<哲学>とは、学問としての哲学を論じる動画につけられるタグである。
ニコニコ動画における「哲学」タグは、かつて「ガチムチパンツレスリング」関連の動画につけられることが常習化しており、以前からごく少数存在していたマジメに学問としての哲学を語る動画は共通タグを失ってしまっていた。そこでガチムチ等との競合を避けるためにいつからか付けられ始めたのがこのタグであった。
しかし、それから時を経てこのタグがつく動画は「哲学」タグの動画に比べて圧倒的に少なくなり、あまり使用されないタグと化している。
2019年1月1日から2019年12月31日までの1年間にニコニコ動画に投稿された動画のうち「哲学」タグが付いているものは254動画あるが、そのうち明確に内容が「ガチムチパンツレスリング」に関連する動画を手作業で数えても10動画しかなく、4%にも満たなかった。また、期間を指定せずに「ガチムチパンツレスリング」でタグ検索した場合は302動画ヒットするが、そのうち「哲学」タグも同時に付いている動画は9件のみで3パーセント程度。「ガチムチパンツレスリング」ジャンルで最も人気がある人物の名前「ビリー・ヘリントン」のタグ検索ではもっと多く1055動画ヒットするが、「ビリー・ヘリントン 哲学」でのタグ検索結果は57動画のみで5%程度だった。(以上は全て、2020年7月11日時点にニコニコ動画内を検索した結果)
こういった状況であれば、学問としての哲学に関する動画を投稿する際に「哲学」タグを避けて「<哲学>」タグを付ける意味はあまりなくなってしまった。そのため、学問としての哲学の動画にも「<哲学>」ではなく「哲学」タグが付けられることが常態化してしまったのである。
そのためか、ニコニコ大百科の単語記事「哲学」の掲示板でも「ガチムチパンツレスリング」関連の話題が語られることはほぼなくなっており、学問としての哲学に関する話題でほぼ占められている。
哲学とは何か? それを考えるのも哲学である。 例えば後期のウィトゲンシュタインは多くの哲学的問題は言葉の用法を間違えているだけの無意味な問いでしかないとして、(結果的にだが)分析哲学を生み出した。
簡単に言うと「物事の根本的な真理を探究する行為」が哲学である。探究の対象は世界であったり神(※ただし一神教の神に限る)であったり人間であったり社会であったり、ときには哲学自身であったりと多様である。
「哲学」は明治時代にできた訳語であり、元になった古代ギリシャ語のフィロソフィア(φιλοσοφία)は知(ソフィア)を愛する(フィロ)という意味で、古代ギリシャでは知的探究一般を指していた。その名残で、現在でも学位の博士号のPh.D.は"Doctor of Philosophy"(哲学博士)の略である。
ギリシャ文明を継承した欧州では宗教家・法律家・医師を養成する神学・法学・医学を除いた学問一般を哲学と呼び、数学、天文学、人文学、社会学などもこれに含まれていた。ニュートンのような科学者は自然哲学者と呼ばれていた。
しかし物理学・生物学・経済学・歴史学など各分野は理論体系や研究方法が整備されてゆくにつれ自立していき、残された領域が哲学と言われるようになっていった。
哲学がわけのわからない役に立たないものという印象を持たれているのは、論理学・倫理学・美学(それぞれ真・善・美に対応)のような抽象的な領域や、研究方法などが確立していない分野を扱うのが仕事になっているためと思われる。
なお、哲学と重なり合う部分のある知的探究は世界各地の文明で古くから行われており、それらを西洋の立場から捉える時はインド哲学、イスラム哲学、中国哲学、仏教哲学などと呼ぶ場合がある。ただし、例えばインドでは哲学的思考と宗教的実践は別のものではないと考えるので、哲学の部分だけを取り出すことは難しい。インドの流れを汲む仏教も、座禅のような瞑想抜きでは全体像を捉えられない。苛烈な政治闘争や戦争が多かった中国の場合、政治と哲学を切り離すことはできない。
こうした難点がありながらも、近代化の果てに行き詰まった感のある西洋文明にとって何かヒントはないか、と関心を持って研究を進める欧米の学者は存在する。実際、西洋文明は宗教から陶磁器まで、外部からいろいろなものを吸収してきた歴史がある。
ギリシア哲学 | 自然哲学 | |
ソフィスト | ||
ソクラテス以降 | ||
近世哲学 | 道徳哲学 | |
ドイツ観念論 | ||
合理主義 | ||
近代哲学 | 唯物論 | |
政治学 | ||
精神分析 | ||
実存主義 | ||
言語哲学 | ||
現象学 | ||
構造主義 | ||
ポスト構造主義 | ||
プラグマティズム | ||
フランクフルト学派 | ||
フェミニズム | ||
カルチュラル・スタディーズ | ||
現代哲学 | 政治哲学 | |
ネオプラグマティズム | ||
科学哲学 | ||
トランスヒューマニズム | ||
反出生主義 | ||
フランス現代思想 | ||
イタリア現代思想 | ||
ロシア現代思想 | ||
思弁的実在論 | ||
オブジェクト指向存在論 | ||
新しい唯物論 | ||
新しい実在論 | ||
人類学の存在論的転回 | ||
アクターネットワーク理論 |
中国には諸子百家や朱子・王陽明など他にもたくさんいるが、記事として作成された人物は少ない。
日本には儒学者や中江兆民など他にもたくさんいるが、記事として作成された人物は少ない。
掲示板
601 ななしのよっしん
2024/03/06(水) 17:24:35 ID: XQ8naZT4/c
>>594
数理論理学に関して会話が成立していない(と思った)なら、数理論理学の専門書や論文を直接当たるのがベスト
>>596-597
ひとまず>>548や>>529が求めているようなデータは学術論文としてあったわけだ
> 約1万件の分析哲学論文 … 約4分の3(74.62%)は論理学を一切含んでいなかった。
602 ななしのよっしん
2024/03/07(木) 17:20:36 ID: 02hrdoQaRD
>>601
> 数理論理学に関して会話が成立していない(と思った)なら、数理論理学の専門書や論文を直接当たるのがベスト
私は直接当たっていましたし、あなたが当たっていないと勘違いしただけの話なので、この話はもういいですよね
実際のデータが出てきたのはよいことだと思います
まだ読めていませんが、論理が存在するかどうかの評価は、各論文で論理記号が使用されているか、または論理記号がない場合には論理に関連するキーワードがあるかどうかを検索することによって行われたようですね
「分析哲学で数理論理学が道具として用いられている事実」をこれで納得してもらえればいいのですが
一方で、25%を「よくある」「ごく普通」と表現することに問題があるかどうかというと疑問を感じるかもしれません
私自身の見解としては、>>531にて「もともとそこまで厳密な主張を展開していたわけではなく、単に分析哲学の本を数冊選べば数理論理学が道具として用いられていることを確認できるよ、程度の意味合いしかない」と述べており、実感とほぼ合致する結果となっています
ところで私は最初、「「哲学では数理論理学を道具にして分析することはよくあることだよって話(とくに分析哲学)」という風に主張する数理論理学・数学の本や論文があるなら教えてほしい」と問われたんですよね
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
603 ななしのよっしん
2024/05/08(水) 17:23:02 ID: XQ8naZT4/c
数理論理学の専門書や論文を直接当たっているならそのまま当たるのがベスト
直接当たっていないなら直接当たるのがベスト、って意味なんだわ>>601は
ニコニコでは記事主題「を嫌う人たち」が来た場合、主題について馬鹿だのアホだのレスされたり
反論する相手に国籍透視とかイデオロギー透視がレスされてそうなもんだと思うが
何にせよこの場ではもう無理だとなってるなら、受け皿になりそうなのはXやXの鍵垢、あとはYoutubeくらいか
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/30(木) 02:00
最終更新:2025/01/30(木) 02:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。