORDSより日本にてリリースされた。

その後、2005年6月13日にはGut Recordsよりイギリスにて、同名のDVDが同梱されてリリースされた。

ツアー

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本作のタイトルを冠したライブツアーは、2002年5月18日のLe Divan du Monde(パリ)を皮切りにイギリスを中心に開催された8都市8公演の欧州ツアー「020120EUROPE TOUR」と、後に日本国内のみで開催された9月25日クラブチッタ川崎を皮切りに、9都市全10公演におよぶライブツアー「020120JAPAN TOUR」とがあった。

批評

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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
CDジャーナル肯定的[3]
TOWER RECORDS ONLINE肯定的[2]
  • 音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「人間の心を宿したロボット」という例えを用いて「マッドの音楽は常に相反する2つの要素が魅力だが、ライヴとなるとどうしてもロボットよりになる」とコンピュータサウンドに偏っていると指摘しつつも、「グッド・メロディのデジタル・ハードコアを“ロボットより”で楽しみたい人には最適のライヴ・アルバム」と肯定的な評価を下している。また「代表曲はすべて押さえたベスト選曲が嬉しい。イギリスのOZZ FESTのメイン・ステージ抜擢も納得の凄まじいパワー渦巻くステージ」と選曲やライブパフォーマンスに関して肯定的な評価を下している[3]
  • 音楽情報サイト『TOWER RECORDS ONLINE』では、同バンドに関して「幾多の伝説を作りながらも前進を止めない」と絶賛し、「トータルで76分を越えるスケール感たっぷりのライヴは、ひたすらリスペクトしたくなるような貫禄の内容」、「代表曲、人気曲ももちろん収録されているので初心者にもオススメできる」と選曲やライブパフォーマンスに関して肯定的な評価を下している[2]

収録曲

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全編曲: THE MAD CAPSULE MARKETS。
#タイトル作詞作曲時間
1.INTRODUCTION 010Takeshi UedaTakeshi Ueda
2.COME.Kyono、Takeshi UedaTakeshi Ueda
3.CH(A)OS STEPKyonoTakeshi Ueda
4.GAGA LIFE.KyonoTakeshi Ueda
5.JAM!Kyono、Takeshi UedaTakeshi Ueda
6.OUT/DEFINITIONKyonoTakeshi Ueda
7.GOOD GIRL~Dedicated to bride 20 years afterTakeshi UedaTakeshi Ueda
8.ALL THE TIME IN SUNNY BEACHTakeshi UedaTakeshi Ueda
9.MIDI SURFTakeshi Ueda、KyonoTakeshi Ueda
10.雲-kumo-KyonoTakeshi Ueda
11.BIT CRUSHERRRRKyono、Takeshi UedaTakeshi Ueda
12.NO FOOD,DRINK,OR SMOKINGTakeshi UedaTakeshi Ueda
13.THIS IS THE MAD STYLE Takeshi Ueda
14.GOOD DAYTakeshi UedaTakeshi Ueda
15.FLY HIGHKyono、Takeshi UedaTakeshi Ueda
16.R.D.M.CKyonoTakeshi Ueda
17.TRIBEKyonoTakeshi Ueda
18.| ̄|_ (PULSE)Takeshi UedaTakeshi Ueda
19.神KAMI-UTA歌Takeshi UedaTakeshi Ueda
20.ISLANDTakeshi UedaTakeshi Ueda

スタッフ・クレジット

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THE MAD CAPSULE MARKETS

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参加ミュージシャン

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  • TORU××× - ギター、バッキング・ボーカル

スタッフ

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  • THE MAD CAPSULE MARKETS - プロデューサー
  • KONI-YANG (KURID INT'L) - レコーディング・エンジニア、ミックス・エンジニア
  • 山崎和重 (FLAIR) - マスタリング・エンジニア
  • 横田直樹(スピードスター) - A&R
  • いわほりまゆき - マネージメント
  • 阿藤祐治 (DESTROYDER) - マネージメント
  • にしじょうまさみ (DESTROYDER) - デスク
  • たけだまき (C.C.C.) - デスク
  • 田中智子(スピードスター) - デスク
  • 田中義則 (DESTROYDER) - エグゼクティブ・プロデューサー
  • 豊島直己(スピードスター) - エグゼクティブ・プロデューサー
  • 高垣健(スピードスター) - エグゼクティブ・プロデューサー
  • 土井宏明 (POSITRON) - アート・ディレクション、デザイン
  • 和田亨 (POSITRON) - デザイン
  • ナカシンジ - CGI
  • 加藤等 - ライブフォト
  • TEPPEI - ライブフォト
  • TOMO - ライブフォト
  • 富岡克文(ビクターデザインセンター) - ビジュアル・プランニング
  • 京野里奈(ビクターデザインセンター) - ビジュアル・プランニング

リリース履歴

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No. 日付 国名 レーベル 規格 規格品番 最高順位 備考
1 2002年7月10日 日本 ビクターSPEEDSTAR RECORDS CD VICL-60896 14位 初回限定盤のみデジパック仕様
2 2005年6月13日 イギリス Gut Records CD+DVD GUTCD49 - DVD版が同時収録されている

020120 (DVD)

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『020120』
THE MAD CAPSULE MARKETSライブ・ビデオ
リリース
録音 2002年1月20日
ZEPP TOKYO
2002年5月
フランスイギリス
2000年3月25日
ZEPP TOKYO
ジャンル ロック
時間
レーベル ビクターSPEEDSTAR RECORDS
プロデュース 出口晶崇
相原裕美
チャート最高順位
THE MAD CAPSULE MARKETS 映像作品 年表
OSC-DIS VIDEO
(2000年)
020120
(2002年)
1990-1996 VIDEO
(2004年)
テンプレートを表示

020120』(ぜろにいぜろいちにいぜろ)は、THE MAD CAPSULE MARKETSの6作目の映像作品であり、2作目のライブ・ビデオである。

2002年10月26日にビクターエンタテインメントのSPEEDSTAR RECORDSよりリリースされた。

概要

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  • 同バンドで初であり唯一のライブDVD作品。監督は川村誠。
  • 2002年1月20日のZEPP TOKYO公演から収録されている。
  • 一部の曲は映像にエフェクトが掛けられているが、通常映像と切り替えることができる。
  • 特典映像として、初めてのEUツアーのドキュメンタリー映像、『OSC-DIS』ツアーから2000年3月25日のZEPP TOKYO公演での「神歌」の映像が収録されている。

収録曲

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  1. -Opening-
  2. INTRODUCTION 010
  3. COME.
  4. CH(A)OS STEP
  5. GAGA LIFE.
  6. JAM!
  7. OUT/DEFINITION
  8. GOOD GIRL~Dedicated to bride 20 years after
  9. ALL THE TIME IN SUNNY BEACH
  10. MIDI SURF
  11. 雲-kumo-
  12. THIS IS THE MAD STYLE
  13. FLY HIGH
  14. R.O.M.C
  15. TRIBE
  16. | ̄|_ (PULSE)
  17. ISLAND

脚注

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  1. ^ a b c 城久仁雄 (2004年4月15日). “前作『010』から新作『CiSTm K0nFLiqT...』に至るまでの2年8か月をプレイバック!” (日本語). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2019年4月27日閲覧。
  2. ^ a b c The Mad Capsule Markets/020120” (日本語). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2019年4月27日閲覧。
  3. ^ a b c THE MAD CAPSULE MARKETS / 020120”. CDジャーナル. 音楽出版. 2019年4月27日閲覧。

外部リンク

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