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根室駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
根室駅
駅舎(2018年9月)
ねむろ
Nemuro
東根室 (1.5 km)
地図
所在地 北海道根室市光和町2丁目
北緯43度19分36.92秒 東経145度34分57.75秒 / 北緯43.3269222度 東経145.5827083度 / 43.3269222; 145.5827083座標: 北緯43度19分36.92秒 東経145度34分57.75秒 / 北緯43.3269222度 東経145.5827083度 / 43.3269222; 145.5827083
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 根室本線(花咲線)
キロ程 307.5 km(新得起点)
電報略号 ネム
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
176人/日
-2019年-
開業年月日 1921年大正10年)8月5日
備考
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根室駅
ねむろ
Nemuro
(2.6 km) 根室港
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 根室本線(貨物支線)
キロ程 0.0 km(根室起点)
開業年月日 1934年(昭和9年)8月12日
廃止年月日 1965年(昭和40年)10月1日
備考 根室駅構内に併合。
テンプレートを表示

根室駅(ねむろえき)は、北海道根室市光和町2丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)の。同線の終着駅である。電報略号ネム事務管理コードは▲110454[1][2]

歴史

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1978年の根室駅と周囲1 km範囲。右側の下が本線釧路方面で、右上隅に向かってカーブして行く貨物線の臨港線の軌道跡が2つの道路に転用されて残っている。その転用道路が変更する位置(大きな赤い屋根の建家右下隅付近)からは、かつて海軍根室第二飛行場へ向かう軍用貨物線が分岐していたが、駐車場になっていて軌道跡は無くなっている。
駅舎は大きな木造で、単式ホーム1面を有しており、駅裏は多数の仕分けもしくは留置線が分岐して、斜めに設けられた1本の通路線へ合流している。この通路線の一方は駅終端で本線から伸びる折り返し線へ合流する。もう一方は駅裏の整備車庫へ向い、途中に青い小さな保線車庫や、転車台を有する小さな機関区への入出庫線が分岐している。その内側にも留置線群の一番外から釧路側へ分岐して青い車庫へ向かう入出庫線がある。駅舎横の釧路側に一般貨物ホームと2本の引込み線、釧路側に向けて石炭のヤードと荷降線。駅裏には三角状のコンテナホームと折り返し線から分岐する2本の引込み線を有している。
なお、根室拓殖鉄道根室駅は、この写真の右上方向外側の有磯町に設けられていたため、直線距離でも800 m程離れていた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

かつては日本最東端の駅だったが、1929年昭和4年) - 1959年(昭和34年)には根室拓殖鉄道歯舞駅に、1961年(昭和36年)以後は新設された東根室駅にその座を譲っている。有人駅・終端駅としては当駅が日本最東端に該当する。

年表

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戦前の根室駅

駅名の由来

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駅構造

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単式ホーム1面1線を持つプレハブ構造の地上駅。ホームの北側に接して平屋の駅舎がある。構内の南側にはホームのない副本線が1線引かれており、機回しが可能である。

社員配置駅。みどりの窓口、自動券売機(オレンジカード使用不可)が設置されている。

管理駅として、姉別駅 - 東根室駅間の各駅を管理下に置いている。

1998年平成10年)10月31日までは側線群の南側にコンテナホームが設置されていた。また、駅周辺にある売炭所への専用線もあった。

駅弁

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2018年平成30年)6月1日より、花咲線区間での「ご当地弁当」を楽しむ取り組みとして、根室駅を発着する一部列車(3本)で、ホームまで以下に記す駅弁を届けて販売するサービスを実施している(いずれも事前予約制)[JR北 2]

主な駅弁は下記の通り[11]

  • さんまそば
  • さんま丼

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 530 [12]
1979年(昭和54年) 189,540 (517.9) [13]
1980年(昭和55年) 181,854 (498.2)
1981年(昭和56年) 166,121 (455.1)
1982年(昭和57年) 148,606 (407.1)
1983年(昭和58年) 134,844 (368.4)
1984年(昭和59年) 118,346 (324.2) [14]
1985年(昭和60年) 116,751 (319.9)
1986年(昭和61年) 114,811 (314.6)
1987年(昭和62年) 110,809 (302.8)
1988年(昭和63年) 112,135 (307.2)
1989年(平成元年) 105,061 (287.8) [15]
1990年(平成02年) 100,045 (274.1)
1991年(平成03年) 103,610 (283.1)
1992年(平成04年) 98,578 (270.1) 1日平均乗降客数548人[16]
1993年(平成05年) 90,155 (247.0)
1994年(平成06年) 87,235 (239.0) [17]
1995年(平成07年) 90,155 (246.3)
1996年(平成08年) 87,755 (240.4)
1997年(平成09年) 80,051 (219.3)
1998年(平成10年) 88,330 (242.0)
1999年(平成11年) 83,950 (229.5) [18]
2000年(平成12年) 83,950 (229.5)
2001年(平成13年) 74,460 (204.0) [19]
2002年(平成14年) 75,190 (206.0)
2003年(平成15年) 69,540 (190.0)
2004年(平成16年) 69,350 (190.0)
2005年(平成17年) 65,700 (180.0)
2006年(平成18年) 65,700 (180.0) [20]
2007年(平成19年) 62,050 (169.5)
2008年(平成20年) 62,450 (171.1)
2009年(平成21年) 59,650 (163.4)
2010年(平成22年) 57,850 (158.5)
2011年(平成23年) (58560.0) (160.0) [21] 年間乗降人員:117,120
2012年(平成24年) (55115.0) (151.0) 年間乗降人員:110,230
2013年(平成25年) (54020.0) (148.0) [22] 年間乗降人員:108,040
2014年(平成26年) (48910.0) (134.0) [23] 年間乗降人員:97,820
2015年(平成27年) (48312.0) (132.0) [24] 年間乗降人員:96,624
2016年(平成28年) (36500.0) (100.0) 62.6 [25][JR北 3] 年間乗降人員:73,000
2017年(平成29年) (39785.0) (109.0) 64.4 [26][JR北 4] 年間乗降人員:79,570
2018年(平成30年) (35770.0) (98.0) 62.0 [26][JR北 5] 年間乗降人員:71,540
2019年(令和元年) (32120.0) (87.8) 59.6 [27][JR北 6] 年間乗降人員:64,240
2020年(令和02年) 55.4 [JR北 7]
2021年(令和03年) 58.0 [JR北 8]
2022年(令和04年) 60.4 [JR北 9]

駅周辺

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根室市の代表駅。周辺は公共施設などの大半の施設が集積する。

公共施設・金融機関

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商業施設

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宿泊施設

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  • 根室グランドホテル
  • ホテルニューねむろ
  • イーストハーバーホテル
  • ビジネスホテル三洋館
  • ホテルねむろ海陽亭(旧 大野屋旅館)
  • 民宿ときわ

その他

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バス路線

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根室市観光インフォメーションセンター1階の根室駅前ターミナルに発着。

根室交通バス(および共同運行会社)により、納沙布岬方面などの根室市内路線や中標津空港連絡バス釧路市方面および札幌市方面の都市間バスが発着する。発着路線は根室交通#路線バスを参照。

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
根室本線(花咲線)
快速「ノサップ」
落石駅根室駅
快速「はなさき」・普通
東根室駅 - 根室駅

脚注

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出典

[編集]
  1. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、234頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  2. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984年)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  3. ^ 内閣印刷局, ed (1921-07-28). “鉄道省告示 第95号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (2698). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954813/4. 
  4. ^ a b c d e f g JR釧路支社「鉄道百年の歩み」北海道旅客鉄道株式会社釧路支社 平成13年12月発行。
  5. ^ 内閣印刷局, ed (1934-08-10). “鉄道省告示 第364号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (2283). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954813/4. 
  6. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、78頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  7. ^ 「根室駅に「みどりの窓口」開設 七日から」『交通新聞』交通協力会、1974年4月4日、2面。
  8. ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年5月号
  9. ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、884頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  10. ^ [1]
  11. ^ 『JTB時刻表 2024年3月号』JTBパブリッシング、2024年、678頁。 
  12. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、874頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  13. ^ 根室市 (1985-03-20). “第8編 運輸・通信” (pdf). 昭和59年度根室市統計書: 52. オリジナルの2022-09-11時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/Os5EV. 
  14. ^ 根室市 (1990-03-01). “第8編 運輸・通信・港湾” (pdf). 平成元年度根室市統計書: 45. オリジナルの2022-09-11時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/0H4bZ. 
  15. ^ 根室市 (1995-03-01). “第8編 運輸・通信・港湾” (pdf). 平成6年度根室市統計書: 46. オリジナルの2022-09-11時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/XBQC0. 
  16. ^ 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、121頁。ISBN 4-09-395401-1 
  17. ^ 根室市 (2000-03). “第8編 運輸・通信・港湾” (pdf). 平成11年度根室市統計書: 59. オリジナルの2022-09-11時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/8N99n. 
  18. ^ 第8編 運輸・通信・港湾”. 平成16年度根室市統計書. 根室市. p. 52 (2004年3月). 2019年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月5日閲覧。
  19. ^ 第8編 運輸・通信・港湾”. 平成18年度根室市統計書. 根室市. p. 52 (2007年3月). 2019年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月5日閲覧。
  20. ^ 第8編 運輸・通信・港湾”. 平成23年度根室市統計書. 根室市. p. 61 (2012年3月). 2019年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月5日閲覧。
  21. ^ 第8編 運輸・通信・港湾”. 平成25年度根室市統計書. 根室市. p. 53 (2014年3月). 2019年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月5日閲覧。
  22. ^ 第8編 運輸・通信・港湾”. 平成26年度根室市統計書. 根室市. p. 52 (2015年3月). 2019年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月5日閲覧。
  23. ^ 第8編 運輸・通信・港湾”. 平成27年度根室市統計書. 根室市. p. 52 (2016年3月). 2019年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月5日閲覧。
  24. ^ 第8編 運輸・通信・港湾”. 平成28年度根室市統計書. 根室市. p. 52 (2017年3月). 2019年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月5日閲覧。
  25. ^ 第8編 運輸・通信・港湾”. 平成29年度根室市統計書. 根室市. p. 52 (2018年3月). 2019年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月5日閲覧。
  26. ^ a b 第8編 運輸・通信・港湾” (PDF). 令和元年度根室市統計書. 根室市. p. 52 (2020年3月). 2020年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月6日閲覧。
  27. ^ 第8編 運輸・通信・港湾” (PDF). 令和2年度根室市統計書. 根室市. p. 54 (2021年3月). 2021年4月30日閲覧。

JR北海道

[編集]
  1. ^ No.12 命令項目 2.第一歩の改善 (3)安全確保を最優先とする事業運営の実現 ①現場の業務実施体制の確立” (PDF). 「事業改善命令・監督命令による措置を講ずるための計画」 平成29年度第3四半期実施状況の報告について. 北海道旅客鉄道 (2017年12月17日). 2022年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月10日閲覧。
  2. ^ ~ いつもの列車で観光気分 ~ 花咲線の「普通列車を観光列車にする取り組み」を開始します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2018年4月12日。オリジナルの2020年4月6日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200406094337/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180412_KO_itumonoressyakankou.pdf2020年4月6日閲覧 
  3. ^ 根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171209102705/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/05.pdf2017年12月10日閲覧 
  4. ^ 根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180818152757/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/05.pdf2018年8月19日閲覧 
  5. ^ 根室線(釧路・根室間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  6. ^ 根室線(釧路・根室間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  9. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。

新聞記事

[編集]
  1. ^ JR根室駅キヨスク、最後の営業 常連客ら閉店惜しむ - どうしんウェブ(2015年10月1日)

関連項目

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外部リンク

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