ざる
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日本語
[編集]名詞
[編集]ざる【笊】
古典日本語
[編集]語源
[編集]- 古くは「さる」とも
動詞
[編集]ざる【戯る】
- ふざける。たわむれる。はしゃぐ。
- すぐれた趣がある。しゃれている。風流である。
- さすがにざれたる遣戸口に《源・夕顔》
- 気がきいている。物わかりがよく気転がきく。
- 世慣れている。気がきく。
- かくて待ちけると思ふも、ざれてをかしければ《落窪・一》
- あだめいている。色めいている。くだけた感じがする。
活用
[編集]ラ行下二段活用 | ||||||
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語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
ざ | れ | れ | る | るる | るれ | れよ |
- 語頭の清濁に関して「さる」「ざる」両形が考えられ、語源、および後世の「しゃれ(洒落)る」「じゃれる」との関連についても諸説ある。
- 語形上では、「さるる」からの「しゃるる(しゃれる)」、「ざるる」からの「じゃるる(じゃれる)」の派生は自然であり、また、現代語で「しゃれる」=垢抜ける、「じゃれる」=ふざけるの分化は明瞭であるが、この対立が歴史的にどこまでさかのぼりうるのかが問題となる。