晴海とは、東京都中央区に存在する地名である。かつて、国内最大のコンベンションセンター東京国際見本市会場が存在したことで知られる。
晴海地域は昭和のはじめごろに埋め立てで作られた。基幹交通機関に関しては鉄道関係がこのブロックを迂回するような形で通っているため、場所の割には不便である。元々は都営大江戸線において勝どきの次に晴海となる予定が存在したものの実現しなかったことによる。そのため、バスを用いるのがこの区域利用においてはデフォルトである。鉄道駅としては埠頭方面を目的としている場合勝どき駅よりも新豊洲駅からのほうが近くなっている。
なお、ゆりかもめが豊洲駅から晴海を経由して、勝どき駅まで延伸する計画が存在しており、ゆりかもめが延伸開通すれば晴海にも鉄道駅が設置されることになる。だいたい3駅ぐらい設置される予定であるが、時期は未定。代わりに東京駅と地下鉄を結ぶ都心・臨海地下鉄新線構想もある。
バスは下記に記述されている晴海客船ターミナルを始発として東京駅や月島駅方面に運行されている。水上バスもあったが、2013年に晴海の乗降所は廃止となった。
車での交通関係の整備については2006年にお台場へと繋がる晴海大橋が完成。2018年には首都高速10号晴海線の晴海出入口が開通した。ゲームソフト「オホーツクに消ゆ」の事件現場となった晴海埠頭もこのブロックでありまんまな光景が存在する。
大型商業施設。一般的にはトリトンスクエアで通じる。こちらも独特の構成からテレビ撮影によく用いられる。住友系の企業の本社が多く入っている。
23区内では、2番目に高い煙突を持つ清掃工場で、後述する東京国際見本市会場跡地の一部を使用している。工場から発生する熱を利用して隣接施設として温水プールほっとプラザはるみが運営されている。。
かつての「オートウェーブ晴海店」の跡地などに、東京オリンピックの選手村が建設された。最高27階建ての居住棟が24棟建設され、選手など17000人がすごす。オリンピック終了後はマンションとして販売される予定である。
大型国際コンベンションセンターとしてさまざまなイベントを開催していた。コミックマーケット(コミケ)が現在の東京ビッグサイトに移る前の会場としても有名であり、C19からC49まで会場として使用していた(途中、幕張メッセで開かれた3回を挟む。この間にコミケの規模は20倍以上に膨れ上がった)。コミケの歴史を語るうえで「晴海」はひとつの時代を表す代名詞となっている。
しかし、交通の便の悪さ・施設の老朽化などに加え、当時開発が始まったばかりの臨海副都心に東京国際展示場(東京ビッグサイト)が建設されることになり閉鎖が決定した。現在は当時を偲ばせる物は無いが、東京ビッグサイト運営に関する事務所が存在する。
跡地はオートウェーブ晴海店及び中央清掃工場となっていたが、現在オートウェーブ晴海店は消滅している。
千葉県に本拠を置く自動車用品店の基幹店舗として、東京国際見本市会場の一部施設をそのまま引き継いで開業。その為元々施設としては老朽化の度合いが高かった点は否めなかった。同店舗に付属して、東京レジャーランドなどの晴海店も開業している。閉店後は更地となり、東京オリンピック開催時の選手村となっている(開催後はマンションとなる)。また、月島警察署も勝どきから移転している。
大型客船用の乗降ターミナル施設であるが、レインボーブリッジ完成後は大型船の進入に不便になったこともあり月の半分は船が止まらないため、閑散としていることが多かった。しかし、2012年以降は短期のツアーが増加しており、一時期は船の停泊日は増加傾向に転じていた。独特の外観から特撮を中心としたテレビ撮影や雑誌関係の撮影のメッカであった。また、同施設に存在する小ホールは近在するホテル関係の宴席・企業の研修・コスプレイベントなどに用いられた。建物の上層部にある空白階は銀座に本店のあるビアレストラン「ニュー・トーキョー」が入っていた。
2022年2月20日で閉鎖。今後は解体される予定で、代わりに小さなターミナルが置かれる予定。
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最終更新:2024/12/27(金) 22:00
最終更新:2024/12/27(金) 21:00
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