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完全五度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
{ 
\new Staff \with { \remove "Time_signature_engraver" }
<c' g'>1
<d' a'>1
<e' b'>1
<f' c''>1
<g' d''>1
<a' e''>1
<b' f''>1
}
右端のシ〜ファのみ減五度となり、その他は完全五度

完全五度(かんぜんごど)とは、音楽における音程のひとつである。P5 (Perfect 5th) と略記する。五度の関係にある音程のうち、七半音差にあるものが完全五度、六半音差にあるものが減五度である。

純正律においては、根音と完全五度の周波数の比が2:3[注 1]になる。完全四度転回音程である。

完全五度
半音 インターバルクラス 平均律におけるセント 全音階に基づく名前 純正律における振動数比 純正律におけるセント 平均律と純正律のセント差
7 5 700 cents 完全五度 2:3 702 +2 cents
そのほかの音程
一度 - 短二度 - 長二度 - 短三度 - 長三度 - 完全四度 - 増四度 - 減五度 - 完全五度 - 短六度 - 長六度 - 短七度 - 長七度 - 八度

そのほかの五度の種類

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注釈

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  1. ^ 音律十二平均律であれば、n半音差のある2つの音の周波数比はであり、nが12の倍数でない限り完全な整数比になる事はありえない。一方音律が純正律である場合には、2つの幹音の周波数比は常に整数同士の比で表せる。

関連項目

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