Rules of the Internet(インターネットの法則)とは、英語圏のインターネット上で言及されることがあるジョークである。
概要
インターネット上のあるあるネタなど様々なジョークの類を、「ルール」「法則」「規則」の形で記したもの。
英語圏の匿名掲示板「4chan」のユーザー間を中心に広まっていったもののようだが明確な起源は不明で、いつから存在しているものなのかははっきりしない。後述するように、少なくとも2004年には「Rule 34」について言及されていたようだ。
ネットユーザーが好き勝手に付け足していったようで、徐々に数を増していった。そのためルールの数も内容も確固たるものではなく曖昧なものである。
例えば、2007年時点で「Encyclopedia Dramatica」(風刺やパロディ関連のWikiサイト)に掲載されていた版ではルール1からルール50までの計18ルールだった。数が合わないのは最初のルール1が「ルール2~33については語るべからず」というものであり、ルール1の次はいきなりルール34に飛んでいたため。『ファイト・クラブ』やモンティ・パイソン、『銀河ヒッチハイク・ガイド』や『サウスパーク』などの元ネタがあるものも多かった。[1]しかし2008年にネットスラングの辞典「Urban Dictionary」に投稿されたものはルール1から100まで列挙しており、しかも前述の「Encyclopedia Dramatica」に掲載されていたものとはかなり相違点がある。[2]
だがこのように肥大化はしたものの、「当時のインターネット文化を知らなければ意味不明なもの」つまり一時の流行ネタや内輪ネタも多く、そのほとんどは徐々に廃れていった。
しかし以下に挙げるようないくつかのルールだけは時代を超えて適用できる普遍的なものだったこともあって単体で残り、2018年現在においても使用され続けている。
Rule 34
「どんなキャラ/作品でもエロ二次創作が作られてしまう」というインターネット上の法則を示したもの。
このルール34はWikipediaにも複数の言語版で記事があり、中国語版やスペイン語版ではなぜか「末永みらい」のセミヌード画像が掲示されている(2020年10月25日現在)。
Rules of the Internetの中でも特に起源が古いものであり、最初期の例としては2004年に「Zoom-Out」というウェブサイトに「Rule 34」を扱った画像が投稿されていた記録があるとのこと。[3]
Rule 63
Rule 63
"For every given male character, there is a female version of that character.
For every given female character, there is a male version of that character."(ルール63
「どんな男性キャラクターにも、その女性化バージョンが存在する。
どんな女性キャラクターにも、その男性化バージョンが存在する。」
女体化や男体化、TSFといった性別変更二次創作についての法則。
英語圏のインターネット上では、「Rule 63」はこういった傾向の二次創作作品/ジャンルを示す代名詞としてある程度定着している。
関連リンク
関連項目
脚注
- *Rules Of The Internet - Encyclopedia Dramatica(2007年1月10日時点のウェブアーカイブ)
- *Urban Dictionary: Rules Of The Internet
- *Rule 34 | Know Your Meme
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- ページ番号: 5542797
- リビジョン番号: 2855056
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