概要
本車両は全長20m、最高速度110km/hの直流形電車。北越急行ほくほく線で普通・快速列車として使用されている。
製造は新潟トランシス株式会社が担当。
基本1両のみで運行を行うため、車両の両端に運転台を設けている。
地方の電車としては高性能で、その加速は首都圏を走る一般形電車に匹敵する3.0km/h/s。かつてほくほく線内を160km/hで通過していた特急列車「はくたか」のダイヤを崩さないようにするため、のどかな風景の中を時速110km/hで疾走する。その姿は最早各駅停車ではない。
上記のように、両運転台、ハイスペックな走行性能を有するため、車両価格は1両2億円以上と高額である。
2ドアセミクロスシートの0番台のほかに、イベント対応車として全席転換クロスシートの0番台が2両存在する。
さらに2両1ユニット(片運転台)で転換クロスシート装備、デッキ部分にロングシートを備えた100番台も1編成存在する。
これらの転換クロスシートを備えた車両は、プラネタリウムや映像の上映サービスを行う目的でプロジェクターや
DVDプレーヤーなどの装備を施し、土日を中心にシアター・トレイン「ゆめぞら」として運用される(普通列車)。
0番台については経年劣化が目立ってきたため2010年より、リニューアル工事を全般検査に入る車両に対して逐次行っている。その際、車体修繕、主電動機冷却風取入口の車内への移設、搭載機器の更新などが行われ、塗装も変更されている。
2015年3月14日の、北陸新幹線金沢延伸に伴う特急はくたかの廃止に伴い、本形式を使用した超快速「スノーラビット」が越後湯沢~直江津間で1日1往復運行されている。途中停車駅は十日町駅のみで所要時間は上り列車が58分、下り列車は57分。ちなみにこの「スノーラビット」の表定速度は88.6km/h(下り列車)、ほくほく線内の表定速度は99km/hに達するとのこと。確認であるが、HK100形の最高速度は110km/hである。
関連動画
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関連コミュニティ
関連リンク
- 北越急行株式会社(HK100形やゆめぞらの解説ページあり)
- 新潟トランシス株式会社(HK100形の製造会社)
関連項目
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