かぎる
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日本語
[編集]発音
[編集]動詞
[編集]かぎる【限る】
- 空間などについて区分けする。しきる。
- 町と村との境をかぎった川には、葦や藺や白楊がもう青々と芽を出していたが、家鴨が五六羽ギャアギャア鳴いて、番傘と蛇の目傘とがその岸に並べて干されてあった。(田山花袋「田舎教師」)
- 時間・数量・場合などについて範囲を定める。
- 使用は緊急時に限る。
- 応募は月末までに限ります。
- 一人三個までに限ります。
- (打ち消しを伴って)限定されない。他の事物などにも当てはまる。
- 彼に限らずこの部の部員は皆練習熱心だ。
- 練習熱心なのは彼に限らない。
- 何事に限らず真面目だ。
- 特定のものだけを取り立てる。条件や言及対象を限定する。
- 体調に限って言えば、特に問題はなかった。
- うちの子に限ってそんなことをするはずはありません。
- こんな日に限って誰もいない。
- (受け身の形で)一定量を超えない。数が少ない。
- 限られた数の事例でははっきりしたことは言えない。
- (「〜にかぎる」の形で)〜が最上である。〜がもっとも優れている。
- 暑い夏は冷たい麦茶に限る。
- (打ち消しを伴って)断定できない。他の可能性もある。
- 必ずしもそうとは限らない。
活用
[編集]活用と結合例
関連語
[編集]古典日本語
[編集]発音
[編集]三拍動詞二類(?)
動詞
[編集]かぎる【限る】
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