先にブクマすることよりも、規則性あるはてブにすることを選んだ
自分より先にブックマークをしている人をいつも凄いと思う。
個人サイトの類でこれはと思うものを発見して、
1ゲトずさー♪と思ってブクマしようとしたら、
既に“1user”になっていて“すげーなおい><”と唸ったことが何度もある。
そんな時はきまって、一体どんな人だろうと、その人のはてなブックマークを見に行くようにしている。
その人の他のブックマークもレアもの1user物件が
ずらずら並んでいた場合はすかさず「お気に入り」に追加登録している。
そういう経験からMLMではないが、僕の中で少しでも人より先にブクマすることは、
早ければ早いほど自分の存在価値を高めることのように捉えていた。
実際、僕のコレクションには1user若しくは1getしたブクマが比較的多い。*1
その考えはつい最近変わることとなった。
2/7から2/19の間、僕は村上春樹関連の記事ばかりをブクマした。
その理由はここでは省略する。*2
その間、他になにもブクマしなかったかというとそうではない。
サブで利用しているlivedoor clipとニフティクリップに記事をストックしておき、
2/20以降は、その中から、テーマ毎にはてブにブクマし直した。
これにより、まるでゴリラブーツさんばりの
規則性のある並びになり、これは美しいと感じた。*3
もしも僕にid:guri_2さんのような画力があれば、
「うつくしー」と叫びながら涙している自画像のイラストつきで記事にしたいくらいだ。*4
もうひとつ、気付いたのは、ある記事について、時期をおいてから検証し直したほうが、
言及されたコメントやトラバ記事を俯瞰することで、客観的な判断ができ、
また、[あとで読む]扱いをして結局読み直すこともないという無駄も減った。 *5
(もし「ほんとはもっと早くから読んでいたんだからね><」という主張をしたければ、
はてなスターをつけておけばいいかと思うようになった。) *6
ただ、これにはリスクもある。
自分の感想や思考の枠組みがこの「お気に入りのブックマーカー」に(ことのほか)拘束されているんだな、とも自覚するキッカケとなった。
「お気に入りのブックマーカー」とは、多くの人にとって「自分が面白いと思ったものを(同じように)面白いと思う人」であろう。それは多くの場合、「自分が批判するようなものを(同じように)批判する人」だったりする。
結果、賛同ブクマと同じように批判ブクマは濃度が濃くなる傾向にある。
私自身鑑みるに、ブクマを付けてコメントを書くさい、他のブックマークコメントに影響されるかされないか、と問われれば、「そりゃ影響されるよ」と答えるだろう。
ネガティブコメントがズラズラと並び、しかもそのなかに自分が普段「面白い意見の持ち主」だと思っている人や、「鋭い感性の持ち主」だと思っている人がいれば、なんとなくエントリ自体も色褪せて読めるようになってしまう。
テクスト(織物)とは本来そういうものであり、エントリとはすでに付けられたブクマコメントも込みで評価されるものだ。
(それがネガティブなものであれ、ポジティブなものであれ)我々は我々が思っているほど独立してモノを考えることができない。
先入観抜きでモノを考えることができない、それほど自由ではない、というふうに考えていたほうが、どう考えても自然だ。
はてなブックマークのコメント欄を見て、
その記事への印象が影響されるというのはあると思う。
「駄文」とか「文章力ないことだけは分かった」というネガコメが並ぶ中では、
手放しで「これは深い」「名文」「感動」タグはつけ辛いだろう。
それでも付和雷同の空気に流されず、
例えば「賛同ブクマばかりで驚いた。○○という見方をするものはいないのだろうか」
という切り口のブックマークコメントをしている人をいつも凄いと思う。*7
そういう経験から、僕の中で少しでも人と違う意見のコメントを書くことは、(ry
*1:こんなことを書いたせいか、お気に入り登録されている人が昨日5人増えた。一応言っておくけど、並びに拘るのは続けないかも><
*2:この期間でお気に入りの登録数は減るだろうと予測していたが、結果は反対だった。
*3:と書いたら「ほんとは汚いですヽ(´ー`)ノ」と謙遜されていたw
*4:とおねだりしてみたら、ほんとに書いて下さった!→「3User目のブクマに関しては、ちょっと気合いが入る」
*5:といっても、読んでいない記事はそもそもブクマしないのだが。そのためにこそlivedoor clipとニフティクリップを使い分けている。
*6:スター本来の利用方法ではないかもしれないが
*7:自分は流されないという主旨のブコメをつけてくれる人が多いのを見て、こういう穴だらけの個人的な意見ばかりの記事は、立派な釣り記事になり得るのだということを再認識したw でも、釣ろうとしたわけじゃなく、最後の一行で「天丼ヲチ」したかっただけ