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配当株研究家の投資日記

優待・高配当・連続増配株へ長期投資するブログ

Jリートの憂鬱


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下落により平均利回りは5.0%まで上昇しています。

一見魅力的な水準ですので利回りにつられて新規参入者は後を絶ちませんが、既存の保有者は含み損に悩まされ退場する方も多々おられます。

そもそもリートの時価総額は全銘柄合計しても14兆円しかなく、トヨタの3分の1で三井住友やNTTと同レベルです。

市場規模が大型株1社分しかないのでショック安に弱く、リーマンショックやコロナショックでは株式以上に下落しました。

よく「ミドルリスク・ミドルリターン」と言われますが、私は「ハイリスク・ミドルリターン(またはローリターン)」だと考えています。

構造上リートは利益のほとんどを還元してしまう為、内部留保による自力での成長が望めず(株価が上がらない)分配金を得ることしか投資するメリットがありません。

利回り5%は株式と比べ高いですが、リスクを考えると妥当ではないかと認識しております。

むしろ増資による暴落(いわゆる「増資爆弾」)があるので多額の資金を預けれるような安心できる投資先には思えないのです。

私は現在リートは保有しておりませんが、2011年頃に投資をしていた時は東日本大震災の後で(東証リート指数は800台で)不人気だったのを覚えています。

当時も今と同じようにリートは上がる気配がなく見向きもされない存在でした。

もし購入するのであれば、米国株や日本株をメインにして(リートは)分散投資のひとつとしてPFの5~10%程度を組み入れるのはありではないかと思います。