“鬼塚”AKIRA、台湾で大暴れ!新ドラマ「GTO TAIWAN」撮影快調
2014年1月23日 07:00
[映画.com ニュース] 藤沢とおる氏の大ヒット漫画をドラマ化し人気を博した「GTO」シリーズが、新ドラマ「GTO TAIWAN」として制作されることがわかった。日台共同でのプロジェクトで、主演を務めるAKIRA、共演の城田優、山本裕典ら主要キャストは、ロケ地となる台湾で現地キャスト、スタッフとともに撮影に臨んでいる。
同作は、総務省が推進する平成24年度の補正予算施策のひとつ「アジア地域における国際共同製作に関する調査研究」の支援を受けて始動した。同シリーズを制作、放送してきた関西テレビ、MMJがプロデュースし、台湾のテレビ局GTV、制作会社Comic productionsとパートナー契約を締結。ストーリー、脚本は山岡潤平によって新たに書き下ろされたオリジナル作品となる。
設定は、AKIRA扮する鬼塚が、台湾の高校から1週間の研修プログラムとして招聘されるというもの。龍二(城田)を引き連れ渡台した鬼塚は、台北の屋台で冴島(山本)と遭遇する。鬼塚が招聘された台北の高校では、都市再開発で全てを手に入れた権力者が全てを仕切っており、その息子に逆らう者は教師でさせも追放される絶対的なルールがあった。オール台湾人の高校で、「GTO」史上最も場違いな鬼塚の授業が始まる。
AKIRAは、撮影現場で「台湾のスタッフやキャストは、年齢やキャリアに関係なく、作品に対してストイックで、自分の思いを明確に持っていてパワーを感じます。しかし、コミュニケーションを取ると台湾の方々の優しさや心温かさが伝わり、とてもいい雰囲気で撮影が進んでいます」と話す。さらに、「日本と台湾の合作ということで、日本人の魂を持ちながらも、台湾の方々の素晴らしさや台湾文化の良さを、GTOというフィルターを通して伝えていけたらと思います」とコメントを寄せた。
同作には、台湾の若手人気女優ジニー・チュオが日本語を話せる女性教師役として出演する。また、台湾の人気アイドルグループ「SPEXIAL」のホンジャン、ウェイジン、韓国ドラマ「美男<イケメン>ですね」の台湾リメイク版で注目を集めたルゥルゥ・チェンらが、生徒役として参戦している。
「GTO TAIWAN」は、台湾GTV総合チャンネルで3月22日午後10時半から全4回で放送される。また、これまでに制作された連続ドラマ、3本のスペシャルドラマも一挙に放送されるという。日本ではテレビ、配信、劇場など、これまでにはない多角的なコンテンツ展開を目指す。