関西で、リフレクション写真が撮れるスポットと言えば、京都の瑠璃光院が有名です。
ネット等で頻繁に紹介されている場所ですが、こちらの場所は春・夏・秋の特別拝観期間のみ参拝することができます。
期間限定ということもあり、平日でも混雑する人気っぷり。
今回ご紹介する元里坊「旧竹林院」も、瑠璃光院同様、机を使ったリフレクション撮影が可能な場所で、しかも瑠璃光院に比べて人も少なく、ゆっくりと拝観することができます。
(なお、訪問したのが、まだ紅葉が始まる前の11月初旬。しかも平日だったので人があまりいなかっただけかもしれません。紅葉最盛期に行ったら、混雑していたのかも・・・)
個人的には、旧竹林院の方が静かに日本庭園を眺め、のんびりと過ごせる点が気に入りました。
旧竹林院へのアクセス
・JR湖西線「比叡山坂本」から徒歩20分
・京阪電車「坂本比叡山口」から徒歩10分
旧竹林院のある大津市坂本は、比叡山の麓に位置しているため、古くから門前町として栄えてきた場所です。
穴太衆という石工集団がいた場所としても有名で、その名も「穴太衆積み」と呼ばれる技法で積まれた石垣が今なお町中に残っています。
石垣好きの私にとって、ただ歩いているだけでテンションが上がる場所です。
元里坊「旧竹林院」について
この辺りに残る里坊とは、延暦寺の僧侶の隠居所のこと。
現在も数多くの里坊が残されており、竹林院もその中の一つです。
明治初年に民間の手に渡った後は、個人の別邸として使用されてきたそうです。
邸内には、主屋と大正年間に建てられた2棟の茶屋、四阿(あずまや)、そして3,300㎡もの庭園が広がっています。
主屋の中から、日本庭園を鑑賞
拝観料330円をお支払いし、主屋内へ。
入口で「室内の机を使って、リフレクション撮影できますので、ぜひ写真撮ってくださいね」と案内してくださいました。ご丁寧にどうもです。
主屋は2階建て。まずは1階から見学。
最近紹介している写真、ほぼずっと曇り空。
この日も午前中は晴れていたんですけどね。気づけばすっかり薄曇り。
雨にほとんど降られる事がないので、自称「晴れ女」なんですけど、厳密に言えば「雲女」のようです。何か嫌やな。雲女って。妖怪みたい。
では、早速室内にある机を使ってリフレクション撮影に挑戦。
正直、リフレクション撮影の正解がよく分からないのですが(何で来たん?)それっぽい写真が撮れたから、良しとします。
室内には4~5人程度の人しかいなかったので、適度に譲り合いながら撮影することができました。
続いて2階へ。
高い位置から庭園を眺めることができます。
11月初旬、まだ庭の木々は紅葉という程には色づいていませんでした。
2階にもリフレクション撮影用の机が置いてあります。
・・・うん、いい感じ。(やっぱり正解が分からない。)
邸内の庭園を散策
主屋を出て、周囲に広がる庭園を散策します。
奥に見える山が、庭園の借景である八王子山。
山頂には日吉大社の奥宮の祠があるそうです。
庭園内にも、石垣が。こちらも穴太衆によるものかなー。
こういう苔むした庭の景観は、曇り空の方がむしろ雰囲気があって好き。
茶室の一つ。小間。何でこんな寄りの画角なのか謎。(撮影する場所の都合だったかな・・・)
こちらが先ほどまで撮影したり、庭園を眺めていたりしていた主屋。
紅葉していなくとも、綺麗に手入れされた庭園は十分見ごたえがありました。
最近、紅葉シーズンが11月中旬以降になっていて(場所によるとは思いますが)なかなかタイミングを合わせて見に行くことができていません。
まぁ、今年も毎日のようにランニングや通勤で、大阪城公園のイチョウ並木を見ていたので、これで十分か、と思うことにします。
(ただ、あまりにも日常過ぎるので、大阪城公園の紅葉したイチョウの写真は、全然撮ってないっていうね・・・)
利用案内
- 入園料:大人330円 小学生160円 高齢者(市内在住で65歳以上)220円 障害者(市内在住。介護者一人含む)無料
- 開園時間:9:00~17:00(受付は16:30まで)
- 休園日:月曜日(祝休日は開園)祝日の翌日 12月26日~31日