Bumbu Labの3Dプリンタ
仕事の道具としては、なによりBambulabのP1Sだ。これまでAnycubic i3 Mega(FFF)2台とAnycubic Photon Mono SE(光造形)を使って試作してきたが、今はもうP1Sしか使っていない。出力は正確かつ高速で、ソフトウェアの出来も良く、PETGも安定して使えている。
P1SとX1Cとで悩んでいる人もいると思う。それぞれの違いについて、代理店を訪問した後に、知人に共有したメモがあるので、参考になるかもしれない。
X1CもP1Sもよく売れてるようで、どちらかと言えばp1sが売れてるそうです(6:4とか)。AMSも8-9割の人がコンボで買っているとか。
P1Sのメリットは価格、デメリットは全体的に安作りなところです。機構部品はほぼ同じですが、外装が樹脂、操作パネルでできることが限られていてパソコンやスマホで補完する必要がある、造形品質も(スペックに表れないところで)やや劣る、そうです。
他方でX1Cの作りが高級かいうとそうではなく、金属製の筐体は背面で少し歪んでいたり、写真映えはするものの、ビルドクオリティは発展途上な感じはします。あくまで価格差は性能差に振られている印象です。
単に現在所有の3Dプリンタを刷新したいのであれば、値段と性能から、Crealityの類似機種でいいかもしれません。だからこそ浮かび上がるBambulabの訴求点は、AMS、ハードとソフトのインテグレーションの良さ、交換部品を細かく買えることでです。
自分の結論はAMSつきp1sかなと思います。
X1CとP1Sの大きな違いは、エンジニアリングプラスチックが使えるかどうかです。X1CにLiDARがついてるのも、ひとえに定着しにくいエンプラを扱うからだと思います。だから、エンプラを使うことが主目的なら、X1Cしかありません。ですが、最近になって、さらに上位なX1Eが登場しました。これは推測ですが、ガチでエンプラを使う(≒カーボン入りフィラメントとかを頻繁に使う)なら、X1Cでも力不足なのかもしれません(庫内の熱管理など)。よってX1Cを買うなら、もう少し予算をあげて、X1Eを買った方が良い気がします。自分はPLAかPETGで満足できているので、エンプラは不要です。手元にはCNCもレーザーカッターもあるし。
X1CのインタフェースはP1Sと比べてリッチで、それ単体で操作/設定できる機能も多いようです(P1Sは、一部の設定をPCやスマホから実施する必要がある)。しかし、今までの3Dプリンタの多くは、印刷したいファイルを選択し、実行させるだけの簡易的なインタフェースでしたし、そこに何も不満を感じてきませんでした。3Dプリンタの設置場所がオフィスから離れているなら、PCいらずで設定や操作が完結するX1Cのほうが便利かもしれません。が、同部屋に設置するなら、問題なしです。
普通に速くて新しい3Dプリンタを買うなら、CrealityのKでいいのかもしれません。が、AMSには未来があります。1つのフィラメントを継ぎ足して使うこともできるし、水溶性サポートフィラメントも使えるし、多色成形もできます。AMSは必ずしも本体直上にスタックする必要はなく、離れた場所に置くこともできます。それも魅力です。
というわけで、P1SをAMSコンボで買ってみようと思います。ただ、Crealityのほうも、多色成形モデルを作っているそうなので、半年後にはCreality最高!とかになるのかもしれません。
なおよく買われるオプション部品の防振ゴムは、造形には影響しないが、設置環境に振動が伝わるのを防いでくれるそうです。机や棚が重たい(or 多少の揺れ音は無視できる)ならマストではなさそう。
スライサーの予測を信じれば、P1S+PLAでBenchyで50分くらい、今使ってるAnycubic i3 Megaで2時間+なので、2台持ちしなくても、1台で事足りてしまいそうです。
ティファールの弁当箱
もうずっと弁当の汁漏れに悩まされてきたが、これを買ってからは皆無になった。