高橋純子の「歴史修正」
2024年12月22日の『サンデーモーニング』では、読売新聞グループ主筆・渡辺恒雄氏の逝去のニュースで朝日新聞・高橋純子氏がコメントしました。
(写真提供/産経新聞社)
アナウンサー:記者という範疇を超えて、プレーヤーとしても活動した
高橋純子氏:功罪ある、ただ傑物であった。いい意味でも悪い意味でも傑物であったことは間違いないと思う。やはり軍隊経験を持っているので、近年、歴史修正主義が吹き荒れる中でもそこには与しないと、首相が靖国参拝するのはおかしいというきちんと論陣を張っている。最大部数を誇る読売新聞がその一線を守ったということの意義は大きいんだろうと思う。
渡辺氏が「首相が靖国参拝するのはおかしい」と主張するのは、市民の権利である言論の自由の行使です。ただ、この主張に対する高橋氏の一連のコメントは、公共の電波を使う放送としては不適切であると考えます。
首相の靖国参拝を「歴史修正主義に与すること」と断じることは不合理です。1985年に朝日新聞が靖国参拝を批判するキャンペーンを始めるまで、ほとんどの日本の首相は靖国神社を参拝し、中韓もその行為を非難することはありませんでした。戦後40年が経過した時点で首相の靖国参拝をタブー化したのは朝日新聞でした。