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データから見る英検1級-気になる社会人・学生の合格率は?

データから見る英検 英検

ここでは、公開されている英検のデータから、英検1級の情報について見ていきましょう。

英検の他の級のデータについては以下のページをご覧ください。

英検1級受験者数と合格率の推移

英検1級データ(年度別)

英検1級の志願者数は年間約2.6万人で、2010年以降志願者数は横ばいです。

合格者数は年間約2,500人で、合格率は9%~10%です。合格率は、2010年以降上昇傾向にあり、2013年以降は合格率が10%を超えています。英検の合格率は 【合格率=合格者数/志願者数】 で計算されています。従って、試験当日に欠席した受験者も合格率算出の分母に入ってくる計算になりますので、実際の合格率(合格者数/受験者数)はこれよりも高いものと推測されます。

※2014年以降詳細情報は公表されなくなりました。級別の合格率の情報については、英検の合格率をご覧ください。

受験回による傾向

英検1級データ(受験回別)

ご存知の通り、英検は年3回実施されます。

英検1級の場合、3回の受験回のうち第1回と第3回の受験者が多い傾向にあります。

受験回ごとの合格率ですが、第2回の合格率がやや高くなっていますが大きな差はなく、受験回によって難易度が異なるということはないと思われます。

受験者の属性と属性別の合格率

英検1級受験生属性別データ(学生)

受験生全体に占める学生の割合は29.1%(2010年から2013年の合計)となっており、社会人と比べた学生の比率が英検の中で唯一低い級です。学生の中でも、高校生と大学生の占める割合が高く、大学生の占める割合が最も高いのが特徴です。

志願者のうち学生の合格率は13.8%と、全体の合格率よりもかなり高くなっています。

最も合格率が高いのは高校生で16.6%、次いで中学生で16.4%ですが、1級を受ける中学生や高校生は小さい頃から英語を勉強していたり、海外経験があるなどして英語が得意な受験者が多いことによるものと思われます。小学生の合格率は低くなっており、英語が得意な小学生にとっても英検1級はハードルが高いということが見えます。

 

英検1級受験生属性別データ(社会人)

受験生全体に占める社会人の割合は70.9%(2010年から2013年の合計)と、学生よりかなり高くなっています。

志願者のうち社会人の合格率は8.0%と、全体の合格率よりも低くなっています。記入不備と準会場の欠席者が「職業不明」に分類されてしまっているせいで、職業不明の合格率は低くなっていますが、それでも全体の合格率と比べて社会人の合格率は低くなっています。

最も合格率が高いのは自営業で約9%の志願者が合格しており、概ねどの職業の受験者も8%前後の合格率となっています。

英検1級二次試験の合格率

二次試験の合格率については、残念ながら2012年度以降公表されなくなりました。英検二次試験の合格率に2007年度から2011年度の二次試験合格率に関するデータをまとめていますのでご参照ください。

 

データ出典:https://www.eiken.or.jp/eiken/merit/situation/(2020年5月時点で、過去のデータは公開されておりません)

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