ランサーとは、ゲーム『Fate/stay night』に登場するサーヴァントの一人である。
サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)参照。
以降、この記事ではランサーと表記。
この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
敏捷性に優れた全身青タイツの槍使いのサーヴァント。真名はケルト神話の光の皇子クーフーリン。劇中で一番最初に真名が判明するサーヴァントである。使用する宝具は真紅の槍ゲイボルク。このゲイボルクの知名度と技の鋭さにより、相対したものにはまず確実に真名が割れてしまう。マスターはバゼット・フラガ・マクレミッツ→言峰綺礼(ネタバレにつき反転)。
固有スキル『仕切り直し』を持つほか、Aランクの戦闘続行を有するなど、生存率に優れたサーヴァントである。槍術のほかにルーン魔術も得意としている。戦闘にはほとんど使用しないが、これのおかげでキャスタークラスにも適性を持っている。令呪による強制のため、最初に戦う敵とは全力で戦えないなど、不遇な面も目立つ。
どこぞの波動昇竜の如く、強いものと戦うために召喚に応じるものの、マスターに恵まれずなかなか全力で戦う機会が得られない不運なサーヴァントである。遠坂凛はお気に入りであるがアーチャーとの相性は考え方の面などでかなり悪い。
通称は兄貴。ファンディスク『Fate/hollow ataraxia』では重要な役割を任されている。カーニバル・ファンタズムでは登場する回数こそ多いものの、毎回何らかの形で「死亡」するという理不尽な扱いを受けている。
ごく稀に自動車事故に巻き込まれて死亡するほか、某ギリシャの大英雄の宝具としても機能する。
『Fate/stay night』は大まかに言えば3つのルートに分かれているが、どのルートにおいても代わらない部分。
マスターの命に従って他のサーヴァントの威力偵察をしていたが、アーチャーとの戦闘をFate/stay nightの主人公衛宮士郎に目撃されたため、口封じのために士郎を攻撃、その心臓を貫いた。その直後に士郎は遠坂凛によって蘇生するが、それを気づいて自宅に戻った士郎を再度襲撃。しかし、追い詰めた士郎により衛宮家の土蔵の魔法陣が起動。7騎目のサーヴァントであるセイバーが召喚されてしまう。
そのままセイバーとの戦闘に移行するものの必殺の宝具ゲイボルクでセイバーを仕留められなかったため、その場を撤退。以降しばらく行方をくらますことになる。
他のサーヴァントたちが続々と脱落していく中一切姿を見せなかったが、言峰教会の地下室にて士郎を助けに来たセイバーと対峙。狭い場所ゆえ槍には不利であるが令呪の縛りは解け全力で戦えると思われたが・・・?
キャスター相手に打つ手なしになってしまった士郎と凛に助力を申し出、キャスター側に寝返っていたアーチャーの足止めを引き受ける。令呪の縛りが解けたため全力を持ってアーチャーと激突する。
キャスターとの決着後、アーチャーに誘拐された凛を助けようという士郎に引き続き協力し、アーチャーと士郎が戦う中凛を救出することに成功する。が……?
すべてのサーヴァントと戦ったあとに新たに出現した真アサシンのサーヴァントを追いかけて柳洞寺に赴くが……?
マスターの権利は新キャラであるカレン・オルテンシアに移っている。扱いはかなりひどいらしい。
すべてのサーヴァントが平和に暮らしている中、魚釣りをしてみたりナンパをしてみたりバイトをしてみたりと現世の生活を存分に堪能している。ただし、ランサーズヘブン(波止場での魚釣り)は他のサーヴァントによって消滅する運命にある。
そして、ランサーの過去と第5次聖杯戦争時の裏事情なども語られ、彼はひとつの決着をつけに夜の教会に向かう。
stay night | 筋力:B | 耐久:C | 敏捷:A | 魔力:C | 幸運:E | 宝具:B |
EXTRA | 筋力:B | 耐久:A | 敏捷:A | 魔力:C | 幸運:D | 宝具:B |
EXTELLA | 筋力:B | 耐久:A | 敏捷:A | 魔力:C | 幸運:E | 宝具:B |
Grand Order | 筋力:B | 耐久:C | 敏捷:A | 魔力:C | 幸運:E | 宝具:B |
対魔力:C | 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 |
戦闘続行:A | 往生際が悪い。 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、 決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 |
仕切り直し:C | 戦闘から離脱する能力。 また、不利になった戦闘を戦闘開始ターンに戻し、技の条件を初期値に戻す。 |
ルーン:B | 北欧の魔術刻印・ルーンの所持。 このスキルを持つため、クー・フーリンは魔術師のクラスにも相当する。 さらに敵に一対一を強制させる『四枝の浅瀬』(アトゴウラ)も所有する。 |
矢避けの加護:B | 飛び道具に対する防御。射手を視界におさめていれば確実に回避可能。 ただし、狙撃手が見えないほどの超長距離からの狙撃や、広範囲攻撃には対応できない。 |
神性:B | 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。 『stay night』ではギルガメッシュが対神宝具である『天の鎖』(エルキドゥ)を所持していたため死にスキルの印象が強いが、 『EXTRA』の神性と同じものであるとするなら神の加護に該当するスキルを打ち消したり、 相手の粛清防御値を削減できると思われる。 粛清防御、または対粛清とはワールドエンド級の攻撃にも対応する最上級の防御のこと。 |
対魔力:C | 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 |
戦闘続行:A→C | 窮地における生命力の強さ。瀕死の傷でも戦闘を可能とし、 決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 マスターにより耐久値がブーストされたためか、一時的にランクが下がっている。 |
神性:B | 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。 粛清防御と呼ばれる特殊な防御値をランク分だけ削減する効果もある。 菩提樹の悟り、信仰の加護、といったスキルを打ち破る。 |
ランサーの宝具は「刺し穿つ死棘の槍」と「突き穿つ死翔の槍」の二つ。これは宝具自体を二つ所有しているのではなく、一つの宝具に二通りの使い方があるという一風変わったもの。本体は彼の持つ赤い魔槍。以下、使い方ごとの特性を紹介する。
『刺し穿つ死棘の槍』
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:2~4
最大捕捉:1人
影の国の女王であるスカサハから貰った魔槍ゲイ・ボルク。その対人用の刺突技。本来のゲイ・ボルクは投げ槍であり、こちらの使い方はランサー自身が編み出したイレギュラーな使用法である。通称「刺しボルク」
因果逆転の呪いによって、真名を解放すると「心臓に槍が突き刺さった」という結果を作ってから槍が放たれる。
つまり、「槍を放ったから当たった」のではなく、「槍が当たったから放った」という必中必殺の宝具。
発動した時点で「槍が当たった」事になっているので、いかなる防御や回避も意味を成さない(一応例外がある)。これを避けるには、因果逆転の呪いを逸らすほどの高い幸運値が必要になる。セイバーは直感と、幸運値が高かったこともありなんとか死なずに済んだ(が、あくまで心臓を外れただけであって槍そのものは直撃している)。
確実に対象の心臓を破壊するため、エクスカリバーを耐え抜くようなタフな相手でも十分に殺傷可能。こちらの発動形の真価は規模や破壊力でなく、その命中率と特異性である。原因の槍であるが故に、発動させてしまえば本人が死んだとしても勝手に目標へと疾駆する。回復を阻害する呪いを持っており、これで心臓を破壊されると治療が不可能になるほか、掠っただけでも治癒には時間がかかる。体内殲滅と言う特性を持ち、刺さった敵の体内で無数の棘を炸裂させて内部を徹底的に破壊しつくすことが可能。『Fate/hollow ataraxia』における対バゼット戦でこの効果が発揮された。
弱点は、槍の間合いに入らないと発動できないため、遠距離の相手に対しては効果が無いということ。いざ接近戦になると槍の間合いに入ってしまう為、発動させないためには必死に下がり続けるしかない。魔力の燃費も良く、一対一の殺し合いにおいては非常に強力な宝具であると言える。
『突き穿つ死翔の槍』
ランク:B+
種別:対軍宝具
レンジ:5~40
最大捕捉:50人
投げ槍であるゲイ・ボルクの本来の発動形。ランサー渾身の魔力と膂力を持って投擲される。通称「投げボルク」。刺しボルクは一対一の状況で有効だが、こちらは集団戦で威力を発揮する。一人一人を狙い撃つのではなく、一撃で広範囲を吹っ飛ばす。イメージ的には爆裂ホーミングミサイルと言ったところか。
最高速度はマッハ2。因果逆転の呪いは一応健在であるが、こちらは規模と威力を重視しているので刺しボルクほど強力ではない。が、それでも何度かわされようと対象を貫くまで追尾をやめないという恐ろしさを持つ。
「熾天覆う七つの円環」に対しても如何なく効果を発揮し、一旦止まったものの、盾のむこうにいるアーチャーめがけて再始動した(結果、相打ちに近い形で相殺され、アーチャーは片腕をズタズタにされた)。単純威力系の宝具に分類されるらしく、その威力はアーチャー曰く、原典である「大神宣言(グングニル)」を越えるとのこと。
なお、某菌糸類によれば、ランサーのルーン魔術によって一時的にランクアップが可能であるらしい。これによってバーサーカーの十二の試練を突破できる可能性が示唆されている。これら二つの発動形をうまく使いこなしている辺り、やはり一流の戦士である。「EXTRA」においては、ターン制の戦闘システムであることや、全体的なゲームバランスの面から少々威力を抑えられており若干不遇な感が否めない。がランサー本人の死に際は非常にかっこよく一見の価値がある。
デザインも若干手が加えられており、本編よりも刺々しくなっている(実際の伝承を忠実に再現したかったのかもしれない)。
Fate/Grand Orderでは、ランサー/キャスター/バーサーカークラスとして参戦。
また『Fate/Prototype』バージョンも実装されているため、実質4騎のクー・フーリンが参戦していることになる。
それぞれクー・フーリン(キャスター)/ランサー(Fate/Prototype)/クー・フーリン〔オルタ〕を参照。
恒常星3ランサー。生存力の高いスキル構成はどの派生でも共通しており、長く場に残って戦える。
HP | (Lv1/Lv70/Lv100) 1726/9593/13007 |
ATK | (Lv1/Lv70/Lv100) 1344/7239/9797 |
COST | 7 |
コマンドカード | Quick/Quick/Arts/Buster/Buster |
所持属性 | サーヴァント、天属性、秩序属性、中庸属性、人型、男性 神性、愛する者、ヒト科 |
保有スキル | |
---|---|
戦闘続行:A (CT9→7) 四枝の浅瀬:A (CT8→6)▲ |
自身にガッツ状態を付与[Lv.](1回・5T・1000→2500) |
自身にガッツ状態を付与[Lv.](1回・5T・1000→2500) &HPが少ないほど攻撃力がアップする状態を付与(3T)▲ |
|
矢避けの加護:A (CT7→5) |
自身に回避状態を付与(3回) &防御力をアップ[Lv.](3T) |
仕切り直し:C (CT7→5) |
自身の弱体状態を解除 &HPを回復[Lv.](500→1500) |
クラススキル | |
対魔力:C | 自身の弱体耐性を少しアップ |
神性:B | 自身に与ダメージプラス状態を付与 |
アペンドスキル3 | |
対バーサーカー攻撃適性 |
刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク) | |
---|---|
カード種別:Quick | ランク:B B+ |
敵単体に超強力な攻撃[Lv.] &防御力をダウン(3T)〈OCで効果UP〉 &中確率で即死効果〈OCで確率UP〉 |
|
自身に必中状態を付与(1T)▲ +敵単体に超強力な攻撃[Lv.]▲ &防御力をダウン(3T)〈OCで効果UP〉 &中確率で即死効果▲〈OCで確率UP〉 |
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最終更新:2024/12/26(木) 09:00
最終更新:2024/12/26(木) 09:00
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