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アンソニー・ホプキンスが“英国のシンドラー”に! ナチスの脅威から669人の子供たちを救った男の感動の実話 6月21日公開

2024年3月28日 12:00

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ニコラス・ウィントンの半生を描く
ニコラス・ウィントンの半生を描く
(C)WILLOW ROAD FILMS LIMITED, BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2023

アンソニー・ホプキンス主演で、ナチスの脅威から669人の子供たちを救ったイギリスの人道活動家ニコラス・ウィントンの半生を描いた「One Life(原題)」が、「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」の邦題で6月21日より公開されることが決定した。

スティーブン・スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」で描かれたオスカー・シンドラーのように、ナチスの手から多くの子供たちを救った人物が英国にいた。彼の名はニコラス・ウィントン。本作では、結果的に6000の命に繋がった活動と、子供たちとの50年後の再会を「英国王のスピーチ」のプロデューサーが映画化した。

1938年、第2次世界大戦直前。ナチスから逃れてきた大勢のユダヤ人難民が、プラハで住居も十分な食料もない悲惨な生活を送っているのを見たニコラス・ウィントンは、子供たちをイギリスに避難させようと、同志たちと里親探しと資金集めに奔走する。ナチスの侵攻が迫るなか、ウィントンらは次々と子供たちを列車に乗せるが、遂に開戦の日が訪れてしまう。それから49年、ウィントンは救出できなかった子供たちのことが忘れられず、自分を責め続けていた。そんな彼にBBCからTV番組「ザッツ・ライフ!」の収録に参加してほしいと連絡が入る。そこでニコラスを待っていたのは、胸を締め付ける再会と、思いもよらない未来だった。

羊たちの沈黙」と「ファーザー」でアカデミー賞を受賞したホプキンスは、明るくてチャーミングなウィントンが、胸の奥にいまだ多くの子供たちを救えなかったことへの苦悩を抱える姿をリアルに体現。映画には、実際にウィントンに助けられたかつての子供たちやその親族が世界中から撮影に参加し、ホプキンスも「心を大きく揺さぶられた」と打ち明けている。共演には、ジョニー・フリンヘレナ・ボナム・カータージョナサン・プライスらが顔を揃えた。監督はジェームズ・ホーズ、脚本はルシンダ・コクソンとニック・ドレイクが担当した。

ヨーロッパでは年始に封切られ、小規模公開ながらも「最高に美しい物語」「ずっと涙が止まらない感動作」「現代を生きる全員が観るべき作品」と口コミが広がり、ホプキンスがアカデミー賞主演男優賞を獲得した「ファーザー」を超える興収を達成。北米でも「デューン 砂の惑星PART2」など超大作がひしめき合う中、好成績を記録している。

ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」は、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほかで全国ロードショー。ムビチケオンライン券は3月29日から発売される。

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