出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
短 簡(たんかん)
- 短い書簡。
- 所謂餞は前に引いた短簡に見えてゐる茶碗かも知れない。(森鴎外『伊沢蘭軒』)
- 短く簡単であること。
- そうしてここにはただ斯様な、予期致しませぬ過分の御ひいきのために、万一プログラムを差上げ落しました方が、おいでになりはしまいかと存じますから、そのような方々の、単なる御参考と致しまして、極めて心理的に構成されております各幕の内容を短簡に申上げさして頂くに止めます。(夢野久作 『二重心臓』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
推量・意志 |
短簡だろう |
未然形 + う
|
過去・完了 |
短簡だった |
連用形 + た
|
否定形 |
短簡でない |
連用形 + ない
|
自動詞化 |
短簡になる |
連用形 + なる
|
言い切り |
短簡だ |
終止形のみ
|
名詞化 |
短簡なこと |
連体形 + こと
|
仮定条件 |
短簡ならば |
仮定形 + ば
|
様態 |
短簡そうだ |
語幹 + そうだ
|
短 簡 (duǎnjiǎn 簡体字:短简)
- 短い書簡。