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甲賀市

半保護されたページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

こうかし ウィキデータを編集
甲賀市

甲賀市旗 甲賀市章
2004年10月1日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 滋賀県
市町村コード 25209-3
法人番号 7000020252093 ウィキデータを編集
面積 481.62km2
総人口 86,048[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 179人/km2
隣接自治体 大津市栗東市湖南市東近江市蒲生郡竜王町日野町
京都府相楽郡和束町南山城村綴喜郡宇治田原町
三重県四日市市鈴鹿市亀山市伊賀市三重郡菰野町
市の木 スギ
市の花 ササユリ
市の鳥 カワセミ
甲賀市役所
市長 岩永裕貴
所在地 528-8502
滋賀県甲賀市水口町水口6053番地
北緯34度57分58秒 東経136度09分59秒 / 北緯34.96608度 東経136.16631度 / 34.96608; 136.16631座標: 北緯34度57分58秒 東経136度09分59秒 / 北緯34.96608度 東経136.16631度 / 34.96608; 136.16631
外部リンク 公式ウェブサイト

甲賀市位置図

― 市 / ― 町・村

地図
市庁舎位置
ウィキプロジェクト

甲賀市(こうかし)は、滋賀県の南東部の甲賀地域にある。県の南端に位置し、南東端は三重県、南西端は京都府と接する。2004年(平成16年)に旧甲賀郡の5町(信楽町甲南町水口町甲賀町土山町)が平成の大合併で合併して発足した市であり、旧郡域の大部分を占める[1]

なお、「甲賀」の読みには「こうか」と「こうが」の2通りがあり、市町村合併後の市名決定のために決選投票が行われた結果、従来の甲賀郡(こうかぐん)の読み方を引き継ぎ、清音の「こうか」を市名の読みに採用した[2]

概要

甲賀地域は745年聖武天皇によって紫香楽宮が造営されるなど、古代に遡る歴史を持つ。東の鈴鹿山脈から続く山がちな地形ではあるものの、五街道の1つである東海道が東西に横断し、宿場町として水口宿土山宿が置かれた。

近世ではのちに甲賀忍者と呼ばれる甲賀武士の里として知られ、甲賀武士が崇敬したとされる油日神社飯道神社矢川神社田村神社などの古社が現存する。また、櫟野寺にある日本最大の十一面観音菩薩坐像などの文化財も現存する。十楽寺櫟野寺大池寺が所蔵する大仏は「甲賀三大仏」と呼ばれる。江戸時代には水口藩加藤家が置いた水口城城下町として栄えた一面も持つ。明治以降は水口地域に滋賀県の行政機関が置かれ、甲賀郡の中心となった。

産業面では、2008年新名神高速道路開通前後に工業団地の立地が進み、2018年には県内市町別工業製造品出荷額で1位となっている[3]。また、日本六古窯の1つである信楽焼の産地として窯業や、甲賀忍者にルーツを持つとされる製薬業も古くから盛んであり、農業では土山茶朝宮茶など近江茶の産地としても知られる。

2019年度下半期放送のNHK連続テレビ小説スカーレット』は、甲賀市信楽地域を舞台として放送された[4]

市章

市章は合併協議会で募集・選定された結果、福岡県の男性の図案が市章として制定された[5]。図案の趣旨は「甲」の字をデフォルメした物で、外側の円は健康で安心して暮らせる街をイメージし、その中に活気ある街の輝き、未来への希望を表現しているという[5]

地名

「こうか」の読みは、古代に甲賀地域を治めた百済豪族の鹿深(かふか)氏に由来するとされる。甲賀駅甲賀土山インターチェンジなど、市内の公共施設における「甲賀」は基本的に「こうか」と読むが、名字や民間企業の社名などでは「こうが」と発音する事例も少なくなく、一例として市内のゴルフ場「甲賀カントリークラブ」や、甲賀健康医療専門学校(現:ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)などでは「こうが」の読みを用いている。

地理

旧水口町中心部周辺の空中写真。1974年撮影の2枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
旧土山町中心部周辺の空中写真。1974年撮影の2枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
旧甲南町中心部周辺の空中写真。1974年撮影の2枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
旧甲賀町中心部周辺の空中写真。1974年撮影。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
旧信楽町中心部周辺の空中写真。1974年撮影。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

位置

甲賀市は滋賀県南端部に位置し、南東端は三重県、南西端は京都府と隣接している。市域は東西に長く、市域面積は481.62 km2に及び、滋賀県・京都府・三重県に属する数多くの自治体と隣接している。甲賀市は大阪名古屋から100 km圏内にあり、鉄道は広域を結ぶ幹線こそ通らないものの複数の路線が敷設されており、道路においては国道1号をはじめとした近畿圏中部圏を結ぶ広域交通路が通る地域である。

甲賀市の東端には標高1000 m級の鈴鹿山脈の南嶺が北東から南西方向に走っており、三重県北部の自治体との行政境界を成している。甲賀市の最高標高地点は鈴鹿山脈に属する雨乞岳である。このように標高の高い市域東部の山々から中央北部の水口丘陵南沿の谷を野洲川が、東部に比べれば標高の低い市域南部の甲賀丘陵沿の杣谷を野洲川の支流の杣川が流れ、それぞれの川筋に沿う形で平地が開けている。また、市域南西部の信楽地区には、信楽盆地の中を大戸川が流れている。なお、野洲川水系は他の滋賀県内の河川と同じく琵琶湖へ流れ込むのに対して、大戸川は琵琶湖を介さず直接瀬田川へ流れ込む。したがって市内で信楽地域だけは異なる分水界に属していることとなる。市内の主な水域としては、野洲川ダム青土ダム大原ダム櫟野川砂防ダムなどによって作られた人造湖群がある。

広袤(こうぼう)

国土地理院地理情報によると甲賀市の東西南北それぞれの端は以下の地点である。

北端
北緯35度01分51秒 東経136度09分50秒 / 北緯35.03083度 東経136.16389度 / 35.03083; 136.16389 (甲賀市最北端)
西端
北緯34度51分55秒 東経135度56分48秒 / 北緯34.86528度 東経135.94667度 / 34.86528; 135.94667 (甲賀市最西端)
市役所
北緯34度57分58秒 東経136度10分02秒 / 北緯34.96611度 東経136.16722度 / 34.96611; 136.16722 (甲賀市役所)
東端
北緯35度00分04秒 東経136度25分17秒 / 北緯35.00111度 東経136.42139度 / 35.00111; 136.42139 (甲賀市最東端)

南端
北緯34度47分27秒 東経136度01分37秒 / 北緯34.79083度 東経136.02694度 / 34.79083; 136.02694 (甲賀市最南端)

地形

山地

主な山

河川

主な川

気候

甲賀市は、基本的に瀬戸内気候帯に属するとされているものの、同時に内陸性気候でもある。ただし、そもそも滋賀県自体が、どの気候帯に属するのか微妙な位置にあり、季節によっても多少の変動があるので、明確な線引きはできない。なお、降雨量については、冬期よりも夏期に多い傾向が見られる。

信楽(甲賀市信楽町牧、標高265 m、1991年〜2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 16.4
(61.5)
19.8
(67.6)
23.4
(74.1)
28.6
(83.5)
31.7
(89.1)
34.8
(94.6)
36.0
(96.8)
35.6
(96.1)
34.4
(93.9)
30.1
(86.2)
24.6
(76.3)
23.5
(74.3)
36.0
(96.8)
平均最高気温 °C°F 6.7
(44.1)
7.5
(45.5)
11.6
(52.9)
17.5
(63.5)
22.2
(72)
25.2
(77.4)
29.3
(84.7)
30.4
(86.7)
26.3
(79.3)
20.7
(69.3)
15.1
(59.2)
9.5
(49.1)
18.5
(65.3)
日平均気温 °C°F 1.6
(34.9)
2.0
(35.6)
5.3
(41.5)
10.6
(51.1)
15.8
(60.4)
19.9
(67.8)
23.9
(75)
24.6
(76.3)
20.8
(69.4)
14.6
(58.3)
8.5
(47.3)
3.6
(38.5)
12.6
(54.7)
平均最低気温 °C°F −3.1
(26.4)
−3.1
(26.4)
−0.8
(30.6)
3.6
(38.5)
9.4
(48.9)
15.1
(59.2)
19.6
(67.3)
20.1
(68.2)
16.2
(61.2)
9.3
(48.7)
2.8
(37)
−1.4
(29.5)
7.3
(45.1)
最低気温記録 °C°F −14.1
(6.6)
−12.8
(9)
−8.3
(17.1)
−5.7
(21.7)
−1.3
(29.7)
3.0
(37.4)
10.8
(51.4)
10.6
(51.1)
4.7
(40.5)
−2.2
(28)
−6.8
(19.8)
−9.6
(14.7)
−14.1
(6.6)
降水量 mm (inch) 60.2
(2.37)
68.9
(2.713)
114.9
(4.524)
114.3
(4.5)
143.1
(5.634)
204.8
(8.063)
202.2
(7.961)
159.6
(6.283)
186.7
(7.35)
154.7
(6.091)
76.0
(2.992)
60.5
(2.382)
1,534.6
(60.417)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 9.0 9.8 11.9 10.8 10.5 12.6 12.8 9.7 11.2 10.0 8.0 8.4 124.9
平均月間日照時間 119.3 116.8 149.7 177.5 181.9 126.4 143.2 191.1 146.0 150.4 137.6 129.5 1,777.8
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[6]
土山(甲賀市土山町北土山、標高248 m、1991年〜2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 17.1
(62.8)
20.0
(68)
23.8
(74.8)
29.1
(84.4)
32.8
(91)
36.2
(97.2)
37.2
(99)
37.0
(98.6)
34.9
(94.8)
30.7
(87.3)
25.2
(77.4)
20.7
(69.3)
37.2
(99)
平均最高気温 °C°F 6.6
(43.9)
7.5
(45.5)
11.5
(52.7)
17.2
(63)
21.9
(71.4)
25.1
(77.2)
29.2
(84.6)
30.5
(86.9)
26.4
(79.5)
20.8
(69.4)
15.2
(59.4)
9.4
(48.9)
18.5
(65.3)
日平均気温 °C°F 2.2
(36)
2.7
(36.9)
6.0
(42.8)
11.4
(52.5)
16.4
(61.5)
20.4
(68.7)
24.5
(76.1)
25.5
(77.9)
21.7
(71.1)
15.8
(60.4)
9.8
(49.6)
4.6
(40.3)
13.4
(56.1)
平均最低気温 °C°F −1.6
(29.1)
−1.5
(29.3)
1.0
(33.8)
5.8
(42.4)
11.4
(52.5)
16.4
(61.5)
21.0
(69.8)
21.8
(71.2)
17.9
(64.2)
11.3
(52.3)
4.9
(40.8)
0.4
(32.7)
9.1
(48.4)
最低気温記録 °C°F −10.4
(13.3)
−9.7
(14.5)
−6.3
(20.7)
−3.1
(26.4)
0.9
(33.6)
4.9
(40.8)
13.1
(55.6)
12.4
(54.3)
6.3
(43.3)
0.1
(32.2)
−3.1
(26.4)
−9.2
(15.4)
−10.4
(13.3)
降水量 mm (inch) 65.6
(2.583)
74.7
(2.941)
109.1
(4.295)
112.5
(4.429)
150.1
(5.909)
197.0
(7.756)
207.3
(8.161)
181.8
(7.157)
233.2
(9.181)
156.8
(6.173)
73.9
(2.909)
62.6
(2.465)
1,640.3
(64.579)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 10.7 10.7 11.8 11.0 10.8 12.8 13.2 10.6 11.7 10.2 7.9 9.7 131.1
平均月間日照時間 96.1 106.1 147.8 174.9 183.4 133.2 149.8 186.3 138.0 145.5 129.2 109.1 1,710
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[7]

地域

行政区分

合併前の旧町名は、そのまま市内の町名として残り「甲賀市甲賀町○○」「甲賀市信楽町○○」などと称する。ただし、町時代の住所表記にあった「大字」は廃止された。例えば「甲賀郡信楽町大字上朝宮」の場合「甲賀市信楽町上朝宮」となった[5]

人口

現在の甲賀市に当たる地域では21世紀に入ってから人口のピークを迎えた。2005年の国勢調査と2010年の国勢調査との比較では、甲賀市は1.24%減の90,901人であり、増減率は滋賀県下19市町中16位であった。

甲賀市と全国の年齢別人口分布(2005年) 甲賀市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 甲賀市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
甲賀市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 67,762人
1975年(昭和50年) 71,025人
1980年(昭和55年) 75,203人
1985年(昭和60年) 79,088人
1990年(平成2年) 82,668人
1995年(平成7年) 90,744人
2000年(平成12年) 92,484人
2005年(平成17年) 93,853人
2010年(平成22年) 92,704人
2015年(平成27年) 90,901人
2020年(令和2年) 88,358人
総務省統計局 国勢調査より


隣接自治体

滋賀県の旗滋賀県
三重県の旗三重県
京都府の旗京都府

歴史

合併まで
合併後

行政

甲賀市役所本館と別館

市長

役所

旧水口町役場の位置に建設された新庁舎に加え、旧4町の役場を引き継いだ4つの市民センター(旧支所)が中核業務を行っている。さらに2011年に窓口業務と自治活動支援を担う19箇所の市民センターが設けられた。

水口地域
  • 甲賀市役所(旧水口庁舎・旧水口支所)
528-8502 甲賀市水口町水口6053番地
  • 伴谷地域市民センター
528-0064 甲賀市水口町伴中山3737番地1
  • 柏木地域市民センター
528-0057 甲賀市水口町北脇1615番地1
  • 水口地域市民センター
528-0032 甲賀市水口町八坂7番4号
  • 綾野地域市民センター
528-0023 甲賀市水口町本丸1番20号
  • 貴生川地域市民センター
528-0049 甲賀市水口町貴生川308番地1
  • 岩上地域市民センター
528-0007 甲賀市水口町新城557番地
甲南地域
  • 甲南第一地域市民センター(旧甲南庁舎・甲南支所)
520-3393 甲賀市甲南町野田810番地
  • 甲南第二地域市民センター
520-3314 甲賀市甲南町杉谷71番地
  • 甲南第三地域市民センター
520-3305 甲賀市甲南町野川818番地
  • 甲南中部地域市民センター
520-3311 甲賀市甲南町野田810番地(甲南第一地域市民センター内)
  • 希望ケ丘地域市民センター
520-3333 甲賀市甲南町希望ケ丘1丁目3番地4
土山地域
  • 土山地域市民センター(旧土山支所)
528-0211 甲賀市土山町北土山1715番地
  • 大野地域市民センター
528-0235 甲賀市土山町大野2154番地
  • 山内地域市民センター
528-0208 甲賀市土山町黒川1970番地
  • 鮎河地域市民センター
528-0202 甲賀市土山町鮎河1950番地
甲賀地域
  • 甲賀大原地域市民センター(旧甲賀支所)
520-3435 甲賀市甲賀町相模173番地1
  • 油日地域市民センター
520-3421 甲賀市甲賀町上野2416番地
  • 佐山地域市民センター
520-3402 甲賀市甲賀町小佐治2967番地
信楽地域
  • 信楽地域市民センター(旧信楽支所)
529-1851 甲賀市信楽町長野1203番地
  • 雲井地域市民センター
529-1803 甲賀市信楽町牧72番地3
  • 小原地域市民センター
529-1836 甲賀市信楽町柞原793番地
  • 朝宮地域市民センター
529-1841 甲賀市信楽町上朝宮467番地
  • 多羅尾地域市民センター
529-1821 甲賀市信楽町多羅尾2067番地

広域行政

議会

市議会

姉妹都市・提携都市

国内

提携都市
  • 三重県の旗伊賀市三重県
  • 三重県の旗亀山市三重県
    • 県境を挟んで隣り合う3市の頭文字を取った「いこか」連携として観光誘客・交流促進に向けた事業を行っている。
  • 長野県の旗佐久市長野県
    • 2004年10月1日 - ゆかりのまち提携(旧甲南町と1990年12月6日友好親善都市提携)

国外

姉妹都市

施設

甲賀警察署
水口消防署
公立甲賀病院

国家機関

法務省
  • 大津地方法務局甲賀支局
検察庁
  • 甲賀区検察庁
裁判所
  • 甲賀簡易裁判所

警察

本部

消防

本部
消防署
  • 水口消防署
    • 土山分署
  • 甲南消防署
    • 甲賀分署
  • 信楽消防署

医療

主な病院

交流施設

社会教育

滋賀県立陶芸の森
MIHO MUSEUM

その他の施設

経済

信楽焼の壺
土山茶の茶畑

甲賀市は窯業信楽焼の産地として知られ、信楽焼は、瀬戸常滑越前丹波立杭備前と並ぶ、日本六古窯の1つに数えられている。

また、医薬品製造業に関わる企業の立地が目立ち、地場製薬企業の組合である滋賀県製薬工業協同組合加盟17社のうち半数以上の9社が甲賀市に所在するだけでなく、大手製薬企業の製造工場・研究所も複数存在している[8]。これは甲賀忍者が薬品の知識や調合に長けていたことの名残ではないかと言われている。なお、甲賀市甲賀町には塩野義製薬が薬草などを栽培している油日植物園もある[9]。さらに、特に日本茶に関しては土山茶朝宮茶と、同じ市内で2つの有力なブランドを擁する。

第一次産業

農業

農業協同組合

第二次産業

工業

主な工業団地
  • 甲賀工業団地
  • 甲賀西工業団地
  • 近江水口テクノパーク
  • 近江水口第2テクノパーク
  • さつきが丘工業団地
  • 松尾工業団地
  • 宇川中小企業団地
  • 八田サテライトパーク
  • 甲南フロンティアパーク
  • 新名神甲賀工業団地

第三次産業

商業

主な商業施設

金融機関

銀行
協同組織金融機関
日本郵政

拠点を置く企業

教育・研究機関

大学

国立

専修学校

中等教育学校

高等学校

県立

中学校

県立
市立

小学校

市立

交通

鉄道

市内を東西に走るJR草津線

中心となる駅:水口城南駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
近江鉄道
信楽高原鐵道

なお、信楽高原鐵道は甲賀市が第三種鉄道事業者として鉄道施設を保有・管理し、信楽高原鐵道株式会社(第二種鉄道事業者)が運行を行う公有民営方式(上下分離方式)を採用している[10][11]

バス

路線バス

甲賀市コミュニティバス(あいくるバス)

都市間バス

土山バスストップ
(下り線京都方面乗り場)
高速バス

土山SAに設けられた土山バスストップにより、津・四日市・伊勢・京都(京都 - 四日市・津・伊勢線参照)(以上2008年3月20日)、名古屋・神戸・三宮(以上2008年4月22日-)への路線に乗車可能になった。

道路

高速道路

新名神高速道路
(竜法師跨道橋より大阪方面を望む)
「第二名神 滋賀県起工の地」記念碑
(甲賀市土山町山中 土山橋北側)
高速自動車国道

甲賀市の市域を従前から東西に貫いていた国道1号が幹線道路であったものの、2008年2月23日に新名神高速道路が開通し、名古屋・東京方面への自動車交通の利便性が格段に向上した。また京阪神地域から市域へのアクセス性も向上した。1995年12月18日に新名神高速道路が滋賀県内で初めて着工されたのを記念して、旧土山町によって「第二名神 滋賀県起工の地」記念碑が土山橋付近に建立された。

地域高規格道路

国道

県道

主要地方道
一般県道

道の駅

名所・旧跡・観光スポット

水口城
紫香楽宮跡
水口宿・水口石橋
2東海道・横田渡常夜燈
甲賀の里忍術村
観光協会

旧5町の観光協会が合併に向けた協議を2005年4月に開始したものの、2009年4月に信楽町観光協会が「観光のカラー、スタイルが違う」として合併協議から離脱し、1年後の2010年4月に水口・甲南・甲賀・土山の観光協会が合併、甲賀市観光協会が誕生した。この関係で甲賀市には2つの観光協会が存在する。なお、合併前の甲南町の観光協会のマスコットキャラクターとして誕生した「にんじゃえもん」(忍者の着ぐるみ)が、甲賀市観光協会キャラクターとして各種イベントに参加している[13]

  • 甲賀市観光協会(甲南第一地域市民センター内)
  • 信楽町観光協会(信楽伝統産業会館内)

名所・旧跡

主な城郭・屋敷
主な寺院
主な神社
主な史跡
主な遺跡
宿場

観光スポット

自然・公園
レジャー
  • 青土ダムエコーバレイ
  • 大河原温泉かもしか荘 - 2013年にリニューアルを行う前は国民宿舎として営業。
テーマパーク

文化

信楽焼

祭事・催事

  • 田村神社厄除大祭
  • しがらき盆梅列車と盆梅展
  • あいの土山斎王群行
  • 水口曳山祭
  • くノ一オーディション
  • 信楽駅前陶器市
  • 油日祭り
  • ケンケト踊り
  • 鈴鹿馬子唄全国大会
  • 黒川の太鼓踊り
  • 大原祇園祭
  • しがらき火まつり
  • 水口夏まつり
  • ござれGO-SHU!
  • 杣川夏まつり
  • 和太鼓サウンド夢の森
  • あいの土山宿場まつり
  • 信楽陶器まつり
  • 10時間耐久リレーマラソン
  • 全日本忍者選手権大会
  • あいの土山マラソン
  • 忍者の里山ウォーク
  • 忍者の里スーパークロスin甲南
  • 信楽まちなか芸術祭:2010年から3年に1度開催
  • 信楽窯元散策路 ぶらり窯元めぐり

名産・特産

出身・関連著名人

出身著名人

江戸時代以前の人物
政治家・実業家・学者・官僚など
芸術
芸能
スポーツ

ゆかりの人物

政治家・学者・文筆家・芸術家など
  • 饗庭孝男:文芸評論家。父の赴任に伴い、生後2歳まで信楽で過ごした。
  • 奥村展三:水口高校出身、元衆議院議員
  • 平井蒼太:ミステリー作家。発病後、甲賀市で療養生活を送る。
  • 藍川さとる:甲賀市育ち、漫画家。甲賀市出身との噂もあるが本人が東京都出身と公表している。それ以上の詳細は不明。
  • 神山清子:甲賀市信楽町在住、長崎県佐世保市出身。陶芸家・滋賀骨髄献血の和を広げる会代表(映画「火火」のモデル)
スポーツ
  • 藤本敦士:甲賀総合科学専門学校(現:甲賀健康医療専門学校)出身、元プロ野球選手(甲賀総合科学→デュプロ阪神タイガース東京ヤクルトスワローズ
  • 建山義紀:甲賀総合科学専門学校出身、元プロ野球選手(甲賀総合科学→松下電器北海道日本ハムファイターズテキサス・レンジャーズ阪神タイガース
  • 宮田和希:甲賀健康医療専門学校出身、元プロ野球選手(甲賀健康医療→埼玉西武ライオンズ
  • 西口直人:甲賀健康医療専門学校出身、プロ野球選手(甲賀健康医療→東北楽天ゴールデンイーグルス
  • 松田和也:甲賀健康医療専門学校出身、元プロサッカー選手、元フットサル日本代表(甲賀健康医療→ガンバ大阪アルビレックス新潟
  • 藤井健太:甲賀健康医療専門学校出身、元フットサル日本代表主将(甲賀健康医療→シュライカー大阪→バルドラール浦安→ペスカドーラ町田)
  • 松原君守:甲賀健康医療専門学校出身、元フットサル日本代表(甲賀健康医療→ペスカドーラ町田)
  • 原田健司:甲賀健康医療専門学校出身、元フットサル日本代表、元シュライカー大阪監督(甲賀健康医療→シュライカー大阪)
  • 安川知宏:甲賀健康医療専門学校出身、元フットサル日本代表(甲賀健康医療→シュライカー大阪)
  • 西村竜司:甲賀健康医療専門学校出身、プロフットサル選手(甲賀健康医療→シュライカー大阪→バサジィ大分)
  • 里内猛:水口高校出身、元サッカー日本代表フィジカルコーチ、 川崎フロンターレフィジカルコーチ
  • 中田一三:甲賀中学校出身、元プロサッカー選手(甲賀中→桜中→四中工高→横浜フリューゲルス→アビスパ福岡→ジェフ市原→大分トリニータ→ベガルタ仙台→ヴァンフォーレ甲府)
  • 鈴木ブルーノ:土山中学校出身、プロサッカー選手(土山中→ガンバ大阪ユース→アルビレックス新潟→町田ゼルビア→アルビレックス新潟→ホーム・ユナイテッド→FC岐阜

脚注

  1. ^ 甲賀市の概要” (PDF). 甲賀市. 2024年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月27日閲覧。
  2. ^ 甲賀地域合併協議会だより第14号” (PDF). 合併デジタルアーカイブ. 総務省自治行政局市町村課 (2003年6月). 2022年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月27日閲覧。
  3. ^ 2019年工業統計調査結果(2018年実績)(確報)”. 滋賀県 (2020年10月21日). 2022年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月27日閲覧。
  4. ^ ヒロインは戸田恵梨香さん!2019年度後期 連続テレビ小説「スカーレット」”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会(NHK). 2018年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月27日閲覧。
  5. ^ a b c 甲賀市「市章」が制定されました” (PDF). 甲賀市. 甲賀市 (2004年10月). 2021年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月27日閲覧。
  6. ^ 信楽 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月10日閲覧。
  7. ^ 土山 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月10日閲覧。
  8. ^ 製薬企業の紹介”. 滋賀県薬業協会. 2015年8月23日閲覧。
  9. ^ 公益社団法人日本植物園協会社員名簿(2021年5月31日現在)”. 日本植物園協会. p. 5 (2021年5月31日). 2022年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月27日閲覧。
  10. ^ 堀内重人. “信楽高原鐵道の存続と街づくりを通した活性化策” (PDF). 土地総合研究 2014年冬号. 土地総合研究所. pp. 68-78. 2022年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月27日閲覧。
  11. ^ 地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく鉄道事業再構築実施計画の認定について〔信楽高原鐵道信楽線〕” (PDF). 国土交通省 (2013年3月1日). 2014年8月29日閲覧。
  12. ^ 【重要なお知らせ】信楽線廃止について”. トピックス. 帝産湖南交通. 2024年7月27日閲覧。
  13. ^ 伊賀上野NINJAフェスタににんじゃえもんも一役” (PDF). 広報こうか 2011年5月号. 甲賀市 (2011年5月1日). 2024年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月27日閲覧。

関連項目

外部リンク