シャーロット・ランプリング、ギャスパー・ノエが監督するファッションブランド「サンローラン」の短編に主演
2021年1月15日 20:30
仏ファッションブランドの「サンローラン」が、「アレックス」「エンター・ザ・ボイド」「LOVE 3D」などで知られる鬼才ギャスパー・ノエによる短編映像「SUMMER OF ‘21」を発表した。同作には、「愛の嵐」「さざなみ」の女優シャーロット・ランプリングが主演している。
森のなかを悲鳴を上げながら逃げる女性が洋館に駆け込むと、深紅の部屋で花柄のローブを着たランプリングが鏡に向かって佇んでいる。ドナ・サマーの「アイ・フィール・ラブ」が鳴り響く館内を、女性がほかのモデルたちと劇場に向かうと、ステージにランプリングが現れるという内容。なお、モデルたちはソーシャルディスタンスを保っている状態だ。
サンローランのクリエイティブ・ディレクターであるアンソニー・バカレロとノエがタッグを組むのはこれが2度目となる。バカレロがキュレーションを手がけるアートプロジェクト「SELF」の一環として、ノエは2019年に短編「ルクス・エテルナ 永遠の光」を監督し、同作はカンヌ国際映画祭のミッドナイトスクリーニング部門に選出された。シャルロット・ゲンズブール(「ニンフォマニアック」)とベアトリス・ダル(「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」)が出演しており、映画製作をテーマにした51分の作品で1月8日から日本公開される。