出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
あらい
- (原義)整った、秩序のとれた、調和のとれた状態にない。
- 【荒い、表外訓:暴い、常用外:鷙い】
- 動きや勢いが激しい。
- 態度などが乱暴である。
- 度を越している。
- 【粗い、常用外:獷い 麁(麤)い 糲い 笨い 婁い 疏い 沽い】
- まばらである。隙間が大きい。
- 粒などが大きい。
- ざらざらしている。滑らかでない。
- 大雑把である。
古典日本語「あらし」(荒し、粗し)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
推量・意志 |
あらかろう |
未然形 + う
|
否定形 |
あらくない |
連用形 + ない
|
過去・完了 |
あらかった |
連用形 + た
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言い切り |
あらい |
終止形のみ
|
名詞化 |
あらいこと |
連体形 + こと
|
仮定条件 |
あらければ |
仮定形 + ば
|
様態 |
あらそうだ |
語幹 + そうだ
|
語義2
- (東京式) あらい [àráí] (平板型 – [0])
- IPA(?): [a̠ɾa̠i]
- ({{{region}}}) あらい
あらい
- 「あらう」の連用形。
あらい【洗い 歴史的仮名遣い:あらひ】
- 洗うこと。
- 魚の刺身を冷水で洗って身を縮らせたもの。夏の季語。