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名エンジンのレストアも。50周年を迎えたトムスが見据える過去と未来を繋ぐ架け橋・・・東京オートサロン2025

  • 東京オートサロン2025のトムスのブース

    東京オートサロン2025のトムスのブース


無骨なフルストリップ状態のボディを取り囲むように、オリジナルパーツを纏った最新のトヨタ車をベースとしたデモカーが並ぶ東京オートサロン2025のトムスのブース。そんなデモカーの展示以外にも創業50周年を迎えた老舗が考える、新たな取り組みに関する展示が注目を集めている。

今回トムスが掲げたのは『NEW LIFE STYLE』と『TOM’S CLASSIC』。ひとことで言えば、新しいカーライフとレストアサービスの融合。いつの時代も、最先端でトヨタ車と関わってきたノウハウがある同社だからこそ可能なプロジェクトなのである。

  • カローラレビン(AE86)のホワイトボディ

    カローラレビン(AE86)のホワイトボディ

すでに2024年のオートサロンでもレストア事業のスタートを予告しており、実際に車両を預かるケースも増えてきたところで、今後は本腰を入れて体制を整えていくという。

80〜90年代に最前線でレースマシンを整備してきたベテランメカニックも多く在籍していることに端を発した、レストア事業のスタート。展示されたカローラレビン(AE86型)のように、アンダーコートを剥がしたサラの状態まで戻され、車体に蓄積された劣化やトラブルを一掃。可能な限り新車当時の状態へと近づけていく。まさに熟練の腕と最新の設備・技術がタッグとなり、貴重なマシンを蘇らせるという夢を実現させるものだ。

  • トムスはトヨタの名エンジンのレストアを手掛ける

街乗りでの扱いやすさを重視しながら、時にはサーキットでスポーツ走行も楽しみたいといったオーナーにも朗報だ。レースの世界で長年トップで活躍してきたトムスのメカニックが、トヨタのエンジンをイチからオーバーホール。ポートの段付き修正や重量バランスの最適化、専用パーツの組み合わせなどが施され、完全にリフレッシュしてくれる。

レストア内容によって、A Specは号口部品を基準としたオーバーホールエンジン、B Specは性能を重視し選りすぐりのパーツを使用し組み上げるパフォーマンスエンジン、そしてC Specはユーザーの用途に合わせたオーダーメイドエンジンと、個別のメニューが用意される。

「これまでの50年と、そしてこれからの50年をどう進んでいくのか?」トムス自らが問いかけ、形にしていくという非常にポジティブで素敵なブースであった

  • トムスがレストアする4A-Gエンジン

    4A-Gエンジン

今回展示されたのは、レビン/トレノのAE101系に搭載されていた4A-G、セリカに搭載されていた3S-GE、アリストに搭載された2JZといった、トヨタの名機エンジンたち。
価格は4A-Gで275万円~、3S-GEが302万5000円~、2JZは654万5000円~と決して安くはないが、レースメカニックの匠の組んだエンジンとくれば、一度は乗ってみたいものである。

  • トムスブースに展示されたGRヤリス
  • トムスブースに展示されたGRヤリス

【GR YARIS】
機能的でスポーティな雰囲気を醸し出しているGRヤリスは、スタイリングパーツだけでなく、鋭い加速フィールや俊敏なフットワークを追求したチューニングメニューも用意される。

  • トムスブースに展示されたクラウンスポーツ
  • トムスブースに展示されたクラウンスポーツ

【CROWN SPORT】
パステルカラーが眩いクラウンスポーツもトムス流にチューンアップ。スポーツマインドとエレガンスを見事に調和させた、新たなラグジュアリースポーツテイストを提案する。

  • トムスブースに展示されたランドクルーザー250
  • トムスブースに展示されたランドクルーザー250

【LAND CRUISER 250】
ワイルドさを活かしつつ、スタイリッシュなエアロやカスタムペイントで洗練されたイメージへと昇華したランクル250。トムスオリジナルエキゾーストシステムも開発中だ。

  • トムスブースに展示されたベビーカー

ベビー用品部門にもトムスが進出! ベビー用品の西松屋とのコラボプロジェクトで誕生。なんとカーボン素材を用いたベビーカーやチャイルドシートが展示されていた。

(文章・写真:TOKYO CIAO MEDIA)

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